紙の本
死んだ後の場所
2020/09/18 20:52
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投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作の登場人物達のその後と、死に向かい訪ねてくる人達のそれぞれの物語。連続してはいるけど、それぞれが短編の完結型なので読みやすかった。2から登場したキクさんがいい味を出している。ノエが暗だとすればキクは明なイメージ。そして男性二人はそれを見守る姿が優しすぎる…。ピリピリしている時にはすごくお勧めな物語達です。死んだ後にこんな素敵な場所があればいいのに…。
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
単体でも読めるんだろうが、やはり順番に読んだ方がいいんだろうな。食堂つばめの面々たちの話は。
普通に生き返り率高いよな、あたたかい話か。
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今回「食」そのものにすごくおぉ~と思ったところはなかったんだけど、生き返ることを選択しない人もいる。というのが新たな一面でした。
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「生きる」ということと「食べる」ということがセットになった、心温まる短編集です。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「食堂つばめ」は、どんなメニューでも作ってくれる、ちょっと不思議な料理店。生と死の境目にある街にやってきた人たちのために、料理人ノエは今日も腕をふるっています。料理を食べた人が大切な誰かのもとに戻れるよう、願いをこめながら…。妻オリジナルレシピ・つゆだく肉じゃが、老舗洋食屋のマカロニグラタン、おばあちゃんが毎年作ってくれたかき餅などなど、大切な人と味わったあの味が思い出とともにじんわりと心に沁みてくる、大好評「食堂つばめ」シリーズ、待望の第二弾!
矢崎ありみさんの小説では「ぶたぶたシリーズ」が一番好きですが、今回読んだ「食堂つばめ」は、「ぶたぶたシリーズ」にも通じる温かさがあります。
前作では、臨死体験をした男性が主人公で、“食堂つばめ”で料理を作る美しい女性料理人ノエさんを巡るやりとりが綴られていました。続編は食堂つばめにやってくる人々が主人公。それぞれの事情を抱えながら「生きる」ということを考えます。
人々が迷い込む不思議な町は、あの世とこの世をつなぐ町。迷いこんだ人々は、何かに突き動かされるように「ある方向」へ進んで行きますが、そこで食堂つばめを知り、食事を味わうことによって「生きる」ということを考えていきます。
4つの物語それぞれ独立して語られていますが、どの物語も優しさに包まれていて、読み終わった時に心がとても温かくなる物語ばかりです。
「休日にゆっくりと心安らぐ物語を読みたいな」と思っている方にもオススメですし、「生きる」ということをきちんと考えて欲しい中高生にもぜひ読んでもらいたい一冊です。
矢崎ありみさんの書かれる物語には思わず食べたくなる食事が出てきますが、今回の「食堂つばめ2」もそういう食事がたくさん出てきました。美味しい物は心を温かくしてくれますし、生きる気力を与えてくれるんだなと改めてそう思いました。
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豚ひき肉のつゆだく肉じゃが、クリームがかかった珈琲ゼリー、熱々のマカロニグラタン、しょうゆをかけただけの揚げ餅と、おいしそうな食べ物が登場。
生と死の境目にある食堂つばめは、生き返れるよう、その人にとって懐かしい料理を提供する。
しかし、年齢的なものもあって、82歳の男性はそのまま・・・
余りないパターン?!
今回は連作短編集ですが、プロローグとエピソードがあります。なぜだろう・・・
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食堂つばめ二作目。矢崎さんの作品はぶたぶたシリーズとつばめシリーズしか読んだことはないが、食専門なのか。食に貪欲な人が苦手な私には主人公らがあまり好きになれず、ほとんど惰性で読んでいる。
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食堂つばめシリーズ第二段。前作より、こっちの方が良かったな。中でも、三話目の待ち合わせの話が良かった。
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20140110
読むペース戻ってきたかな。
軽い内容だからこれくらいかな。
指輪のこと、奥さんが言うシーンに不覚にもジーンときたなぁ。
いつから、プロポーズの場所は素敵なレストランになったのかな。あんなに人がいるところで、逆にすごいよね。
熱々のマカロニグラタン
バスケットいっぱいのお弁当
揚げたてのお餅に醤油をかける
なんで、食べ物の表現はこんなに幸せなのかな。
最近は本当に死にたくないなぁて思う。それが普通??家族が出来たからかな。
前よりもずっと、その気持ちが強くなる。
死にたい、てゆうより、消えたいなぁて思ったり
本当に消えちゃいそうで
自分が消えても誰にも気づいてもらえないような気がして、それも恐かった気がする。
大事な家族に何かあったりするのは本当に嫌だな。何があっても守りたいて、今は思う。
死にたくないけど、それは大事な人が無事な前提。
ずっと一緒にいたいし、なんなら生まれ変わっても一緒にいたい。
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シリーズ2作目。
1作目よりこちらの方が良かった。
特に第3話「最後の待ち合わせ」が好き。とても素敵な夫婦。
さくっと短時間で読め、ほんわかできる一冊。マカロニグラタン、食べたくなった。
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「 死ぬことは逃げ場ではないのよ」
ノエさんのこの言葉にドキッとした。
強くて厳しい言葉だと思った。
こう言い切るノエさんの目を見つめ返すことが私に出来るだろうか?
2巻の食堂つばめもやっぱり優しかった。
死ぬ気で生きるなんて、言うほど簡単じゃないよ。
でも心から望んでいることは、それがどんなに困難なことでも、そうしようと決めた時に力がわいてくるものなんだ。
それを基準にしたらもっと迷いがなくなるかも、なんて思う。
いつも自信を持って生きていられるわけじゃない。
逃げたくなった時には逃げるんじゃなくて進め!
ノエさんのそんな言葉が聞こえてくる。
力強く踏み出せる方向があなたの心の向いている方向だよ、と。
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前は秀晴さんの話だけだったけど、今回は短編集というような感じ。相変わらず全部がおいしそう。
ノエさんがいつかりょうさんのことを思い出してくれたらいいなあ。
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生と死の境目の街にある食堂つばめシリーズ第二巻。
料理人ノエは訪れた人が大切な人の元に戻れるよう今日も腕をふるう。
ぶたぶたシリーズとともにお腹が空くお話。
こんな食堂があったら行って見たいようなちょっと怖いような。
1巻から続けて読まないとノエの存在がよくわからないかもしれない。
ぜひとも順番に、そして空腹時を避けてお読みください。
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いい話。一気に読んだ。
前作の、謎に満ちた雰囲気はないけれども。
納得して、戻らないことを選ぶ『最後の待ち合わせ』が良かったです。
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肉じゃがはお袋の味というより、家の味だと思う
肉じゃが食べたい
おいしいサンドイッチも、マカロニグラタンも食べたい
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1作めを読んだときは、不思議な雰囲気だな、と思いましたが、ぶたぶたを読んだ後に読むと、児童書なのか、と納得しました。
この作家さんに限らず、会話の羅列と、本人の心の中のつっこみだけで表現する方法(ライトノベル的な手法)が好きじゃないので、もういいかな、と思った。