人間の脳について
2024/07/20 02:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わと - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間の苦しみ、人間の脳、物語、意識、などについて書かれています。人間の脳について知識を得られて、良かったです。
投稿元:
レビューを見る
エビデンスに基づいた、信用して良い内容なんだろうけど、どうしても怪しさを感じてしまった。普通の瞑想だけで良いや、って思ってしまう。
ネガティブな感情がなくなれば幸福度は上がるだろうけど、ネガティブな感情ってなくなって良いものだとはどうしても思えない。
そして、瞑想のデメリットについて初めて見た気がする。瞑想で自分と向き合うことを続け、自我が肥大化してしまい、精神に異常をきたす。「魔境」「禅病」というらしい。
投稿元:
レビューを見る
大抵の心配事は起こらないから心配事をクリアにすることから始めなければならない。また、人間はポジティブよりネガティブの影響を受けやすい。このことから、本書における物事をありのままに受け取るタスクを練習することで、不快な思考や感情からいったん距離を置ける。
投稿元:
レビューを見る
考え方を変えるヒントやエピソードから、物理的に実践できる方法まで、精神衛生を向上させるための方法について幅広く書かれた一冊。
軽い鬱の改善を期待しこの本を手に取りましたが、自分には親和性があまり感じられませんでした。
これは自分がこの本を完全に理解できていない可能性もありますので、繰り返し読んでみようと思います。
投稿元:
レビューを見る
著者の「最高の体調」がとても良かったので読んでみました。
最高の体調の、精神版といったところ
既に取り入れている運動習慣や瞑想などのおかげかそんなに不安もなく生きているのでそれほど発見はなかったが、頭の整理にはなりました。
気になった言葉を以下の通り記載しておきます。
自己は特定の機能の集合体
生存のためのツールボックス、サバイバルに必要な道具の寄せ集めに過ぎない
脳は物語の製造機、補正が勝手にかかり未来も予測される
そして間違いを常に補正しながら現実を作る
そやほうが処理効率が良い
脳は現実よりも物語を優先する傾向もある
物語は脳内で勝手に作られて制御できない
そして、私たちは物語を唯一の現実だと思いはじめる
投稿元:
レビューを見る
仏教でいう悟りに近づくための方法を科学論文などを参照してまとめたものとして読み進めた。
ちょうど、仏教の瞑想関係の書籍を再読していたところなので、共通点もあり興味深く読み進めることができた。
実用的にも、自分を現在に置くための方法など掲載されており、なんとなくいつも不安という状態を改善するのにも役立つのではないかと思う。
そのうえで行うのは、サマタ瞑想であったりヴィパッサナー瞑想と同じようなことなのではあるが、脳科学的な側面を理解したうえで瞑想を行うことで効果も上がるような気はしている。
自己・感情・思考はどこからともなく表れて消えていくということが観察できるようになるにつれて、ミーセンターと偏桃体の結びつきが弱くなるということが参考になった。ミーセンターと偏桃体の結びつきが弱くなるというのはおそらく物理的に脳の神経ネットワークが弱くなるということだと思う。これまで結びつきがあるネットワークを弱くしていくのだから、結びつきが強くならないようにしてやる必要がある。
「現代人のための瞑想法」という書籍に、徹底的に瞑想修行を行えば2週間で悟りは開けるが、短い時間しか行わないからいつまでも悟れないという趣旨の記載がある。1日1時間瞑想を行って、心がきれいになってものこり23時間は瞑想をせず心がもとに戻るのだという。脳の特定のネットワークを弱めていくということからすると、納得がいくものであった。
恒常的に不安が生じにくい様にするなら、脳のネットワークをそのように構築する必要があるわけで、そのためには集中的に時間を設けた方が手っ取り早いということだろう。
投稿元:
レビューを見る
触れたことがない内容があり25分では不足、繰り返し要。
一の矢は避けられないが二の矢は避けられる、放つのは自分。動物は一の矢はあびるが二の矢は放たない。一の矢に抵抗しないと二の矢放たれない。いい意味で降伏する。
自己があると二の矢打つ。結界をはる=外部的調整としてエビデンス思考、内部的には臓器に調子に耳を澄ませる、感情の粒度を高くする=新しい言葉覚える。
投稿元:
レビューを見る
コメントいただけると学びになるので嬉しいです。
「最高の体調」を読んでから著者の本は全て読んでいます。
少し実践するのに抵抗を感じる部分があるので「無」に関しては星3つにしました。
1 本の概要
生きづらさ等の「苦しみ」を緩和して幸福度など
のポジティブな要素を向上させる方法は無我に至る
事であり、そのメカニズムと無我に至る近づく方法
を科学的な面と古典的な面を交えて教えてくれる本
2 アウトライン
(1) 苦
苦しみの科学的な説明。苦しみとは?
