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歯切れのいい藤井邦夫のお話しです。
知らぬが半兵衛と秋山久蔵のシリーズは 同じ舞台で動いています。
周りの人物も一緒です。
久しぶりに読んでも すぐその世界に入れます。
周りの人たちも みんな好きです。
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藤井邦夫「偽坊主」、新・知らぬが半兵衛手控帖シリーズ№13、2021.6発行。偽坊主、三毛猫、秘伝薬、甚振る(いたぶる)の4話。今回はどれも切ない男(女)の物語。辛い話ばかりでしたが、三毛猫はちょっと溜飲を下げることができました。秘伝薬は本当にやるせないです。
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2021.10.09.読了
やっぱり白縫半兵衛さん好きだわ
悪い人がちゃんと罰せられる、
読んでてスカッとする。
偽坊主
ちょっとほろ苦い終わり方でした。
蒼念の気持ちもわかるが、
由衣の気持ちもわかるなあ。
内藤蒼三郎として生きていくのか、
蒼念として生きていくのか。
三毛猫
扇子売りの平十として、幸せに暮らしてほしいね
秘伝薬
なんとも切ない話。
夫婦2人ともお互いのことを思ってね。
甚振る
なんだかなぁ、終わり方はよかったけど。
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第十三弾
金貸しに許嫁を取られた武士は托鉢で探すが、縛られて旗本の婿養子は、悪徳医師秘伝薬の正体は、背後に悲しき夫婦愛が、下っ引の音次郎の幼馴染の秘密は、以上四話の短編集
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内容(ブックデータベースより)
神田から下谷、浅草界隈の質屋や金貸しの店先に、御布施を貰うまで経を読み続ける托鉢坊主が出没していた。
怒鳴られ突き飛ばされ、水を掛けられても読経をやめようとしない托鉢坊主の狙いは一体何なのか?
南町奉行所臨時廻り同心の白縫半兵衛は、密かにその坊主のあとを追い始めるが……。
書き下ろし人気シリーズ第十三弾。
令和4年2月21日~24日
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4話からなる。
シリーズなのに、何処から読んでも、良いのが、この本の特長なのか、そして、1話ずつ解決していくところ。
勧善懲悪が、しっかりしている所が、好きである。
やはり、悪者がのさばる世界は、どうも好きになれない。
それなのに、どうしても、悪に引き込まれそうになり、犯罪を犯した者に、目こぼしする所も・・・・
しかし、「偽坊主」やはり、愛した人を置いて修行に行き、その期間に、自分の思いが、遠くに離れてしまったら、・・・・托鉢坊主の旅立ちは、その後どうなるのだろう。
「三毛猫」部屋住みから支度金目当ての婿養子になり、そして、43歳、長男も元服し、もう、自分の役目を終えてしまった。
そして、絵師になりたい思いを、・・・扇子売りの平十に。
「秘伝薬」夫も、妻も、どちらも仲がいいのに・・・
妻の「亭主を殺して来ました」と、自身番に・・・それなのに、夫の死体は、消えていた!と言う事で、読む方もどうなるのだろうか?と、読み進んで行く。
話は、業突く張りの医者の悪だくみ。
哀しいかな、「高瀬舟」のような、病気の辛さを少しでも、刺せないように・・・と、思う愛情が、・・・
そして、刺したものが咎にならないように、最後の力を振り絞り、川へと、身を投げた夫。
残されて、妻は、どう過ごすのだろう。
「甚振る」この字を「いたぶる」とは、読めなかった。
やはり、この時代も、イジメがあり、殺し屋を雇わないいけない程追い詰められていた。
目付と評定所が、どう裁決したのかを知りたい思いになった。
双子でも、昔は忌み嫌われていたらしいけど、住む場所が違ったら、やはり性格も違ってくるのだろうか?なんて、夜寝る間に読もうと、思いつつも、のめり込んで、読んでしまった。(笑)