紙の本
知らなかった
2021/10/16 13:48
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投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
IBBYを設立したイエラ・レップマンさんが、戦後のドイツに戻られてからの活動を、少女の目線を通して描かれています。改めて、戦争の悲惨さを、そして、本は心を救ってくれ、希望になるということが伝わってきて、タイトルが胸にせまります。イエラ・レップマンさんのことを知らなかったので、知ることができてよかったです。
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戦争で何もかもを失った町。
アンネリーゼと弟は食べるものもないまま町を歩き、人々が行列をつくる建物に入っていきました。
そこには沢山の本がならんでいました。
アンネリーゼと弟は外国の絵本を字は読めませんが気に入りました。家に持って帰られないのが残念。
本を教えてくれた女の人は別の日、みんなに囲まれて外国の絵本をドイツ語になおして読んでくれました。
〇灰色だったアンネリーゼの心や生活に、お話の友だちや花咲くような希望が根付いていく様子が絵で表されている。
〇“女の人”がイェラ・レップマン。彼女が主人公ではなく、彼女に種まきをしてもらった子どもたちが主人公
・後書きより
戦後のドイツの子どもたちのために尽力した。
国際児童図書館の開館、その後本の城に。
1951「子どもの本による国際理解」→国際児童図書評議会IBBYの設立
「すぐれた子どもの本は世界の子どもたちがおたがいを理解しあい、つながりを感じるのに役立つ」
本の売り上げの一部はチルドレン・イン・クライシス基金(困難にある子どもたちを支える為の基金)に寄付される。
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戦争により貧しさ、悲しさの中にいた子ども達の心に灯された小さな光。それは本によって灯された光だった。
ナチスの迫害から逃れた女性が終戦後にドイツに戻り始めた「子ども達に本を」という運動は、やがて多くの国を動かし、今につながる大きなものとなっていった。
ひとりの人間の思い、行動の凄さ尊さを改めて知る。
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図書館本。ばぁばの家で。ばぁばが借りてきてくれた本。戦争中に、弟の手を引いて入ったのは図書館、だった。教育が人間のベースにある、ことの重要性を長女も感じられる日が早くくることを祈って。
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〝優れた子供の本は、世界の子供たちがお互いを理解し合い、繋がりを感じるのに役立つ〟と、第二次世界大戦で荒廃したドイツから訴え続け「国際児童図書評議会(IBBY)」の設立に貢献した、ドイツの児童文学者イエラ・レップマン(1891-1970)を紹介した絵本。〝この混乱した世界を正すことを、子どもたちから始めましょう。そうすれば、子どもたちが大人たちに、進むべき道を示してくれるでしょう〟―イエラ・レップマン 1945年。
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"希望"というテーマの本を紹介されたときに、大好きな馬の表紙に惹かれて読むことにしました。
ホロコースト後のドイツで、ドイツの子どもたちのために本を集めたユダヤ人の女性の伝えたかったことが絵本になっています。
立ち上がれないような困難にぶつかったとき、人は本に救われることがあるのだと、それを実感した読み手として、大いに共感し泣きそうになりました。
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第二次世界大戦後、国際児童図書評議会IBBY、世界で初めての国際児童図書館を創設したイエラ・レップマンのお話です。IBBYの支部JBBYの会長さくまゆみこ訳です。このこと初めて知りました。感謝感謝です。
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IBBYの基礎をつくったイエラ・レップマンをモデルにした絵本。日本でも愛され続けている絵本や児童文学が出てくる。