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終盤、次々明かされる真実の波状攻撃に思わず五つ星。反乱やら革命やらの話では、さて革命が成功した暁には誰が天下をとるの?誰が世界を統治するの?という疑問はあるわけで、ケルシャーという人物があまりにカリスマ性があったために、お話の中のキャラクター達からまで疑いの目を向けられていたのが2巻まで。やりかたも考え方もちょっと行き過ぎ感があって、「ケルシャーが描く計画の本質や、未来予想図ってどんな?」というのが読んでいてずっと疑問だった。それが話の終盤に意外な形で明かされて、これがこのお話で一番の「びっくり」だったかもしれない。
ヴィンの舞踏会シーンに始まり、ドレスを脱ぎ捨てての夜空への跳躍、意外な敵、女《霧の落し子》との空中戦(これまたカッコイイ)、ケルシャーの戦い(ヴィンに比べると重量感がある)、度重なる衝撃と大ピンチ、最後の最後までけっこうピンチ。そこへ現れるかすかな希望、意外な救世主。そしてクライマックスはヴィン頑張った。
第一部は一応きれいに終わっている。ヴィンも幸せを掴めそうだ。ただ、いくつかの謎を提示したまま終わっている。未知の金属の存在が示唆されたままだし、太陽はまだ赤いまま。植物は緑色を取り戻していないし、花も戻ってきていない。打ち倒された《支配王》も実は必要な存在だった…のかも?でも何で?な謎は残されたまま。二部三部も翻訳されるのだろうか。英語で読むのはしんどいので翻訳待ちかな。
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戦闘シーンがリズミカルで秀逸なのはあいかわらず。
でも、なんかモヤモヤが残る。
てか、ひっぱるだけひっぱって支配者の謎のくだりの
オチは微妙・・・かな
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2010年8月6日読了。
最後は怒濤の展開だった。
まったく読めてなかったよ、ケルシャーの本当の目的なんて。
希望の象徴になるためには、あれしか方法がなかったのかなぁ。
まぁ、一番効果的な方法ではあると思うけど。
あと、ちょっと読めてなかったのが、エレンド。
もっと謎を秘めてるかと思ったら、そうでも無くてそのまんまの理想主義者だった。そしてやっぱりお坊ちゃん?
第2部のミストスピリットで、それぞれの登場人物がどう変貌していくのか楽しみです。
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第一部読了。合金術を使った戦闘がスピード感があってよかったです。第二部以降で残された謎が明かされることを期待して、つづきも読む予定。
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1巻目から当たりの手ごたえを感じてはいたけれど、
2巻で更に盛り上がり、3巻は1巻の倍以上の勢いで読み終えてしまいました。
反乱はもっと時間をかけて進めるものと思っていたのでちょと展開が速いかな?とも思いましたが
その僅かな間で大きく変わったヴィンの成長ぶりが頼もしくもあり。
彼女の中でずっと枷になっていた兄の件も、終盤の種明かしのおかげで今後はいい方向に変わるといいですね。
ケルシャーと支配王との対峙のシーンはまさかこんな形で…と驚きと同時に呆気なささえ感じてしまいました。
それだけ支配王が強大な敵だった、ということなのでしょうけれど
ヴィンと並んでもう一人の主人公じゃなかったのー!?
