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内容(「BOOK」データベースより)
野尻湖畔にある修道院の塔で起こった二つの密室殺人。
満開の桜の枝に、裸で逆さに吊るされた神父の首なし死体。
ヨハネ黙示録に見たてた連続殺人。
そして、不可解な暗号文も発見されたのだ。
神秘の領域で惨劇が繰り返される。
名探偵・二階堂蘭子の推理が、
ついに暴き出した地下文書庫に隠された驚愕の真実。
++++++++++
二階堂蘭子シリーズ。これは何度も読んだ作品なのに
修道院の内部探索やら暗号やらまるっきり忘却していたので新鮮に楽しめた!
無宗教だからか、こういう宗教絡みで悪魔的なテーマには都市伝説的な楽しさを感じる。
レトロな時代設定と雰囲気も大好き。
黎人の「記録者」としての徹底振り(あんまり役に立たない)
(ラストで活躍したにもかかわらず・笑)もいいなと思う。
二階堂さんの話はあらすじのあおり文句を裏切らないので好きです。
あと名探偵二階堂蘭子女史も大好きなので★4つ。
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キリスト教、修道院、凄惨な事件、見立て…と本格ファンをひきつける要素がてんこ盛りです。ですが、やはり二階堂さんは合わないのか、読みづらい。他の方の作品より時間がかってこのオチは、なんだろう、怒る気にもなりません。
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蘭子シリーズまだ再読中。
女子修道院。
ワケありげな尼僧たちと女学生たち。
密室殺人。
黒魔術……
と、この舞台が揃っただけで本格ファンとしては。('-'。)(。'-')。ワクワクなんですが、そんでもってこのオチときたら!
トリックのひとつひとつは非常にシンプルなんですが、組み合わせるとややこしくなるし、不気味さも増すんだよーというお手本みたいな作品です。
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う~ん、なんか現実離れしすぎてる感がありありでした。
最後の隠し扉うんぬんのとことかほとんどRPGじゃないか・・・。
全体の流れもね。
宗教観念とかそういうくだらん概念も本当に無駄なものだなぁと思いました。
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うーん
前作の吸血の家のほうが面白かったなぁ
なんとなく納得がいかない展開ばかりで…
以下ものすごいネタバレ
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シスターアンジェラがなぜ自殺したのか理解できなかった
父親への復讐心から犯行に手を染めたのは分かるが、吸血鬼説を本気で信じていたとは思えないし
桜の木のスマもちょっとこじつけが過ぎるんじゃないかと思った
閂の機械的なトリックにも飽き飽き
黎人がフランチェスコの落下も目撃するシーンもそんな偶然をミスリードに使うのはフェアじゃないしこのとき梶本がミスリードを誘う発言をしているのはどうしてなのか(あらかじめアンジェラと黒の部屋を密室にすることを相談していたとは思えない。密室にする意味も薄いし黎人たちが屋上から落ちるところを目撃するかもしれない)
色々納得できないところはあったが、ホラーやアドベンチャーとしては楽しめた
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本格派が続くとしんどいせいか疲れました(苦笑)
蘭子さんシリーズです。
過去からの下りと現代のミックスが凄い。
しかし、二階堂先生の犯人はたまに人間なのに人間以外に見えるときがある(笑)
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クラシカルな本格推理小説です。謎がなかなか魅力的ですし、テンポも良いので一気読みでした。
個人的に好きなタイプのミステリーですが、トリックはあまりパッとしないですし、キリスト教をめぐる会話がペダントリーとして輝いていないので、全体的に安っぽい印象でした。
ラストの大どんでん返しはかなり衝撃的でしたが、「何故そうしたのか」説得力が乏しく納得出来ませんでした。
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本格物には欠かせない設定がてんこ盛りで、否が応でも期待が高まるが、トンデモなオチが待っている。
でも雰囲気が好きで読んでしまう。
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再読。蘭子シリーズ3作目。
修道院が舞台ということで、宗教色が非常に色濃い一作。
首なし死体、見立て殺人、暗号文に密室、地下迷宮と色々とてんこ盛りです。
そしてやはりというかなんというか、"いやいやちょっと待て!"と突っ込みたくなる場面も。
まぁそれも含めて好きなんですけれど。
この作品は書庫のシーンがとても好きです。
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文語調の文が下手だと思います。
それとキリスト者に対する偏見がむごい。
また、蘭子のキャラが非常に鼻につく。
古典的名作のネタバレが散りばめられている。
・・・など、なんでこの作品を手に取ってしまったのか自分でも疑問です。
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流石のボリュームに大満足なのですヽ(*´∀`*)ノ.+゜♪.+謎解きもトリックもちゃんとコツコツ解いてフラグも見極めて……と、冒険小説っぽい所と『薔薇の名前』を思わせるシチュエーションと、読んでて飽きなかったのです(* ´ェ` *)
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二階堂蘭子シリーズ3作目。
宗教絡みのミステリーということで笠井潔の矢吹駆シリーズが頭に浮かびました。
矢吹駆シリーズよりも遥かに読みやすいのは有難い。
神父の死体の頭部切断理由が良かった。
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厳格な修道院で少女が死んだ。
少女は「黒の部屋」から落ちた。彼女の体には無数の切り傷があった。
厳格なマザー、身寄りのない美少女たち、桜の樹につるされた逆さの首なし死体、秘密の書庫、無数の髑髏。
二階堂蘭子と黎人が事件に乗り出す・・・!!
という舞台装置です。
サービス満点ですよね。ミステリの魅力をこれでもかと詰め込んで。
通勤電車で細切れで読んだのでいまいち世界にどっぷりはいていなかったせいか「えー?」とピンとこないところが多々あったため★は二つ。
昭和レトロな雰囲気がステキ。
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前半の蘭子シリーズはやはり面白い。またもやオカルト的解決か?と拍子抜けする部分はあるものの、ちゃんと地に足がついた結末だった。
暗号文が一部誤りがあるような気がするが(そとすが同じ漢字)そんなことはどうでもよいのです。夜中に真剣に解読に取り組んでしまいました。
ルパンを彷彿とさせる冒険小説になっていて、ハリウッド映画を見終えたかのような満足感です。
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二階堂作品は真摯にミステリと向き合って書かれているしもっと知名度高くても良いんじゃないかと思う。けれども二階堂蘭子と黎人のキャラが謎を解くだけに存在する歯車のような感じが否めない。キャラ描写より謎だ、推理だ、という感じ。
個人的に推理小説読む上で探偵とワトソン役のそれぞれの掛け合いが好きなので、そこが残念。
本作も謎や舞台や雰囲気は最高なのに、キャラクターと推理がいまいち頭に入ってこなかった。
しかし枝垂れ桜に吊るされた逆さま首なし死体は至極美しい。