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電子書籍
老い先の見えた世代のための本?
2022/03/31 00:21
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:忍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
投資に関しては素人であるが、「投資」と名の付く書籍としてはかなり異色の存在ではないかと思う。なにせ基本的なスタンスが、投資をしてもダメ、現金か流動性の高い貯金をしなさいという内容になっている。
確かに、100%確実な投資はありえず、株価が全く変わらなくても、手数料だけは取られていく、というのは事実ではあるが、長い目で見れば世界は発展していくという、将来に対する楽観主義が投資というもののベースになっている。だから、例として挙げられているデメリットには、かなり偏りがあり、メリットのことが完全に無視されている。
では、なぜこのような偏った内容の本が世に出るのかと考えてみたところ、この著者のターゲット層は退職して年金暮らしをしている人をメインにしているのではないかと思い至った。
つまり、わずかな年金と蓄えた貯金を取り崩しながら生活している人にとっては、長い目で見て投資できるような残り時間はなく、将来のことよりも目先の現金の方が大切。先のことが分からないまま手数料を取られるくらいなら、たとえわずかでも利息の方が付くほうが確実と考える人にとってはピッタリな内容になっていると思う。
そう考えると、この本の存在意義にも納得ができる。また、著者自身が70代であり、積極的に投資をするような年齢層ではないことにもうなずける。
というわけで、デタラメな内容ではないが、かといって正しい内容というわけでもない。投資反対、投資賛成、本というものは読む人次第で正誤どちらにもなりうる、ということを頭の片隅置きながら読む必要があると気づかされました。そういう意味で、非常に勉強になりました。
紙の本
要注意ワードを見てびびってしまいました
2021/08/07 18:12
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まんまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
要注意ワードは今までみていた本でもみかけるワードだったのでひやりとしてしまいました。
最後のまとめがわかりやすくていいです
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