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連続レイプ犯の心理状態と被害者の行動をリアルに描いています。
レイプ犯が主人公?主人公の浅はかさに辟易し、ちっとも同情できなかったので★三つで。
医者の割には頭が悪いんだな、とか、男ってどうしようもないなと思いました。
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めちゃめちゃ面白かったです!人間の観察眼がすごいと思う。医師が犯罪にいたる経緯も、被害者が憎しみからする行動も、人間の悪感情の描写にひきこまれる。最終章、登場人物たちのふっきれ感が痛快かつ爽快でした!
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終わりが気に入らない!!
それにつきます。
なぜこんな重苦しいテーマにあの軽~い終わりなのか。
不快極まりない犯罪シーンに耐えた読者にそんな子供だましなご褒美でいいのか!?
まあ、文句言ったものの結構引き込まれて読みましたがね。。。
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非道な行為をする人間も小説家の前では一生活者である。暮らしがあり嫉妬があり趣味がある。分かり合えない人間なのは罪を犯さない人間も加えて、この世のすべて全員だ。その愕然とする事実を小説家は引き受けなければいけない。
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続きが知りたくて、どんどん読む速度が上がり、一気読みした。被害者達の事を書いた章では、胸が痛む程辛かった。川辺をあそこまでの凶行に走らせたのは、周りの環境にもあるので、最後、妻カオルとどうなったのか、もっと知りたかった。妻カオルにも、ガツンとなって欲しかったが、敢えて描かないのは、それが現実なのかと思った。
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妻が浮気をしていると知った開業医の川辺。
妻への嫉妬が、彼を邪悪な道へと誘う。
医者という立場を悪用した昏睡レイプだ。
被害者となった女性たちの怒りは繋がり、川辺へと向かっていく。
2016.10.23
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事前にチラ見した評価があまり良くなかったけど、私はおもしろかった。
久々に桐野サンらしい作品という感じ。
人間のいやらしさとか欲深さとかそういうドロドロしたのはやっぱり上手い。
若宮伸吾のすぐ役に重ねちゃうとことかマジでウケた。
ただタイトルが緑の毒なのか、、そこはイマイチわからんかった。
なぜに緑?
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暗い、とにかく暗い。登場人物達の設定も、救われる設定は全くない。暗い立場が暗い関係を設定し、そこからまた暗闇に落ちていく、そんな流れ。その犯罪性は正当化されるものでも明るく書くものではないとは思うけど、その暗さが犯罪や異様な関係性を生み出すかのようなストーリー展開はやるせない、そんな読後感。
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被害者の怨恨深い感情がドロドロ書かれていることに期待し過ぎたか…。強姦の怖さは伝わるが、終わり方がこんなに穏やかでいいのかと疑問。被害者達のその後が知りたいと思った。
登場人物が殆ど恋愛体質か変わり者で、凡人ではない印象を受けた。話が軽薄に感じられたのはそのせいか否か。
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妻の不倫への苛立ちから連続レイプ魔に変貌する開業医
桐野夏生の救いようのない話が好きで手に取ったが、心の動きがあまり丁寧に描かれておらずエンディングも腑に落ちず。
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誰かにフォーカスしてもうちょい掘り下げていただけたらなぁと。
川辺の闇も深いようで浅い感じで、なんとなく尻すぼみ感が。
んうー
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開業医で、妻は勤務医の川辺。
スタンガンとセレネース(注)を使い水曜日の夜に昏睡レイプを繰り返す。
それぞれの関係者について書かれている部分は面白かったけれど、ラストはあっさり終わってしまったのが残念。
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どんな感情に仕分ければ良いのだろう。
男に襲われた女性たちの悲劇を、興味深く読めば良いのだろうか。書いているのも女流作家。だからと言って被害者の本質を正確に投射できているのだろうか。正直に言うと、技巧を凝らした勧善懲悪モノとしてエンターテイメント調に描かれているものの、男女の不倫や事件を少し軽率に扱い過ぎではないのだろうか。少女漫画によくある人間関係の歪みが織り成す闇と、その闇に魅了された読者の視聴率稼ぎ。イヤミスというジャンルはそんな人間の欲望を知りながら、嘲笑と共に生まれてきたのだろう。しかし、人間ドラマとしてこうした一面がある事を潔癖に拒絶してはならない。多様性を受け容れ事が成熟であり、共感性を増やす事が読書の意味なのだろうから。
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胸糞悪い話。医者が寝てる一人暮らしの女性の部屋に忍び込んでレイプするという、恐ろしい話、、、でも妙にリアリティがあったなんとも言えない。
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開業医の川辺は、同じ医者の妻カオルが救急医の玉木と不倫をする水曜の夜に、一人暮らしの女を狙ってレイプを繰り返す卑劣な犯罪者であった。被害者の女達は徐々にネットの掲示板に集まり出し数少ない犯人の手掛かりを集め、川辺を追い込んでいく。 いつもは多少犯人にもやむにやまれない事情のようなものもありそれが犯人を魅力的に見せていることもあるが、この川辺は本当に最高に気持ち悪かった。特に服装に執着する点とか相手の着ているものを瞬時に「あれはどこの今シーズンのものだ」とかわかるのが超気持ち悪かった。