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人生で大切なことは全てソニーから学んだ。
ソニーの箇所に、東芝 や パナソニック/松下 や 三菱電機に入れ替えた署名の本を出せるか?
このコロナ禍の中、この様な書名の書籍が出せるのは
電気系メーカーじゃソニーのOB/OGあるいは関係者位だろう。
以前大賀さんが日経に私の履歴書を連載していた。
井深さんや盛田さん、それにカラヤンとの話は興味深かった。最後の掲載の1月31日に自らの人事を公表するなんてかっこよかった。
それ以来のソニー関係者本だ。期待して読ませてもらう。
参考 要約
評論家の大宅壮一氏(故人)が、週刊誌の記事の「日本の企業」に東芝を取り上げ執筆した中で、引き合いに出されたもので、「トランジスタでは、ソニーがトップメーカーであったが、現在ではここでも東芝がトップに立ち、生産高はソニーの2倍半近くに達している。つまり、儲かると分かれば必要な資金をどしどし投じられるところに東芝の強みがあるわけで、何のことはない、ソニーは、東芝のためにモルモット(医学などの実験用動物として使われる)的役割を果たしたことになる」と書いたのだ。
松下電器(現在のパナソニック)の創業者、松下幸之助は、
「うちの商品開発部は品川にある」
と公言していたと言う。
ソニーの本社は品川にあった。
業界ではマネシタ電器と揶揄されるほど露骨にマネをしていたそうです。
松下電器がソニーのマネをして商品を開発したのに、ソニーより売れたのはソニーより強い販売力があったからでした。
だけでなく強い生産技術力があったからだ。
ジェネリック薬品のように商品開発に多額に費用を投じていない松下電器は、ソニーと比べると安価に商品が販売できる。さらにソニーより圧倒的に強い販売網があり、二番手でもトップ以上の収益を上げることができた。
よって社内でイノベーターは疎まれる。
元松下電器の大嶋は
それは企業内でも一緒で、イノベーターはリスペクトされません。
という様なことを何かに書いていた。
よって出る杭は、トコトン打たれて打ち込まれる。
しかし二番手商法なんぞは過去も過去。
勝手はライバルだった松下電器現在パナソニックから
人生で大切なことは全てパナソニックから学んだ。
何て書籍は出るだろうか?
品質の改ざん方法は全て三菱電機から学んだ
も案外売れるかも。
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たしかに、今の時代に大切なものが多分に含まれていると感じる。
知好楽。知識があると好きになり、好きになると楽しくなる。
SONYはエンジニアのものだ。エンジニアが情熱を持って楽しく仕事ができると、高パフォーマンスをのこす。いい製品が生まれ、売上が上がり利益が出る。すると株価があがり株主が喜ぶ。
社内に垣根を作らず対等で自由に意見を作れるようにする。さん付け文化やオフサイトミーティングなど。
会社を潰すのは品質と在庫だ。
一人では何もできないが、一人が動かなければ何事も始まらない。
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人生で「働くこと」とは、どれだけ大きな影響なのかと思う。真剣に人生を懸けた時間は決して無駄ではない。
働くことを通じて、確実に人生が豊かになった。
さらに言えば、人間としても成長できたと感じている。
もし自分の人生で仕事がなかったら、どういう大人になっていたのだろうか。
今の社会では仕事をすることが当たり前であるが、そんな暮らしは産業革命以後の文明が確立されて以降の話だろう。
それまでの生活は、基本的に自分たちが食べるために働くことで、ほとんどの人が農業を営んでいた。
当時は、人と接し会話して何かの価値を生み出す、ということはほとんどなかったはずだ。
そう考えると、人類史の中で「働くこと」の意義は相当に変化したと言える。
確かに目的が「食べるために働く」「お金儲け」であることも否定はしない。
実際にはほとんどの人たちが、これらの目的のために日々働いているのだろう。
しかしながら、本当にそれだけが目的なのか?と問うと自ずと違った答えが見えてくる。
「働くことがお金儲けだけではない」という世界も、現実的には存在する。
相当に恵まれた人なのかもしれないが、働くことがお金や生活を支える以上の意味を与えてくれていると感じるのだ。
どういう仕事をするか。そしてそこで誰と出会うか。
それらの感じ方次第で、自分の人生が豊かになるかどうかを計れるというのは実に不思議なものだ。
一般の人と比較したら、著者は相当に恵まれた経験をしていると言えるだろう。
もちろん本人の努力もあると思うし、運も良かったのかもしれない。
私自身は自慢できる経歴は何もないが、それでも会社の中で様々な仕事をして、色々な人と出会って心が豊かになったと感じているのは事実だ。
だから要は気の持ちようということになるのだが、こういうマインドセットを出来るか出来ないかは非常に大きいと思う。
これからの時代は、一つの会社だけで一生を過ごすことはほとんどないだろう。
会社だけでなく、一つの仕事だけで一生を過ごすということも少ないだろう。
変化する社会の中で自分自身もアップデートしていく必要があるのだが、年齢を重ねた時にその状況を楽しめるようになることが大切だと思うのだ。
ついつい歳を取ると変化を恐れてしまう。
同じ場所に留まっていたくなるし、交友関係も決まった人だけになりがちだ。
異なる人との出会いは、それだけで人生を豊かにする。
気の合わない人もいるだろうし、時には価値観の違いにガッカリすることもあるだろう。
それでも「そういう人もいるのか」「そういう考え方もあるのか」と一歩引いて冷静に見るだけで、自分自身の人間性が一段階上に上がったように感じるのだから不思議なものだ。
知識を探求し続け、視野を出来るだけ広げることが何よりも大切なのだと思う。
そういう意識でいることがまずは大事。
一つの会社から教われることもあるかもしれないが、結局は自分自身が何を学ぶかだ。
会社をきっかけとして様々な仕事と出会い、様々な人たちと出会えること��人生が豊かになる。
今は会社がそういう手助けをするのも限界があるのかもしれない。
これだけ個人でも手軽に遠くの人と繋がれる時代だ。
自ら一歩を踏み出すだけで、新しい世界が開けるはずなのだ。
勇気のいる大きな一歩である必要はない。
ほんの小さな1クリックだけで世界観が変わる可能性があるのだ。
そう考えれば、小さく縮こまる必要もない。
前を向いて、さらに遠くを見て、自分自身の成長を願えばそれでよいのだと思う。
これからは特に「正解がない時代」に突入していく。
様々な価値観に触れて、自分の視野を広げることなしに、その時の最適解を見つけ出すことはできない。
本書を読んでそんなことを感じたのだ。
(2023/1/10)
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タイトルは著者の人生に対する感想であり、読者には何の関係もない。つまり読者にとっては興味のない話。
SONY創業者である井深大、盛田昭夫らについてのまとめがあるが、他の数々の本で語り尽くされたことの繰り返し。
また著者が海外出張したときの話など、どうでもいい話の連続。何か得るものもない本だった。
紙質は良い。
読了50分