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舟崎先生の「ぽっぺん先生シリーズ」小さい頃から愛読していましたが、この本には本当につい最近出会いました。先生の「原点」である、と言っていいのかなと思います。ぽっぺんシリーズにちりばめられている、鳥や生き物たちへの先生の愛情、人間の愚かさや身勝手さ。どうしようもない人間に寄り添いかたりかける生き物たち。その中で成長していく少年。少年が最後の友人を空へ放ったとき彼は大人になって、でもその友人たちはずっと心の中に寄り添い続けている。きっと自分も忘れてしまっているだけで、たくさんの友人たちとの出会いと別れを抱いて今があるのかもしれない。それもまた、人の身勝手な感情には違いないと思うけれど。
成長していく愛おしさと寂しさ、ぽっぺん先生の芯の部分に少し触れることが出来たように思います。
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著者が鳥好きで、動物園というより専ら鳥の話ですが、一つひとつ自分とその動物の関わってきた記憶をもとに書かれているので読んでいて楽しかったです。
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少年は野鳥の飼育にのめりこみ、“鳥博士”と呼ばれるほどになっていった。その愛情にみちたまなざしで、さまざまな小動物との出会い、交わり、そして別れを、細やかに描く。7歳で母親をうしなった少年の心が映し出された自伝的作品。小学5・6年以上。
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虫とか、かえるとか、小さい動物にとって、男の子というのは実際、迷惑以外の何者でもないな。動物が迷惑をこうむる話が多くて、ほのぼのはできなかった。ガキの頃、友達がハサミムシをいじめるのを見て大泣きしたのを思い出した。
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小学校高学年頃の、筆者が動物(主に野鳥)を飼育したり、野生生物と触れ合ったりした自伝的物語。あくまで小学生目線と行動なので、凄い!ことをしている訳ではないが、好きで良く学んだり観察したり、時間かけて世話したりしているなぁと思う。私は動物好きなので、とても楽しく読んだ。野鳥飼えて、しかも禽舎作って貰えたり(お坊ちゃん)、凄く羨ましい。日本の摺餌で野鳥を飼育する技は廃れるなぁ。
この本はもう在庫なし。