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ストレスフリーになるための考え方が科学的根拠と共に書かれており、仏教や禅や儒教なども取り入れて説明されている。
基本的には瞑想やACTなどを知っていれば、訓練法などはすぐに理解でき、これらの有用性が示されていた。
もっとも私に刺激をくれた考え方は2章の虚構「3.私たちは脳が作り出したシミュレーション世界を生きている」の考え方だ、刺激から神経伝達により映像化するという概念ではなく、まずは予測を用意して差分を表示しているというのは非常に考え深い。
この考えを取り入れると、例が見える人などの他の人には見えなくてその人だけが見えるということが、脳の誤作動であることが推測できる。
また、これが真実と仮定すると私たちが見ているすべてが疑わしくなり、まさに虚構を生きていると感じられた。
この考え方があるからこそ事故がないという考え方も理解しやすく、とても刺激的な考え方を教えていただけたと思う。
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マインドフルネス
自我は生存のためのツール
瞑想をミスると自意識をこじらせて魔境に至る
一の矢(事実)と二の矢(感情の揺れ)の例えが秀逸
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この考え方は生き方が楽になる。瞑想とかこれを理論として考えると理に適っていると考えることができる。瞑想をやれと言われても続かないが、理論を説明すると効果は全然違う。方法自体はなんでもいい。考え方を変えれば人間は楽に生きられるようになる。
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自意識をなくすことにより、自己と他者の間の境界をなくすことで、精神的負担を減らせないかと考察する本。実際のエクササイズも紹介されており、実用しやすいと思う。
個人的に本書で紹介されている”悪法”に大半が当てはまっていたが、このような事実や、自分の傾向をただ把握することも本書で言う観察の一つかもしれないと感じている。
本書の対処法を実践せずとも、本書を自分にはどのような傾向があるかを理解できること自体に価値はあると思う。
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過去や未来に思い悩むことはなく、今を生きる。
色々な苦がやってくることは防げないから、それをうまく折り合いつけて後に残さないようにする。
その通りだと思った。
書籍の内容は中盤以降ワーク形式になる。飛行機の中で読んだので、いずれも出来ず。
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人は命を守るため、ネガティブ思考である。人の苦は事実として起こる一つの苦に加え、二の矢三の矢と自分で自分を苦しめている。その考えの癖のようなものを認知できるとよい。自分は承認と完璧が強そうだな…。
苦しいのは抵抗するから。だから降伏してしまおうというのが著者のかんがえ。苦しみ=痛み×抵抗だと言っている。
対応策としては思考の停止と観察。ここで、自分の行動に意識を向ける、神経を研ぎ澄まし五感で現状を感じる、呼吸に集中(瞑想)することが書かれている。
この類の本はアプローチは違えど、最終的には瞑想に行き着くことが多々ある。
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・自己は生存するためのツールである
・自己は環境に応じて脳が作りだす物語で形成された虚構の存在
・対策は物語を止める=停止、物語から離れる=観察
・DMN=ミーセンター が島皮質と扁桃体と結びつくと不安や恐怖などの感情を引き起こす
・縁起性=私は独立した存在ではなく、他人との関係性で成立する
・慈経行(じきんひん)=歩きながら人の幸せを願う訓練→1日10分、1-2週間で効果。心を落ち着かせる効果が高い。
・無我に至る→幸福度の上昇、意思決定力の向上、創造性の上昇、ヒューマニズムの向上^_^
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人生における苦しみを最新研究のエビデンスにより、理解して対策しようというテーマの本。
エビデンスが難解だったが、以下の3つの内容は参考になった。
1.苦しみ=痛み×抵抗
一の矢(痛み)は誰も避けられない。そこに現実への抵抗が加わることで、二の矢(苦しみ)が生まれる。
2.アマゾン原住民のピダハン族の幸福度が高い理由
ピダハン族は特定の宗教をもたず、ピダハン語の文法には過去や未来の概念がない。
物事をありのままに受け取ることが大切。
彼らは自分たちのことを"まっすぐな民"、外の人を"ひねくれ頭"と呼んでいる。
3.現代の苦しみについて
祖先が体験しなかった悩みや苦しみのある現代では、もはや進化が用意してくれた生存機能だけでは足りない。
人生の痛みに立ち向かわず、受け入れることが大切。
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ネガティブな感情のマネジメント方法が参考になった。
どうやって克服するというよりは、どうやって受容していくのかという内容。
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たくさん学びがありましたが、一番の学びは「苦しみには抵抗するのではなく、降伏するということ」。(苦しみ=痛み×抵抗)
人間は何か苦しみが起きた時に第二の矢、三の矢といった事実から派生した苦しみによって必要以上に苦しんでいるとのこと。
受容するには俯瞰的に状況を整理し、自分の感情を精緻に言語化することが重要。
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とても科学的に「最高の状態」になる方法が書かれており、参考になりました。
特に、「脳は物語を作る!」という話は、とても興味深い話でした。
ぜひぜひ読んでみて下さい。
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本気で無我の境地に至りたいときに読むべし。
中途半端な心持ちで読み始めた自分にはややこしく感じてしまった。
修行、修養、心の鍛錬を行いたいと思うその時にまた読み返したいと思う
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「一般の人と仏弟子の違いとは、〝二の矢〟が刺さるか否かだ」
ヒト以外の動物は過去や未来を深く考えず、ほぼ目の前の世界だけを生きています。それゆえに、動物たちは過去の失敗や将来の不安に悩まされずに平常心を保つことができる。
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難解で読みにくいが、続きが気になる本。“智慧”のスキル集合体が興味深い。
①人生経験から得た知識を正しく利用できる
②困難に直面しても不安が少ないまま行動できる
③自分や他人の精神状態を注意深く考察できる
要するに、智慧を持つ者は、人生の経験を実践的な知識に変えるのがうまく、トラブルにもあわてずに対処し、他人の心理を読むのも得意な人。英語で言うストリート・スマート。
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自己っていう、言葉だけだと確固としたように見えるものが、実際はそんなでもなかったということを知った。
モンキーマインドを鎮めるにはやっぱり停止と観察が大事みたいですね。