投稿元:
レビューを見る
新本格の黎明期の諸作は、今読み返してみると、色々とアレなことが多いのだが、二階堂氏の作は当時からミステリとしてはともかく、小説としてはちとキツいという印象があった。その印象に残念ながら変わりはない。ある種のキッチュさはわざとやってるんだろうけど、思わず編集者目線になって「ここは刈り込め」と言いたくなる描写がダラダラと続いたり、登場人物にこれっぽっちも魅力を感じられなかったりするのは、やはりしんどい。ミステリとしても突っ込みどころが満載なんだよなあ。
投稿元:
レビューを見る
二階堂黎人 聖アウスラ修道院の惨劇
まだ3作品しか読んでないが、これがなかなか良いかも。
これからも発表順に読みたいです。
投稿元:
レビューを見る
作中で蘭子さん、「この世が、すべて神の意志によって創造された物なら、神の意志の届かないものや、神の目が届かない所は一つも存在しないわ。だから、地獄や怪物や絶対悪など、神の人間に対する加護に反するものなんて、あり得るはずがないじゃないの」とか言っているけど、アナタ絶対に神様なんて信じてないでしょ、と突っ込みを入れたくなった。