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図書館で借りました。
歴史小説。戦国時代。織田信長に対抗している、鈴木孫市ひきいる紀州雑賀鉄砲衆。
その息子小源太が主役。
信長に抵抗し、信長はそのうちに死去し、豊臣に蹂躙され、そして豊臣方へと組み込まれる。
一族のために、豊臣の人質となる小源太。
朝鮮出兵にも参加。
しかしその間に、最愛の恋人、かや姫が秀吉の目にとまってしまい、かや姫は小源太との愛を貫くために自害。
それを聞いた小源太は、日本へは帰らず、朝鮮へと寝返る。
読みにくいのは、方言だからばかりではないと思う。昔の資料をそのまま載せているから、よけいわかりにくい。
資料本としてはいいのかもしれない。戦国、堺を中心に、信長、秀吉あたりの時代の。
最初は「我が妹として可愛がる」はずだったのに、二年離れて大人っぽくなってしまっていたかや姫と再会してしまったら、恋人になってしまった。
きっと、戦争がなかったら「兄妹」になっちゃったんだろうな、この小源太の性格では。かや姫が小源太に関しては「押せ押せ」な性格(笑)