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コロナ禍の今、旅行すら考えてなかったけれどいつかは行ってみたいと思わせてくれる場面がいっぱい詰まっていた。
もちろん海外添乗員目線で見るとストレス溜まるよなぁ…とか自分が楽しめないよなぁ…とかあるが。
ずっとトラブル続きなわけでも無く、まぁるく収まってて5話を楽しめた。
人と人だって相性があるように、人と街にも相性がある。
日本もすべて知っているわけでは無いし、海外だと人種、言葉、生活スタイルなどまるっきりわからないが、行ってみないと始まらない…相性がいいのかどうなのか。
今はまだ行動はできないし、もしかすれば行くことができないままかもしれないが楽しみを見つけた気になった。
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登場人物も読書も、みんなを応援してくれる良作。
旅したいなぁ。
それにしても近藤史恵さん作品、久しぶりに読みました。
やっぱりもっとたくさん読まなきゃなと思う1人です。
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近藤さんの語り口調の旅物語だと、いま読んでも辛くならないかも。どうしても、去年から旅行に関する小説は、読んでいると辛くなる。まだまだ現実を受け入れられないのか、1日も早くと希望を持ちたいのか。
2021/9/1読了
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最近読んだ別の本で、「人はその立場によって、物事の見え方が全然違う。たとえ同じ年齢で性別でも…」というフレーズを思い出した。年齢や性別が違えば余計に物事の見え方、物の考え方捉え方違うのだろう。
私も、添乗員さんって仕事で旅が出来て羨ましいなぁと思っていた1人です。
少し想像力を膨らませば、いつも旅をする人たちを気遣い先回りして気配りをして、トラブルが起これば対応し、サービスするのが当たり前とされ、理不尽な要求やクレームを受けることもある。大変なお仕事だ。
そもそも、その大変さはサービス業全般に言える。
私たち日本人は特に、サービスはお客として受けて当たり前という考えがあるような気がする。外国に行けばサービスの対価でチップを払わないといけないとこが多いのにね。
確かにサービス業ならお客さんを不快な思いにしてはいけないと思うけれど、お客だって自分の我儘を言ったり、無理難題を押し付けたり、はたまたお門違いの怒りをぶつけたりしていいものではない。
その人の立場に立って考えれる人間にみんながなれたらいいな。。そして、やってもらって当たり前ではなく、それぞれが感謝の気持ちをもてたらいいな。私も改めて反省。
そして、コロナはほんと人々の暮らしを激変させて、大変な思いをみんながそれぞれの立場でしている。その中でも前向きに考えていく主人公たちに元気を貰えたし、ほんとまた自由に旅できる日がくることを願って。心も身体も健康でいたいものだ。。。
アイスランドもスロベニアも、この本を読んでとても行ってみたくなった。
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状況的にも経済的にも海外に行くのなんては夢のまた夢…。国内でさえ…。
本の中でほんのちょっぴり旅行気分を味わいながら、心もじんわりするようなお話ばかりでした。
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新米添乗員・遥の仕事を描く連作短編集。旅が好きで、念願の海外旅行添乗員という仕事に就くことになった彼女。しかし「好きなことを仕事にする」のは本当に幸せなことなのか。さまざまな難題や苦難にぶつかりながらもそれを乗り越え、どんどん成長していく物語かと思ったのですが……最終話「沖縄のキツネ」に愕然。いや、たしかに実際そうなってるのは嫌っていうほど知っているのだけれど、そこはパラレル設定でも良かったかなーなどと思ってしまいました。でももちろん、それでも彼女が前に進むのを止めるわけではなく。現実に即したこういう展開だからこそ考えさせられる部分もあって、たしかにこっちの方が正解だったのかも。いつか彼女の旅が再開される日が来ることを願います(現実的にもね)。
お気に入りは「パリ症候群」。パリってひたすらに華麗なイメージがあるのは事実だけれど、そりゃあいいところばかりではないですよね。パリに限らずどこでも、だけれど。憧れのままにしておくのがいいのかも、とも思いますが。現実をきちんと受け止めて、それでも好きなところを見つけることが大事なのかな。
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主人公は海外旅行の添乗員で.昔旅行したときの添乗員に憧れて添乗員になった女の子です。わがままなお客さんが多く、結構苦労してネガティブな話が多いので、途中で読むのを挫折してしまいました。
もっと前向きな明るい話が良いですね。
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海外旅行の添乗員さんのお話。私もお世話になったなぁと懐かしく思い出しながら読んだ。旅先の描写と出会う人々との事…旅行に出たくなる作品。2020年からの事も描かれているけれど、、また自由に旅行が楽しめる世になりますように。
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図書館で借りたもの。
念願かなって、海外旅行の添乗員になった遙。アイスランド、スロベニア、パリ、西安で、ツアー参加者それぞれの特別な瞬間に寄り添う。ところが2020年、予想外の事態が――。
やばそうな人は老人ばかりでしたね…。
荷物タグの控えを探しもせずに「ない」と言い切ったり、自分がきちんとした雨具を用意をしていないのが悪いのに文句を言ったり…。
添乗員って大変だ。
最終話はコロナ禍での話。
一番はじめに打撃を受けた仕事なんじゃないかな。
最後、オンラインでの新しい旅行の形が出てきて、可能性を感じた。
あー!旅行したい!国内でも海外でも!
