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召し上がれ、致死量の謎。鬼才が腕を振るう、5つの“美味しい"本格ミステリー。嫌悪か、恐怖か、悦楽か――脳を揺さぶる白井智之ワールド!
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たぶん、私はこの作者さんとは合わない…。
いや、話の組み立てとかすごいなぁと仕切りに感心してしまうのだけれど、生理的に無理。
まあ、裏を返せば生理的に無理と思わせるだけの筆力があるからな訳で。
しかし、無理。
他の作品も読むつもり満々だけれど、多分どれ読んでも無理ーって言いながら読むだろうなと予想できてしまうくらいには無理。
でも読もうと思わせられるすごい作者。
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グロテスクで汚く、ぶっ飛びつつ推理は本格、という趣の作品集。吐瀉物だらけの描写にげっそりもするけど、面白かった。ゾクゾクしたのは「隣の女」。
探偵役の人物が推理シーンになると急に冷静になってしまうのが惜しいかもしれない。
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召し上がれ、致死量の謎。鬼才が腕を振るう、5つの“美味しい"本格ミステリー。嫌悪か、恐怖か、悦楽か――脳を揺さぶる白井智之ワールド!(アマゾン紹介文)
グルメ探偵が消えた
げろがげり、げりがげろ
隣の部屋の女
ちびまんとジャンボ
ディティクティブ・オーバードーズ
列記されている感情の中から選ぶなら、嫌悪が一番強いかなぁ。ギャグよりのグロテスクさに結構ゲンナリ。
主題のミステリはちゃんとミステリしているんだろうけど、設定がぶっ飛びすぎていて頭に入ってこなかった。
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癖の強すぎるミステリ短編集。とにかくえぐい。グロい。血みどろスプラッタは平気、というよりむしろ好きなのですが。吐瀉物関係はちょっと……(苦笑)。本格ミステリ度がかなり高くて驚かされたのですが、これは人にお薦めしにくいですよ。体調のいい時しか読むのはしんどい作品。確実に気持ち悪くなります。ミステリレベルの高さでも帳消しにできるレベルではない、かも。しかし悔しいことに、気持ち悪い要素のもろもろがミステリの論理に結びついちゃってるので、切り離せないんですよね。
お気に入りは……いや、お気に入りというのもなんか嫌なんだけど。「げろがげり、げりがげろ」が見事でした。タイトルは酷い。〇と〇が逆転してしまった異世界。何ですかそれは。もう常識を何もかも飛び越えた展開と、とんでもなく美しい論理。物語の結末も、あまりに美しく印象的でした。でも物語自体には気持ち悪さしかないんですが……。
「ちびまんとジャンボ」も凄いんだけれど。なぜフナムシ、ってのでまず悶絶。一番気持ち悪い作品です(遠い目)。でもこの動機が一番衝撃的でやられました。ああもう無理。気持ち悪すぎる。
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満腹になると推理が冴え渡る探偵アレックスが、ある日突然、母親とともに姿を消した。3カ月後、アレックスの元助手で小説家のティムは、パブでギャングの親玉ホルヘを見かける。かつてアレックスとティムは、アフリカでホルヘの怒りを買い、九死に一生を得ていた。アレックスを攫ったのはホルヘなのか?(「グルメ探偵が消えた」) 嫌悪か、恐怖か、悦楽か――脳を揺さぶる白井智之ワールド! 5つの美味しい本格ミステリー。
一本目の「グルメ探偵が消えた」からの二本目「げろがげり、げりがげろ」の落差が酷い。
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とにかく汚くて好き。汚い。本当に汚い。
汚い、といった後にこう書くのはなんだけど、文章は繊細でリズムもいいからさすがプロだなあと感心してしまう。
ただ、『少女を殺す100の方法』くらいぶっとんでてほしかったかなあ。
死体解体とか、フナムシの早食いとか、ゲロはきまくりとか、相変わらず最高に最低だったけど、個人的にはちょっと火力不足な気がした。もっとやれるよこの作者は。
そんなわけでお次は
ミステリー要素うすめ、グロ強め
の作品を期待したい。
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「食」に関するミステリー短編集。
