投稿元:
レビューを見る
作用機序を理解した上で、今回のワクチン接種の是非は個人の判断となる。自然な収束を待つほど精神力は無い。読後、接種必須と判断した。別の書籍で多少揺らぐ事もあるが、今の状況ではコスパがいいのはワクチン接種だろう。
投稿元:
レビューを見る
新型コロナワクチンが有効なことをエビデンスを用いてわかりやすく説明した本。リスクについても説明があり、わかりやすく、納得できるものだった。
ワクチンを打つ前にワクチン接種推奨派と反対派の本をそれぞれ一冊ずつ読もうと思っていた。しかし、本書にはこれから読もうと思っていた反対派の本について著者が実際に読み、問題点を指摘する記載があったため、読む気がなくなってしまった。笑
投稿元:
レビューを見る
他のコロナ本と同じと侮っていた。中身は小難しい内容で理解していないところもある。現状の日本がなぜ感染者数が増えているのか明確に表現されており良かった。他の本を読まずにこれ読んで欲しい一冊であった。
投稿元:
レビューを見る
新型コロナワクチンについての有効性・安全性について書かれた一冊(著者は宮坂昌之さん)。現在日本でも接種が行われている、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカのワクチンについてはもちろん、変異株に対する有効性なども語られる。ほとんどが科学的エビデンスに基づいているが、結論は著者の主観の入る内容。ちなみに、著者はここ数カ月の新型コロナワクチンに関する状況を見て、ワクチン慎重派→ワクチン賛成派に変わったという。
投稿元:
レビューを見る
私は信頼できる本だと思った、
この本は信頼できると思いました。理由は確固たるデータから分析して筆者自身が正しい見方で物事を理解しようとしているからです。
専門的な内容は難しくてまだ理解ができていませんが、この本は信頼してもいいと思えました。
前にコロナについて社会的な観点から考察した本を読んだことがあるのですが、根拠が不明確で分かりずらく、データが十分ではありませんでした。
筆者の偏見が混じったような本で嫌気がさしていたので、このようにデータを明確に示している本は良いと思います。
もちろん、新型コロナはまだ終息していないし、まだ不明確な所ばかりですが、不明確だからこそ簡単に予想を口にしないところがいいと思いました。
嫌ワクチンの感情を持っている方にぜひ読んでいただきたいです。
投稿元:
レビューを見る
免疫学のプロも昨年のデータではワクチン反対派だったが、直近のデータが揃ってきたことでワクチン推進派になった、という自らの意見の変遷を認めながら、きちんとコロナウイルスとワクチンを解説し、推奨する理由と、心配な点を、謙虚かつ丁寧に解説した名著。それでも専門用語は難しいが、嫌ワクチン本などという人を煽るキーワード本で騙された人はこちらも一読した上で、ワクチン受けるか受けないか決めてみてはいかがか。
投稿元:
レビューを見る
近藤誠氏やイギリスノルウェーの学者の個人名を出して、批判的な姿勢を示していたため、相当誤情報に懲りたという著者の意思を感じた(知らんけど)。でも本当とは何か考えるときに、ひとつの有効な情報源となる本。
投稿元:
レビューを見る
氏の手になるコロナ新書第2弾。ブルーバックスの前著と重なる部分も大きいけど、そのあたりは復習ってことで。トンデモ本に対する異議申し立てが、的確な理論検証とともに織りなされるのは痛快。こういう良書こそ各方面に読まれて、かつインチキ情報が駆逐される土壌が醸成されることを願う。
投稿元:
レビューを見る
難しかったけど、勉強になったし、何より希望が見えました。
知ることって大事ですね。
これ以上変異株が出てこないことを祈ります。
投稿元:
レビューを見る
令和4年のGW後半の中日、天気も良くどこかへ出かけようかと思いましたが部屋の大掃除が途中でもあり、読み終わった本の整理をすることにしました。レビューを書きたい本が50冊以上部屋の片隅にありますが、半分を目標にしたいと思います。従って、付箋をつけた箇所全てを書いていると処理しきれないので、各々10箇所程度に絞ることにしました。
以下は気になったポイントです。
・感染者の症状悪化を食い止める薬はあるものの、病気を根治させる特効薬は存在しない、感染した場合の重症化リスクを考えると現時点では、ワクチンを摂取することで感染リスクを下げるのが最も合理的である(p34)
・イスラエルではデルタ株への感染予防効果が以前の90%から60%へと下がっているが、重症化や入院を抑える効果は相変わらず90%以上であるので、デルタ株に対してもワクチンの効果はしっかり出ている(p44)
・ワクチン接種者100人と非接種者100人がいた場合、ワクチンを打ったにもかかわらず罹患した人が5人いて、撃たなかった人で罹患した人が50人いたとすると、ワクチン有効率=(1ー5/50)x100=90%となる。ワクチンを受けずに発病した50人の90%(45人)は、接種をしていれば発病を防げていたとなる。一方で、ワクチンと受けずとも50人(50%)はかからなかった事になる(p54)