死を覚悟しているだろうとは思ってはいましたが、そういう目論見があったとは。
一応の区切りはついたけれど、まだ明かされていない謎も多いし
待ち受ける困難も多そうだしで第二部にも期待です。
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もともとRPGゲームが大好きな私にとってファンタジー小説は等しく楽しめるジャンルである。
この作品はたまたま本屋でSFコーナーを巡っていたら見つけたもの。これだから本屋巡りは止められない。
全米でベストセラーになった3部作の一部なのだが、各部とも3冊ずつに分けられて訳されており、しかも一冊400ページ越えというとんでもない長さである。しかし、読み始めるとこれが少しも長いとは感じないから不思議である。
ハリーポッターと少し似ているかもしれない。一章である賢者の石での魔法学校入学におけるわくわく感は、主人公のヴィンが合金術を学んでいく過程に等しいし、全ての複線を回収し絶望と希望にごちゃまぜになりながらクライマックスを迎える様も共通しているように思える。これがファンタジーの醍醐味かもしれないが。
作家のブランドン・サーストンは1975年生まれの若手作家。しかしそ書き手としての実力は折り紙つきで、今後の作品も非常に楽しみである。
英語で原著を読めるようにしたいと心から思います。
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なんかものすごい闘いをヴィンとともに駆け抜けてしまった。これはまだこの世界の序の口。三部作の1冊目を三分冊にしたものが終わっただけ。
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面白かった。
伏線が一気に回収されていくのはまるでミステリを見ているかのよう。
続巻に残された伏線も多いですが、そこは楽しみが残ったと考えるべきでしょう。
ただ、1,2巻であれやこれややっていたものが、vs支配王以外は結構あっさりながされてしまった印象もあり、そこが少し残念。
まだまだ続きがあるようなので、そちらも呼んでみたいと思います。
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普段はこういう事しないんだけど、3冊いっぺんに買って読みました。期待以上でした。面白かったです(´З`)
特に合金術を使ったアクションは、すごい格好良かったな。戦闘シーンでのケルシャーやヴィンのユニークな使い方には、おぉ〜ってなります。視覚化してくれたらいいのに。
これから2部も買うんですが、2部からは新しい金属も出て来るらしいので楽しみです。
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金属を「燃やす」ことで超常能力を発揮して戦うファンタジー。主人公は奴隷開放のため、支配王を打倒するために、奴隷の蜂起を企てるが……
斬新な戦闘シーンが本著の醍醐味なんでしょうが、ゴチャゴチャして読みづらい印象を第一巻では感じました。
最終巻では設定にも慣れ、ストーリーのどんでん返しも頻発して中々楽しんで読むことが出来ました。
最新の映像技術で映画化してほしいかな。
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結局のところ世界観の広がりは感じられないまま、ラストを迎えてしまった。主人公が行動力が広いようで、それほどでもない、という点もあろうが、やはり描かれる世界観のほとんどを特殊能力に依拠してしまっているのが難点であろう。エピックファンタジーというよりはラノベ的な感じはさいごまで拭えなかったが、それなりの疾走感で最後まで突っ切った点は評価できる。
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霧と金属と人間と、そして希望の物語。たぶん。
退廃的なくすんだモノトーンの世界はすごく好きなので序盤はわくわくしながら読んだ。ただ、ちょっと、ヴィンの恋愛周りが個人的には納得いかなかったかなあと……。人間同士としての関わり方の修復の過程が物足りないわけではなく、ただ自分が恋愛周りの事情に興味ないからかもしれないけど(笑)
革命の裏仕掛けや支配王が何者だったのかは面白かった。勧善懲悪大団円でめでたしめでたしじゃない、淡く不穏な気配が滲む終わり方なのも良い。
はまれば一気に読み進められるファンタジーだと思う。
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いやー、おもしろかった~。
ケルシャー死んじゃうところはあっさりしすぎじゃ?って思ったけど、神(あるいは救世主)になるために死ななければならないってのは鳥肌。
やっぱり、キリストとかぶらせてるんだろうねー。
無敵の支配王に勝てたのも違和感なし。
ただ、細かい疑問はまだまだあるので、それらは今後明かされるんだろうね。
まだまだ楽しみですな(・∀・)
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出口がないような展開になっていたが、猛烈な勢いで最後に向かって進んでいく。支配王の謎解きやルサデルの開放と立て続けにイベントが起きていく。こんなに最終巻に盛らなくても、というくらい盛ってあります。でも、この先どうなるか気になる感じですね。ごちゃごちゃになったルサデルがどうなるのか、読みたいですね。展開もよかったので、次も楽しく読めそうですね。
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世界観も練り込まれているし、キャラも多彩で面白かった。
3部作の1作目としてのオチはついたのだと思いますが、お気に入りのキャラはどうやらここで退場のようなので、続きは読まなくてもいいかなという感じ。