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度々大変な事態が発生したり、そこそこ重い背景が見えたりする本作なのだけど、それが大事になったりせずにローレンやセシリアがそれをきちんと受け止められるのは、二人や二人の周囲にわだかまる雰囲気がとても優しく温かいものだからなんだろうなぁ、なんて事を45話を見て思ってしまった
アベルがあの二人の傍に居てしまうのってそういう理由もあるんだろうなぁ…
遂に明かされる占い師メルの正体。それは怪しいものでも何でも無く、聖女の周囲によく集ってくるようないわゆる事情持ちの方でしたか
そういった事情があるならもっと早い段階からセシリア達と関わってもいいじゃないかと思ってしまいそうになるけれど、メルはいわば聖女が当たり前のように受け入れられる貴重な街の恩恵を受ける側だったということなのだろうね
だからセシリアに積極的に関わって騒動の渦中に飛び込むのではなく、あくまでもセシリアやローレンを見守る側に徹していたのか
そして記念すべき50話で描かれる普通のデートみたいな空気を醸し出すローレンとセシリア
その生来の鈍感さと巡りの悪さから恋人らしい空気感になれない事が多い二人だけど、一方で何も恋人っぽい遣り取りでなくてもこの二人は充分に満足できているように見えてしまうくらい幸せそうなんだよなぁ
それでも最後には恋人のように手を繋いだ二人は文句の付けようが無いほどに幸せそうでしたね。いい加減にくっついてしまえばいいのに(笑)