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傑作だという噂を聞いて図書館で借り受けたんだけど、なんか表紙が違う。よく見たら「キミノベル」というポプラ社の別レーベルらしい。目次を見たら以前と同じだったので、「ま、いいか」と思い読み始める。でもどうやら年少用に、エピソードが削られているようだ。
この本を読んで改めて思ったのは、私はやはり犬は飼うまい。という事。責任が持てないからである。猫も多分難しい。コラムが3つ付け加わっている。①動物愛護法のはなし②殺処分0への道③動物と暮らすまえに考えること‥‥此処に「今は飼わないと決めることも、動物を守る行動のひとつなのです」と書いている。小学生の頃は、獣医にペットを診せるなんて考えもしなかったけど、でも考えたらそれが当たり前であり、お金も時間も知識そして愛情もそれだけ必要なのである。
動物愛護法では、「殺す」「虐待」はもちろんのこと、動物をすてる、ネグレクトすることも「一年以下の懲役または100万円以下の罰金」とは知らなかった。
初版出版より10年後の発行なので、犬部創設者太田さんや、二代目代表池田さん、3代目大山さん、アズキ飼い主渡邉さん、ブチ郎飼い主市川さんのその後の状況も書かれています。大山さんは尾道市で「ねこのみち」という保護猫カフェを運営しているそう。一度行ってみたい。