電子書籍
池上彰さんの
2022/11/25 07:20
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
番組は見ても著書を読んだことはなかった。コロナ禍に書かれたので、すごく説得力があるし、元々海外に興味あったので、更に学びたい。
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年齢を重ねることによって自然と身に付く知識や経験がいくつかあって、それを自分の子どもや周囲の若い人に教えてあげることで感謝されることもある。また、これまで携わってきた仕事や役割によって得ることのできた経験則によるカンのようなものもあって、若者のように闇雲に突き進むことができなくなった分だけ危険を察知し避けられることもある。
人はこれを年の功と言ってくれることがあるが、だからといって良い気になっていてはいけない。今までの知識や経験だけに固執して対処していると、世の中の動きに疎くなり結果的に時代遅れの旧い考えに終始してしまうからだ。昔から物知りだと敬われる年長者は相手の話を良く聴く人が多く、十聴いて三返すぐらいがちょうど良いのだろう。そうすることで、自分にも新たな知識が入ってくるからだ。
池上彰さんが書かれた「なぜ世界を知るべきなのか (小学館Youth Books)」という新書は、東京都立両国高校附属中学校での池上さんの講演に大幅な加筆をして作られた一冊だ。中学生に対する講演なので実に分かりやすく平坦な言葉で書かれており、固くなった還暦前の私の頭にもすーっと染み込むように入ってきた。
内容はコロナ禍における各国の対応や冷戦時代の米中ロの駆け引き、世界を変えた若者のことなど、ニュースなどでお馴染みの内容がわかりやすく丁寧に書かれている。お馴染みの内容といっても私が知っていたことの何倍も詳しいことが書かれていて、なるほど実はそういうことだったのだなということが多かった。いかに「知っていたつもり」だったかも思い知らされるような内容ばかりだった。
また、実際に起きたことに関する情報だけではなく、性格な情報を取るためにはどうすれば良いのか、どのような心がけでいれば良いかなども書かれていて、若者だけではなくある程度年齢を重ねた私のようなものでも得るものが多い一冊だった。
若者は10を知って10を覚え、私のような中高年は10を知って3か4を得るというぐらいなのだと思うが、それでも知ると知らないとでは大違い。いくつになっても「知る」ということを忘れずにいたいものだと思う。
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表紙デザインと池上彰さんの本ということで、直感で手に取った。
購入後に「小学館BOOK」と書いてあることに気づき、分かり切った話ばかりかな…と思ったけれど、一瞬で覆される程新たな知見ばかりで面白く、とにかく分かり易く、読んでいて楽しかった。
コロナが蔓延し始めた2020年初期に、原点回帰のように世界史を一から勉強し直していて本当に良かったと、何度となく思う場面があったけれど、この本を読んで改めて実感。
特に現代史に関しては日本と世界の関係性、政治の動きや環境問題に関する知見はとにかく目から鱗で面白く、10代の世界の著名人の紹介では感動してしまった。
仕事柄世界のいろんな国の人たちとの交流があり、中東のトイレ事情や宗教に関わる食問題などには共感することが多々あり、それも相まって第4章は特に自分事に捉えて読み進んだ。
この薄い一冊で、身になる知識や教養が沢山詰まっている。大人なら絶対に知っておくべき事柄ばかりで、本当に読んでいて良かった!
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東京都立両国高等学校附属中学校で行われた
特別授業を編集した内容です。
中学生に対して世界の出来事に関心を持ち、
常にアンテナを張り、今すぐが難しいかもし
れないですが、コロナ禍が収まったら世界へ
飛び出そうよ、という内容になっています。
特に生徒たちと年齢が近い、マララ・ユフス
ザイさんや香港の周庭さんらは普通の女性で
したが、勇気を持って一歩踏み出したことが
いかに世界へ影響を与えたかを、池上節でわ
かりやすく解説してくれます。
大人も読むべき一冊です。
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池上彰さんの解説は面白いから、テレビ番組は時々見るけど本は初めてだった。
読み始めてから、あ、これは子供向けの本だったのかと気付いた。出版社も「小学館Youth book」となっている…でも、どうせ自分はなにも知らないんだから、ちょうどいいやと進んで行ったら、面白くてあっという間に終わってしまった。
子供向けだから、平易な言葉で書かれていて、
とてもわかりやすかった。
日本のODAが有償である理由もやっとわかった。
戦後、日本はとてつもない大きな借金をしたけど、一生懸命返済したから、復興のスピードも速かったわけだ。これからは仕事で関わってるODA対象国の人にも、きちんと日本の考えを説明できる。
多様性の話も、池上さんにかかるとすごい。
多様性があるから暮らしやすい社会にするのか、
それとも衝突が絶えない社会にするのかは、
自分たちの心がけ次第…うーん、さすが先生だ!
