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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
満州からの引き揚げはほかの漫画家さんも描いてるが、水葬が泣けるなぁ。
あとお父さんが実家に帰るのにみすぼらしい恰好で恥ずかしいから暗くなるまで待ってたとかも泣ける。
紙の本
満州の話が圧巻
2019/05/08 00:13
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投稿者:とも - この投稿者のレビュー一覧を見る
満州の話は他のマンガでも読んだことがあるが、改めて読むと圧巻だった。
また、ちば先生の日常がなんとも可愛いかった。
紙の本
人気作家が貴重な体験をきちんと作品化してくれるのは、ありがたい
2018/05/21 23:09
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちばてつやは、いまや漫画界の大御所。
わたしの世代なら誰でも知ってる『あしたのジョー』のマンガ家。
西宮にゆかりのある『紫電改のタカ』も描いています。
大人向けのゴルフやすもうのマンガも描きました。
18年ぶりに新作を出したのが『ひねもすのたり日記』。
老後の生活を描く身辺雑記風エッセイ漫画ですが、半分以上が幼少期の回想。
すなわち旧「満州国」での生活や引き揚げ体験を詳細に描いた漫画です。
人気作家が貴重な体験をきちんと作品化してくれるのは、ありがたいことです。
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老漫画家の近況と少年時代を振り返るエッセイ漫画。現在のちば氏によるジョーの絵もある。
過酷な体験をしていても丸みがあって温かい絵を描けるのが凄い。
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うわー、ちば先生の新作だーっ、てことで衝動買い。過去と現在の行ったり来たりの日記。肩の力を抜いてすっと読めるけど、「人間って・・・かんたんに死んでしまうんだ」などと時折ずしっとくる。ちば先生、また機会を見つけて一緒にお仕事やりましょう。
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ちばてつや先生の自叙伝的コミック。ラジオで知って購入。
ちば先生が満州からの引揚者だとは知らなかった。
ほんわかタッチの絵だけど終戦から帰国までの過程は過酷。
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手塚治虫文化賞特別賞を獲ったのを知って取り寄せたのではある。受賞理由に功労賞的な文句も入っていたが、やはり受賞した理由の1番は、18年ぶりの新作に審査員一同が驚いたからだろう。4ページの連載なので、マンガエッセイみたいな内容なのだが、本人自ら「私はストーリー漫画家だ」というだけあって、世のエッセイマンガとは一線を画している。時々幕間みたいに脱線を入れながら、見事な半生の記を描いていた。
アシスタントは、最低必要な人数に絞っているのだろう、ちば本人が画面の隅々に気を配っているのがよく分かる。あらゆる登場人物の表情が、心の中まで聞こえそうに微妙に描き分けられているのである。18年のブランクなんて信じられない。むしろ、このペースで描くことによって、ちばてつや最後の代表作になりつつあるのではないか。
家族6人1人も欠けずに満州から帰ることができたのは、確かに奇跡と言っていいのだろう。(幼い作者に見えていなかったので)画面の上には描かれていないが、両親の苦労は如何ばかりだっただろうか。一方、ちばてつやの見る世界は、子どもらしいのんきな世界が続いていたので、ラスト近く、千葉の九十九里浜のおばあちゃんの「あんのこったやーっ」の叫び声に、その見事な表情に、殺られてしまった。たまたま向かい合わせに座る喫茶店で読んでいたのだが、ボロボロボロボロ泣けてしまって、ものすごく恥ずかしかった。
おそらく1年半に一冊の割合で刊行されると思うので、ゆっくりと付き合って行きたい。
2018年5月読了
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80歳を越えたちばてつやが週刊誌に新連載していたことに驚き。80年間を振るかえろうとしている意欲に脱帽。内容にゆるみがs亡く、メッセージとして強い力を持っていることに感嘆。詳しくはブログへどうぞ。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202004160000/
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印刷会社のあった奉天から300km先の葫蘆島港を目指して歩き、葫蘆島港から約5日後、博多港へ。列車で2日かけて東京駅。列車を乗り継ぎ九十九里浜飯岡着。父が駅発の路線バスに乗らず「すまないが、ここはおれが生まれて育ったところだ。こんなみじめな家族の姿を、友だちや…近所の顔見知りに見られたくないんだよ。」と夜中に7-8km歩いて生家へ。夜中にもかかわらず親族が歓喜に湧いて世話を焼いてくれる展開で安心しました。
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墨田区の図書館の《すみだゆかりの人物》コーナーで見かけて気になっていた本です。
ちばてつや氏自身による「千葉徹彌」自叙伝で、第一巻では戦時中に満州で過ごした幼少期のこと、敗戦が告げられ親子6人で命からがら日本に逃げ帰って来るまでが語られます。
実際はもっと悲惨な日々の連続だったのでしょうが、ちば少年の無邪気な子ども目線で語られているため、湧いてきそうになる切なさを何とか抑えることができました。
最近のちば先生の吞気な生活の様子と交互になっているのと、丸みを帯びた絵が当時の社会情勢の暗さを消すのに役立っていると感じます。
ちばてつや氏といえば、私は「あしたのジョー」に夢中になった世代で今も全20巻が本棚にあります。思わず1冊取り出して眺めていたら280円の値段に時代の経過を感じてしまいました。
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まんべんを見て購入。ほんとに全編カラーだー! 豪華!
引き揚げの道中、家族旅行みたいで楽しかったというくだりでうるっとしてしまった。中国から命辛々銚子まで辿り着いて、西瓜食べて深い眠りについたところは、よかった〜よかった〜と胸いっぱいになった。戦争。まだ70年。自分の家族だったらと思うと絶対いや、おなかすいた、って子に常に思わせている生活、気が狂っちゃう。
そんな戦時中エッセイなんだけど、描き出しから時折差し込まれるちばさんのいまの日常がとても可愛い、素直で癒されるの。マイペースな本当愛らしいおじいちゃん(すみません)。仲間の漫画家さんたちもたくさん登場して、名前を添えてエピソードをユーモラスに紡いで、ちばさんのあったかいお人柄が伝わって……2巻も3巻も楽しみ♡
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ちばてつやの18年ぶりの連載漫画。
フルカラーの漫画が美しく、豪華。
80歳でこのクオリティは驚異的。
TVでもこの漫画をかいているところが、特集されていたが
とにかくバイタリティあって元気。
その元気さが漫画からも伝わる。
内容は、過酷な終戦の引き上げの状況だが、
ちばてつやの持つ快活さが、悲壮感持たずに読ませてくれる。
日本に変える為に1年間中国の中を移動し、かなりの人数が亡くなる中、運にも恵まれてちばてつやの家族は帰国する。
他国での敗戦は、本当に大変だったのだなと思う。