・頭痛や発熱が辛い場合には、解熱薬や鎮痛薬を服用して良い、アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬など、しかし接種後に飲むことで接種前はダメである。ワクチン接種によって誘導される免疫反応の立ち上がりを阻害する可能性があるから(p71)
・新型コロナウィルスの核酸ワクチンは感染は起こさず、体内では一過性にしかウイルスRNA,DNAとして存在しえず、いずれ分解されてその運命を終えるので、ワクチンが長期的に影響を及ぼすことは考えにくい(p161)
・新規感染者の増加はもっぱらワクチン未接種者によるもので、中でもワクチン接種の優先順位の低い若年層が主体、ワクチン接種をほぼ終えた高齢者では新規感染者は非常に少なくなっているのが事実である(p169)
・マスクはウイルス自体の飛散は防げないが、新型コロナウィルスは飛沫に乗って出てくるので、感染者が他人に向かってウイルスを放出するのを防ぐにはかなり有効であった。こうしたことからWHOは、2020年6月マスクには感染力がある飛沫を遮断できる可能性があることを認め「新型コロナウィルスの感染予防のために、公共の場でマスク着用を推奨する」と発表した(p199)
・高温多湿で増えるのはカビや細菌である、一方コロナウイルスは宿主の細胞内で増えるので、温度や湿度は関係ない、これはウイルス学の常識の問題である(p215)
2022年5月4日作成
投稿元:
レビューを見る
S493.87-ゲン-2631
300865508
反ワクチンの活動家から発せられる情報を信じてしまう人たちが後を絶たず、誤った情報が拡散されています。わが国の免疫学の第一人者が書き下ろした、現代免疫学からみたワクチンに関する最新情報ですので、大変役に立ちます。2020年11月には「新型コロナ7つの謎 最新免疫学からわかった病原体の正体」講談社も出版されています。
投稿元:
レビューを見る
やはり、ワクチンを定期的に打って、密を避ける生活をあと何年かは続ける流れか。
mRNAワクチンのメカニズムが、かなりわかりやすく書いてある。
これを読めば、とりあえず5G電波を受信するとか、マイクロチップが埋め込まれるとか、そういうSFの世界からは抜け出せる。
「既存薬は新型コロナウイルスの治療を目的にして開発された薬剤ではないので、その効果は限定的となるのはやむを得ない」…ですよね。。
投稿元:
レビューを見る
新型コロナワクチンの有効性について免疫学の専門的見地から徹底的に解説した本。
著者によると、ファイザー社、モデルナ社が開発したmRNAワクチンは「感染予防」、「発症予防」、「重症化予防」すべてがそろっているそうだ。
そもそもmRNAワクチンとは、コロナウイルスの特徴であるスパイクタンパク質の設計図(遺伝子)を投与するもので、弱毒化した病原体を含む生ワクチン、感染力や増殖力をなくした病原体を含む不活性化ワクチンとは異なる。そのため、体内に入っても、ウイルス感染は起こらず、それを模した状態にすることで免疫反応を起こす。
副反応はあるものの確率は極めて低く、「打たないという選択肢はない」というのが著者の率直な感想。
著者は、科学的に間違った記述や偏見に満ちた「嫌ワクチン本」が出回り、一般人の誤解を招いていることを憂え、それを科学的なエビデンスで検証し、間違いを指摘することにも力をそそいでいる。
全体的に非常に専門的で素人には難解な解説が多く、7~8割くらい読み流してしまった。
しかし、理解は不十分でも、著者を信じたい気持ちとともに、ワクチンや治療薬としてのモノクローナル抗体がゲームチェンジャーになる期待感が強まったのは確かだ。
投稿元:
レビューを見る
コロナワクチン推進派として有名な免疫学専門家の宮坂昌之氏の本。一般向けのコロナワクチン解説書の中では、最も詳しくワクチンについて解説しているように見える。
専門的な立場から根拠を挙げてワクチン反対派を厳しく批判しており、十分納得できる内容であった。
但し、コロナやワクチンに関する情報はどんどん更新されているので、「ワクチンの効果は少なくとも1年間は保つだろう」とか「ワクチン先進国で感染している人の殆どが未接種者」とか、「3回目のワクチン接種は当面不要だろう」との主張は古くなってきている。
投稿元:
レビューを見る
新型コロナウイルスに関してはさまざまな言説に翻弄された人も多いだろう。そんな中でも、比較的信頼できそうなのが本書だろう。
何が真実か、何が正解かは、ひとまず断言できないし、ワクチンのリスクはてんびんにかけて自ら判断するしかない。分かりやすい歯切れのいい言説に飛び付く前に、結局は一人一人がリテラシーを磨いていくしかない。
マスコミも同様だ。コロナ拡大から1年もたっているのに、トンチンカンな報道関係者がいる。専門記者を養成しない・できない報道機関はいずれ、淘汰されることだろう。
自分の頭で考え、疑問に思ったら検索する(p220)。まずはこうした基本動作から、リテラシーを身に付けていくことだ。