紙の本
イラストの雰囲気が好きで
2016/06/17 21:38
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投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
手に取ってみました。
利口すぎて嫌われる。どの世界でもある事なんですね。子どもにはちょっと難しいかなーと不安でしたが気に入ってくれました。
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むかーしむかし、おとぎ話の世界に心遊ばせたことのある人間なら(そして、そんなことすっかり忘れたふりして、今は現実主義の大人だったりしたら)、この話にこめられたユーモアと皮肉に、思わずにやっとすることでしょう。お妃さまのように、時には知識や分別が、目の前にあるものも見えなくしてしまうのかもしれないなあ。
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やっぱ昔の児童書だなー。すっごくおもしろいのだけど、手に取られなさそう。こういう本は面白いよーって薦められないと読まないよね。表紙がすごくいいなと思ったけど、挿絵はイマイチ。
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王子の「りこうすぎる」という設定がおもしろい、ラングの童話。
りこうすぎるのも考えものです。
次から次へとテンポよくお話が進み、最後は大団円。
読んでいて安心感があります。
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りこうすぎても生きるのは大変なんだな… 表紙がgood。設定も面白い。地味な本だけれど、いつか小学生に紹介したい。
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昔話の形式を踏まえながらも、ちょいと脱線気味に話は進んでいく。思ったよりも面白かった! ラングの童話集が復刊になったので、近いうち読んでみよう。
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利口すぎるって、どこの世界でも嫌われるのですね。
ふふ。
どこかで聞いたようなお伽話だけど、読み聞かせたら、子どもらに突っ込まれそうな所満載で、楽しいお話です。
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りこうすぎる呪いでりこうすぎてみんなに嫌われる王子の話
魔法の道具やドラゴン退治
最後は「りこうじゃなくなる」魔法をかけようと思うけど
やっぱりやめて
「りこうじゃないように見えるようになる」魔法を自分にかける
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100年以上前に、こんなしゃれた本を書いたことに驚く。
さすが昔話を研究しつくしたラング、昔話の設定を上手く使って面白い話に仕上げています。
本当は利口でも、それを表に出さない方が愛されるって、真実ですね。
なんで三人兄弟の三番目が必ず成功するの、なんて疑問を抱き始める小学生にぴったり。すらすら読めるし、挿絵もいい。
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りこうすぎて人間味がなく、嫌われ者になってしまった王子が恋をしたことで変わります。
いろいろな童話の要素をもりこんだストーリーが面白いです。
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やー、これめっちゃ好き! 色の童話集のラングさんだけに、ありとあらゆる童話のパターンやアイテムをぎゅうぎゅうに詰め込んでいるんだけど、同時に「これがあのフセイン王子が市で買ったじゅうたん」のように、作中で先行作品を紹介しちゃうという、120年前ながらメタフィクショナルな要素もてんこ盛り。そして、パターンを踏襲していると見せかけてずらすという、洒脱でひねりのきいたユーモア。にやにやしたり、笑ったりしながら読み終えた。ラングさん、さすがだよ、ラングさん。伝記には、このプリジオ王子にはラングの自己像が投影されているというようなことが書いてあったので、もう一度伝記を読み直してみよう。
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古今東西の昔話の要素を詰め込んだようなお話です。そのため昔話のパロディのようなメタ構造も見え隠れして、これが100年以上前に書かれたのかと驚いたのです。
プリジオ王子が生まれた時に妖精に与えられたのは、数々の魔法のアイテムと「りこうすぎる」ことだった。りこうすぎるために国中の人々から嫌われることになる王子を変えたのは、美しいおじょうさまとの出会い。恋に落ちたことにより今まで気付かなかったことに気付き、世の不思議なことにも目が向くようになるのです。
この流れが素敵なのですね。恋をすることにより相手を思いやることができるようになり、魔法も信じることができるようになる。ただそれだけで王子自身の性質はそのままなのに、がらりと雰囲気も人当たりも変わってしまう。教訓めいたアレコレよりも恋心なのです。
その後の展開も魔法のアイテムをフル活用して向かうところ敵なしの状態で、次々に難題を乗り越えていくのが実に爽快なのです。そしてオチの付け方の素敵なこと。ああ面白かったと本を閉じる喜びに満ちた一冊です。
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この本は所々に( )で筆者の個人的な思いが書かれているのが特徴でした
この本では妃の態度が悪かったせいで王子が利口になってしまい、皆に嫌われているのがとても理不尽だと感じました。
プリジオ王子と妃は伝説や魔法を信じない人々で、全て彼らが正しいと思っていましたが、ファイヤードレイクやレモラが実在した事に驚きました。←(物語の中で)
そして、この物語はプリジオ王子が恋に落ちることも面白かったです。
最後に僕が妖精の道具を一つだけ手に入れられるとすれば、願い帽子が欲しいです、なぜならそれらの道具は願い帽子で全て手に入れることができるからです。
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生まれた瞬間に魔女に賢い呪いをかけられた王子が、賢すぎるがゆえに周りから疎まれ、嫌がられ、ついには肉親からも迫害を受ける話。
天才は時に孤独というけれど、賢い人、天才にしか見えない世界や価値観があって、周りはそれについてこれないとコミュニティからうき、嫌われてしまうのだなと。逸脱した能力は疎まれるのだな。ということがよくわかる。私は能力はないけれど、疎まれているので、変に感情移入してたけど、違うか。
落ちが結構好きで、最終的に周りに賢く見えないように。=中身は天才。というオチなのだけど、いつぞやか見た目は賢くなく、中身が賢い人が一番恐ろしいと聞いて、なんか納得してる自分がいました。
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要請のおくりもののせいで、プリジオ王子はりこうすぎる王子になった。かわいそうに、りこうすぎると嫌われるって。
(『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より)
「洗礼式のお祝い会で,妖精に「おまえはりこうすぎる王子になるがいい!」といわれたプリジオ王子.りこうすぎるせいで,きらわれ者になってしまいました.ところがロザリンドひめと出会ったそのときから王子は一変,火をふく竜の退治にいどみます.迫力たっぷりの挿絵はロバート・ローソン.すみずみまでゆかいな物語です.」