「世界の見方」シリーズも全部読んでみたい。
まずはインド編かな。
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わかりやすい。
0から1へのきっかけになる。
これを機に深めていきたい。
ピースボートに乗船していた頃を思い出した。
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表紙をめくると「10年後、世界を変える君たちへ」。
あー私はもう大人になったんだな。
夢と根拠のない自信と、日本と世界をより良くしたいと海外旅行をしていた頃が遠い昔に感じた。
先に読んだ夫が、子供が中学生になったら読ませたいと言っていました。
その頃の日本や世界はどうなっているのか、
日本にもオードリータンのような強烈なリーダーシップを持つ若者が現れているのか、楽しみであると共に、自分は何もできなかった(しなかった)なぁと思います。
池上さんの言うように、海外へ出ると、日本のことを意識する機会がとても多いです。
トーキョーの人口は?と聞かれて都民だがそんな事考えたこともない私はどう答えたっけ?
少年に「ジャップ!」と言われて、日本では侮蔑的な言葉を投げかけられることなどほぼないのに、アメリカでは小さい子もそういう表現を知っていて口に出す事に衝撃を受けたり、オーストラリアではガラガラのオープンテラスなのにトイレ横の席に案内されたりしました。
中国では「小日本鬼子」と面と向かって言われたり…
逆に日本人と分かると歓迎してくれた台湾人や(中国人に対する文句を聞かされたりもした)、親切にしてくれたイタリア人などに会うと、これまでの日本の歴史や日本人達の振舞いに感謝をしたくなります。
「世界を見て、日本との違いに気づくためには、そもそも日本のことを知っていなければならない」(206P)というのはその通りだと思います。
海外に出ると、日本や日本人の良さ(本当にたくさんあるよ!)がよく分かり、帰国すると、日本に生まれて良かったと実感します。
もちろん海外の視点を取り入れたら、もっと生きやすく、閉塞感の少ない、素晴らしい日本になるのになと思うこともたくさんあります。
私はただの庶民で日本のためには何も活かせていないけれど、この本を読んで、自分や家族のために活かそうと、かなり久しぶりに自分の中にメラメラとしたものを感じました。
若者よ(気持ちが若者を含む!)、旅をしてください!世界は広いよ!
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世界に出て行って自分がいかに無知であるかに気づき、そこから興味関心をさらに広げていくことは自分の可能性を広げるためにも大切なことだと思いました。
自分と同世代くらいの人達が、世の中を変えるような行動をとっていると言うことは知っておくべきで、いつか留学に行けた時にそのような人たちと話をしてみたいと思いました。
また、日本も発展するまでの時代が長く続いていて、その軌跡を他の途上国も辿っていることを知ると、他の国への見方も変わるなと思ってので、歴史を勉強することは大切だと思いました。
情報の取捨選択がこれからもっと必要になっていく上で、メディアリテラシーを身につけるためにネットでの情報習得は自分が検索した知りたくことしか入ってこないため、情報が偏ってしまうというのは知っておいてその上で、やはり新聞は優れているのだなと思いました。
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若者向けの池上彰の授業。
SNSでは著者を非難する人が多数いるが、大変良いことを言っていて私は共感が持てた。
コロナが終息したら若い人は外に飛び出して、その目で世界を見て評価をして行動してほしい。
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第一次世界大戦以降しばらくの間メイドインジャパンというのは粗悪品の代名詞であった!
