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表紙の女性綺麗ですね。誰でしょうか…。漢の悪党王莽がはじける巻です。結構間抜けなおっさんなので個人的に好きです。
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武帝の黄金期を中心に後漢末までを描いた巻で司馬遷が登場する巻です。個人的には『史記』が好きなのでここがクライマックスです。この時代以降は興味があったり、なかったりです。
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項羽と劉邦のところはかなりハマリました。そこのところだけ後で読み返したりするくらい、私はエンジョイいたしました。
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ここからが、なかなか小説ではお目にかかれない時代となるのではないか?
史記も前漢の武帝までだし。
三国志の時代はともかく、王莽の新や後漢の話は興味深かった。
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前漢の武帝即位から150年を経て途中、新をはさんで後漢へと歴史は流れる。北の匈奴の脅威を貢物を納めることでなんとかやり過ごし、一転後漢時代には匈奴の内紛を逆手に取り、南匈奴を配下に収めるなど漢の時代は平和なときをむかえる。
他国の侵略に怯えることはなくなったものの、争いは身内から起こる。不幸なのは才覚の無い皇帝を上にいただくことだ。まわりの側近たちの力が増大し、漢は足元から崩れることになる。波乱含みの混乱の時代はいよいよ三国志へとつづく。
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この巻では武帝がもたらした前漢の全盛期から同じ武帝末期の失政とそれに端を発する前漢の衰退と滅亡。 続く王莽の時代、さらには後漢の成立と外戚・宦官の横暴によるその衰退。 そしてそんな中で発生した黄巾の乱とそれが契機となった群雄の登場までがカバーされています。 要するに最後の方であの超有名な「三国志」の登場人物たちが少しずつ顔を見せ始めます。
「三国志」(「三国志縁起」をベースにした物語集というべきか)だけはそこそこ読んできた KiKi ですが、その三国志の時代に至るスッタモンダをあらためて知ることができたという意味ではかなり貴重な読書体験になりました。 これだけ乱れに乱れていたら、そりゃあ弱肉強食、群雄割拠の時代が訪れるには十分すぎるほどの時代背景だよなぁ・・・・・と。 と同時に、このシリーズを読了したら早速着手しようと準備している「北方謙三 史記・武帝記」の読書へは大きなモチベーションとなる1冊でした。
個人的には登場人物が多い上に長い年月のことが書かれている物語のため、人物の掘り下げが浅すぎて感情移入をすることができないのがチト痛い・・・・・。 と同時に、どちらかと言えば週刊誌的な醜聞の連続に少々食傷気味・・・・・。 なんせエピソードの大半は皇帝やその周辺の人々のスキャンダルに次ぐスキャンダルなんですから。 しかも一般的日本人の感覚からするとエグイと言うか何と言うか・・・・・。 とにかく誰も彼もが「Last Man(Woman) Standing」というただそれだけの価値観で動いているようで、とてもじゃないけどこの人たちとはお友達にはなれそうにないわと感じちゃいます。 ま、そう感じる時点で KiKi には古代中国の高貴な人々の仲間入りができる資質がないとも言えちゃうわけですが・・・・・・ ^^;
それにしてもこの時代、中国が西に北にと拡大していく様子がよくわかる時代ですねぇ。 国が膨張をすることにより得られる豊かさもある反面、暗愚な君主を抱いていては手におえない問題が多発すること、そしてその内憂により一見華やかで安定した社会のように見えていた世界・価値観が破綻していく様がよく描かれているなぁと感じました。
さてシリーズ後半戦に突入です。 前半は「三国志」の時代と重なるわけですが、「三国志演義」をベースにした物語に慣れ親しんでいる KiKi にとってどんな驚きやら新発見、新しい視点が出てくるのか楽しみです。
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時代は前漢の終盤から王莽の時代へ、そして後漢の光武帝へ。王莽の遠大な計画により、よく出来た人と思わせて大歓迎のうちに皇帝になったとは驚きだし、光武帝は何とグズで優柔不断なため、皇帝になりたくなかったが、死にたくなかっただけのために皇帝になってしまった皇帝がいたとは!滑稽とも言え、光武帝のイメージダウンも甚だしい。このような後漢だったので、乱れも早かったようだ。幼帝と皇后・皇太后の一族、そして宦官たちの跋扈の時代は醜い繰り返しの歴史だ。董卓・呂布、袁紹、曹操らが登場し、いよいよ三国志のクライマックスへ向かう。
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漢の繁栄、前漢から後漢、漢朝の没落と黄巾の乱から有名な三国志の物語へ。
三国志の物語にもそれ以前の国政の状況が前提にあり、歴史上の逸話などもつながりが理解できた。うれしい。
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時代は漢から三国志の時代へ。
語り口としては、日本の昔語で、牛若丸や弁慶の話をしたり、戦国武将の話をしたりするのに似ているように感じる。
正確なことを伝えるわけではないが、巷間に伝わるエピソードを楽しむことができる。