ツアーで海外行ってみたいな~。
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コロナ禍で海外への思いを馳せるのにいいお話。近藤さんの人のもぞもぞするような嫌なところの書き方はどのお話でも秀逸
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コロナ禍での海外旅行の添乗員さんの話。
いつもよりもかなり感情移入して読んでしまった。
旅は場所だでなく、出会った人たちの思い出もセットで残るもの、そして添乗員の方たちも。
こんなたまごの旅人がふたたび活動できるよう中になって欲しいと願いながら、読了。
コロナがあけたら、その後の続編も書いて欲しい。
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地球の裏側で遭遇する“日常の謎"
未知の世界へ一歩踏み出す勇気がわいてくる物語
念願かなって、海外旅行の添乗員になった遥。
アイスランドを皮切りに、スロベニア、パリ、西安で、
ツアー参加客それぞれの特別な瞬間に寄り添い、ときに悩みながらも旅を続ける。
ところが2020年、予想外の事態が訪れて――
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海外旅行の添乗員さんの見えないご苦労が偲ばれるお仕事物語としても読めるし、旅行参加者たちそれぞれが抱える問題に、ほんのひととき寄り添い、人生の一ページに、ほんのわずか関わる人間ドラマとしても読め、そしてなにより、遥自身の成長物語でもあって、いろんな楽しみ方ができる。登場人物たちが、互いに影響しあって、いい方向に一歩踏み出した様子なのもうれしい。胸のなかがあたたかくなる一冊である。
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新米の海外旅行ツアー添乗員。
あこがれてなった職業だが、ツアーの参加者はさまざま。
旅に!!!いきたい!!!
というのが素直な感想です。
馴染みのないアイスランドやスロヴェニア、本当にどこも魅力的です。
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新米旅行添乗員のお話。色々な国や料理が出てくるのが近藤史恵っぽくて良かったです。主人公はとてもしっかりした感性を持っている若者で、感心します。カッチーンと来る参加者にも神対応。いやー、えらいわ。
最後の章では現実と同じようにコロナがやってきます。本当にこの話にあるように、夢、どころか生きていく糧を奪われて途方に暮れた人がたくさんいるんだろうなと思いました。
好きなことを仕事にするのは、良いことばかりではないですが、本当に苦しい時に乗り越えられるエネルギーが出る(こともある、だって、好きじゃないともっと頑張れないだろうから)のと、仕事にかけるのは必然的に長い時間だから=好きなことをしたり、それについて勉強したりする時間の方がまだましと思ってます。今は違う職種だけど。やっぱり好きなことを仕事にしてます。
でも、給料が壊滅的に安かったからいつも悩んでたな。勤務先を奇跡的に変えられて金銭的に報われたら今度はとりあえずそんなお給料をもらえる仕事には二度とつけないって理由で辞める気なくなった。うーん、結局金?
まずい叙述ないけど、大人の考え方多いので中学生からかな。
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人物の性格が短編でありながらも分かりやすく国の描写がそれぞれ個性を感じ魅力的が伝わりやすく行ってみたいなと思える面白さが良かった。