なぜか???
日本は明治維新以降、急速に近代化したものの、世界標準のモラルやルールは身についていなかった。貧しい国が急激に発展すると、どの国でも起こりうることである。
ソニーのウォークマンの成功がそれを変えた!
日本製品イコール粗悪品というイメージを払拭し、高品質と認めてもらうまで約60年を要した。
これと似た動きを、現在の中国に見ることができる。コピー商品があるれる中、政府当局による偽ブランド撲滅運動がはじまっている。通信機器大手のファーウェイのスマホやタブレットは世界的に売れている。世界では中国の製品は品質が上がっている、という評価に変わりつつある。
『世界の国々のイメージは、歴史を学んだうえでアップデートしていく必要がある』
パキスタン人権活動家のマララ・ユスフザイさん。
スウェーデン環境活動家のグレタ・トゥーンベリさん。
香港政治活動家の周庭さん。
3人に共通しているのは、有名になる前は、近くにいるようなごく普通の少女であった。
「女の子も学校に行かせてほしい」
「大人の人は地球温暖化対策をすぐに始めてほしい」
「民主主義の社会を守りたい」
そんな当たり前のこと、勇気を出して、声に出して行動した。
『自分の考えををしっかり持って同調圧力を打ち破る勇気と政治や社会への関心を持つ』
『世の中で必要とされるのは、自分と異なる考え方や価値観も尊重し、理解し、助け合おうとする気持ちです』
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海外に行って異文化に触れたくなる。歴史を勉強したくなる。そんな本です。
10年前の当たり前は、今の当たり前とは限らないし、日本の当たり前は海外の当たり前とは限らない。常に情報をアップデートして、事実をフェアに見ることが大切ということを学べます。大人はもちろん、中高生におすすめの本です。
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中学生向けの講演をもとに書いていることもあり、非常に読みやすい。
当たり前と思っていることは歴史を遡ると当たり前ではないと感じた。
被害を受けた側は忘れずに、被害を加えたことは忘れるという事象を今の日本の状態を具体例に挙げて説明していたのが印象的。
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とても読みやすく、政治や社会についてもっと学びたいと思う本だった。
現代史やあらゆることについて、無知な自分。普段ニュースを見ていて疑問に思うことは山ほどある。
わかりやすく教えてくれる池上さんの本、他にも読んでみたい。
大人になっても、興味があることや疑問に思ったことは、学び続けていきたいし、それが出来ることは幸せなことなのだと思う。
子どもに対しても、世界に、目を向けるきっかけになる言葉や話をしていきたいな。
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自分が色々と頭の中で思っていることを全部言葉にしてもらったような本。
池上彰さんへの尊敬も高まった。
パレスチナ問題や政治経済について知り、さらに興味を持つようになった。
やはり私は交換留学に行く、そしてきっと海外の大学院に進学する。
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今年度の県高校入試で採択されていて気になったので読む。それゆえ、内容は中学生でも分かるよう易しくなっているので普通の新書よりとっつきやすい。というかこの小学館youthbooks、いいな。惹かれるタイトルばかりで気になる。コロナ禍が終わったら世界の国々へ行ってみませんか、その準備期間としていま世界の国々のこと知りましょうよ、そして自国のことにも理解を深めましょうよという内容。入試で採択されていた、海外援助について魚をあげるより釣り方をという考えは非常に納得できた。また、被害経験は覚えて語り継がれるのに対し、加害経験に関しては忘れがちという指摘に対し、たしかに私自身も広島長崎に原爆が落ち、戦争は繰り返してはいけないことは重々承知しているが、日本は周りの国々にどんなことをしていたのか無知であったことに気付かされた。すごく勉強になった。
自分の考えをしっかり持って、同調圧力を打ち破る勇気を身につけてね。政治や社会への関心を持ってね。美術や音楽も含め、中学校までの学習内容をしっかり勉強しておくことの重要性。池上彰さんが学生に伝えたいことがシンプルに自分の中に落ちて面白かった。アウトプットの大切さについても最近は気になっているので、その関連についても本を読みたい。