(2) 自己
自己とは?「アーミーナイフの様なもの」
(3) 虚構
人の脳は「物語」を作る様に出来ている。
(4) 結界
自己を克服するには苦痛が伴うので「結界」が
必要(セーフプレイス等)
(5) 悪法
歪んだ物語を作成する貴方に内在する18の悪法
(6) 降伏
諦めの様なネガティブななことでは無い。
現実をありのままに認知する事。とてもアクティ
ブな事
(7) 無我
無我に至るには?至ると幸福度が増し苦しみが
減る。
(8) 智慧
智慧があると困難に直面しても冷静に行動でき
て、自分や他人の感情を注意深く考察できて、人
生経験から得た知識を正しく利用できる。
3 著者の問題提起
狩猟採集民族よりも明らかに楽な生活を送ってい
る先進国の人間の方が、生き辛さを感じ、思い悩
み、心を病み、自死を選ぶ。何故この様な事になる
のか?
どうすれば狩猟採集民族の様に思い悩まず生きてい
けるのか?
4 重要な語句
(1) 自己とはアーミーナイフのようなもの。
高次にあるものでは無く人類が生存に必要な機
能の一つ。
(2) 悪法
成長の過程で身についてしまったクセ。物語の
作り方。価値観。
(3) グラウンディング
自己を現在に戻す方法
(4) 無我
他との「境界」が薄れたり無くなる境地。あら
ゆる欲望を捨て去ることでは無い。
5 命題に至った理由
「人類は皆生まれつきネガティブである。生存す
るための機能である。これが苦の正体である。人類
は苦から逃れることは出来ないのだろうか?」
6 重要な語句
(1) 私とは生命の維持機能がもたらす明滅である。
人体の機能の中での高次な存在では無い。
(2) 降伏
アクティブに現実を認知する。
(3) 無我
無我とは他との境界を無くす境地
7 著者の解
仏教や最新の科学が苦から逃れられる事と、逃れ
方を教えてくれている。「二の矢」を放たない方法
は存在する。
8 感想
歓想の難易度の高さが印象的取り組もうと思う。
語想は毎日取り組んでいるので(TMの事)続けて行き
たい。結界、悪法、降伏等の具体的な取り組みは面
倒に感じた。今���やろうとは思わない。とは言うも
のの無我に至りたい気持ちはあるので悩ましい。
投稿元:
レビューを見る
・二の矢がはじまったらテトリスをやる。何か欲望が湧いてきた時も同様。
・幸福を追い求めるほど幸福度が低い。
・自己へ意識を向けてばかりは良くない
・自分を科学者になったつもりで観察しよう。
投稿元:
レビューを見る
■感想
タスクがあまりにも多く面食らってしまったが、そもそも、「これさえやれば大丈夫」と全員に当てはまるようなものは存在しないのだなと改めて実感。
今の自分が出来そうなことから1個でも2個でも行動に移すことが大事。
■今後の行動
・キレそうになった時は、とりあえず6秒待つ
・幸福へ意識が向いたら、「また幸福を求める気持ちが出てきた」と自己観察する
投稿元:
レビューを見る
再読。面白かった。無とは何か。至るとどうなるか。嫌な感情を観察する感覚はやり続ける中でしか至らない大切な感覚だと思う。
投稿元:
レビューを見る
・人は脳の生み出す自己防衛ストーリーに支配される
・脳を探求する時代は間もなく終わる。脳から心臓の時代へ移行すると直感した。脳科学があらゆる分野で人間理解において支配的だけど、脳に騙される人間という認識がそもそもおかしい。人間の根源は心臓だ。
投稿元:
レビューを見る
心配事の97%は起こらない。
具体的に自分を幸福へ導いてくれる良書。
自己、二の矢
虚構の中に生きる私達
結界の張り方
悪法18、把握と対処
降伏、抵抗をやめ降伏スキルを高める
そして「無我」、自己切り離しへ
しばらく何度も読み返します。
投稿元:
レビューを見る
過去を振り返って悩み、未来を想像して不安になるのではなく、
ただ、目の前の現在を楽しむ。
それができたら最高。
投稿元:
レビューを見る
正直、ありがちなビジネス書かと思ったら見事に期待を裏切られました。
自分我感じる苦しみ、不安、恐怖などの正体はいったい何なのか。
そして無我の境地とは何なのか。
目をひらかされるような内容が多く夢中で読み進めました。
一の矢、ニノ矢の話は秀逸ですね。
こんなに濃密な内容の本は久しぶり。
おすすめです。