もちろん、普通のお食事ではありませんでした。
・グルメ探偵が消えた
・げろがげり、げりがげろ
・隣の部屋の女
・ちびまんとジャンボ
・ディティクティブ・オーバードーズ
目次を見るだけで一目瞭然ですね。笑
とんでもなく汚くて下品で残虐で、でもちゃんと推理小説です。
突拍子もない展開で先が全く読めないので、どんどん読んじゃいます。
万人受けしなそうですが、私は好きです。
食事中以外の息抜きに最適です。
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ミステリの過剰摂取?致死量の謎?過剰摂取上等!と思いつつ読み始めたが、グロくてもさすが白井作品、ロジックしっかり♪と思ったのは一話目だけ。エログロに相当強いはずの私でも、2話目以降のゲテ物食いと嘔吐には申し訳ないがミステリの楽しみよりも嫌悪感が勝ってしまい、かなり苦痛な読書となった(それでも読むのだが)。最終話の「ディティクティブ・オーバードーズ」が期待以上のロジックで一番好み。だが一筋縄でいかないので理解するために何度か読み返し…読後はヘロヘロ。勿論さすがの白井作品なのだが、今回は私には過剰だった。
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くせが強い作風だと理解した上で手にとったのだが…ノンシリーズの短編集であるせいか、毎回趣向の違うグロさエグさがでてくるので途中から辛くなってしまった。
また、最終話の論理パズル風解決の難易度が高すぎて、一読しただけではよくわからず再読しても自分には理解できるか怪しそうだったので諦めた。
次回作は論理パズルではない、もっとわかりやすいロジックが出てくるものを希望したい。
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今回も清々しいくらいのエログロ設定ミステリー短編集!どうしてこんな設定思いつくのかっていう話ばかりで本当に感心。それでいての推理が論理的なのがすごすぎる。
「げろがげり、げりがげろ」(このタイトルも相当…)や「ディティクティブ・オーバードーズ」の解き筋好き。
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ミステリのオーバードーズというよりは、オーバードーズしたときにみる夢の中のようなミステリ。総じて刺激が強い。
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汚いかグロいかの描写が多いのは作風なのかな?
個人的にはグロいのは大丈夫だけど汚いのはちょっと勘弁…だったけど、最後にそう来たかーと思う展開は面白かったです。
特にグルメ探偵が消えたは最初に読んだからかインパクトが大きくて好き。
逆に最後のディティクティブ・オーバードーズは終わりの意味がわからなくて⁇でした。亜空間に飛び込んだってどういう意味なんでしょう?
各話に繋がりはないけど、枢木くるみの動画が後の話でちらっと出てきたりするサービス?はありました。
この本に出てくる女性は全体的に性格がぶっとんでいるのですが、くるみは真っ直ぐに廣田を見つめて話すところがなんか良いなと思いました。
本格推理ではあるんでしょうけど…かなり尖った人を選ぶ短編集です。
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多分「食」繋がりの5編のノンシリーズ短編集。最初の「グルメ探偵が消えた」(これが一番好きだ。ちょっとした会話の伏線とか最後の絶望感とか)が普通の現代を舞台にしていたので万人向けなのね白井さん、と思っていたら次の異世界転生殺人事件「げろがげり、げりがげろ」でやっぱり白井さんだなと思い知らされる。口と肛門が逆転するえげつない設定で何故仕掛けが綺麗に決まるのか。それ以降もフナムシ大食いだの死体処分のための人食だのと眉寄りまくりな設定が全開だけど感覚が麻痺してるのか仕掛けは何処だ?とじっくり下品描写を読んでしまう。またあるんだよなここに。しかし最後の「ディティクティブ・オーバードーズ」の手記内容はついていけなかった。無茶だあんな仕掛け(褒めてます)
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残虐で下品な「食」にまつわるミステリー短編集。さすが白井さん。濃くてえげつないものばかり。二話目の『げろがげり げりがげろ』はタイトルからヤバそうだなぁと思いましたが、やっぱり期待を裏切らないヤバさだった。
面白かったけど、たぶん万人受けはしないと思う…。