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いかにも「女の子向け」の表紙ですね~(笑) KiKi はどちらかというと、こういう表紙の本って中身がどうか・・・・という前に苦手意識が働いちゃうんだけど大丈夫だろうか・・・・・(苦笑) TVのアニメの方のイラストだと全然そういうことがなかったんだけど、やっぱり着ているものの違いかなぁ・・・・。
(全文はブログにて)
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青春です(笑)
13歳と20歳のポリアンナが描かれています。
前半は13歳のポリアンナの無邪気によって、少々貧富の差や社会の矛盾を問題提起している感もあります。
20歳になったポリアンナは大人になっていて、青春です。
同情って時にすごく欲するけど、活字で書かれていると、欲してない相手にはひどく失礼なのかもしれないとも思いました...言葉に出してないからいいかの?ムツカシイ
でも、皆が愛し合っていて良いっすなぁ~。
がやはり前作にはかなわず。
今一度「少女ポリアンナ」を読み返しています(笑)
(H21.12 図)
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大人になっていくポリアンナ、変わるものと変わらないもの。
ポリアンナを姉のところへ置いてくれないか。療養所で知り合ったデラに頼まれてボストンに住むカルー夫人の元へ行くポリアンナ。都会のボストンでポリアンナが出会った人は——。カルー夫人の探している甥ジェイミーや、それぞれの恋模様など、盛りだくさんの青春編。
チルトン先生あっさり亡くなりすぎですよ。まずはそう言いたい。そして幸せゲームができなくなるポリアンナ。誰かほど不幸じゃないから私は幸せ、という考え方の限界をポリアンナは知る。辛いと感じている人にあなたは幸せですよ、と言う難しさも。与えるだけでは済まない貧しさが世にあることも。のべつまくなしに婦人会の話をしてゲームに誘っていたポリアンナも魅力的であったが、大人になりゲームや幸せ、貧富の差について考え悩むポリアンナは人間味があっていっそう魅力的である。
成長したジミーには完璧さしか感じない。嫉妬のあまりハイジのペーターのようにどこかで松葉杖を捨てたらどうしようと疑ってしまって申し訳なかった。人間もできてるし、大きな仕事をしているし、相手を思いる優しさも、自己犠牲を引き受けようとする清廉さもある。そして最後に付け加えるように家柄が判明。いなくなった甥のジェイミーであったことはなんとなく最初からオチは見えていたが。本物のジェイミーが出てくることを恐れているジェイミーとの関係をどうまとめるのかが読めなかったが、ペンドルトン氏(ジョンおじさん)のファインプレーに尽きる。
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『少女ポリアンナ』の続編。原題は『POLLYANNA GROWS UP』。
前半はポリアンナ in ボストン。コモンウェルス街とかボストン公立公園の描写が素敵でボストンはいつか行ってみたい。
「あたしは、公園にいられて、それ以外にすることがなかったら、どんなにいいかと思うわ。」
後半は6年後、ポリアンナ20歳。
みんながみんな自分の好きな人は別の人が好きと勘違いしているあたり、ほとんどラブコメディ。エリナー・ポーターは恋愛小説も書いていたそうなのですが、いろいろ無理やりハッピーエンド。
貧富の差や若い女性の労働問題などが出てくるのは当時の社会情勢によるものでしょうか。
後半も含めて『喜ぶゲーム』の限界というか、ゲームでは解決できない問題も提示されています。
ポリーおばさんの言う「もっと悪いことがあるかもしれない(それよりは私は幸せ)、という考え方は気に入らない」と言うのも真理。というか、ポリーおばさんも幸せにしてあげて。
「美人じゃないって?」
「あるわけないわ。鏡を見ればわかるじゃないの。」
「ねえ、ポリアンナ、きみは自分がしゃべっているときの顔を、鏡で見たことがあるかい?」
以下、引用。
68
「ああ、カルーおばさま、あたしたちって、ただ一日ずつ生きていけばいいので、それがうれしいわね!」
89
「あたしは、公園にいられて、それ以外にすることがなかったら、どんなにいいかと思うわ。」
94
「世の中でいちばんさびしいところは、都会の群集の中だってことをよ。」
「あたしも、今日はずっとさびしかったの。まわりには人があんなにたくさんいたのに。でも、なんだかだれも──あたしのことなんか──考えもしないし、気づきもしなかったみたいで。」
「その通り。みんな、考えもしないし──気づきもしないの。群集って、そういうものよ。」
164
本はたいしてありません──ほんの十冊あまりです。シェイクスピアの戯曲、『アイヴァンホー』、何度もめくったあとがある『湖上の美人』、詩集、表紙のとれた『テニスン詩集』、ぼろぼろになった『小公子』、それから、古代、中世の歴史の本がニ、三冊。
180
「でも、あたしにはなんだかよくわからないことがあるの。ここにはこんなにたくさんすてきなものがあるというのに、どうして、あの人たちはほとんど何も持っていないのかしら。」
270
「ねえ、ポリアンナ、きみは自分がしゃべっているときの顔を、鏡で見たことがあるかい?」
323
「ポリアンナ、小説家が奏でる楽器は、この世にある美しい心という楽器なんだと思う。」
371
「世の中にゃ、おじょうさんの『喜ぶゲーム』なんか役にたたない人たちがいるんですよ。けんかした恋人同士とかね!」
379
「ええ、いいゲームですとも。でも、あなたのやり方はちょっと度を越しているような気がしますよ。『もっと悪いことがあるかもしれない』という考え方は、わたしは気に入らないね。」