紙の本
なんとなく読むにはちょうどいい
2021/03/06 23:06
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投稿者:オムラ椅子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画かドラマか、でいったらドラマでやりそうな内容です。
昼間に毎日やっていて、
ボーッと見るにはちょうどいいねん、ってかんじの、
商店街を舞台にした人情ドラマ風な内容です。
そのせいか、それで全てが説明できてしまい、
登場人物、設定がありふれた感じがしてしまいました。
こういうの、お昼のドラマにあるよね、どまりで、なんとなく読むにはちょうどいいのですが、そこまででした。
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大阪人や大阪弁にアレルギーのある人には決してお薦めできない1冊です。大阪に愛着のあるひと限定で。
私は生粋の大阪人ですが、淀川よりも北で生まれ育ったので、舞台となっている住吉大社の辺りにはそれほど詳しくありません。門前の商店街のことも知らないから、「たこ焼きの岸本」と聞けば、キタの人間に馴染みの深い「ねぎ焼のやまもと」を思い出してしまう。住吉さんやミナミをよく知る人ならば、「やまもとちゃう!モデルはこっちのたこ焼き屋や!」っちゅうのがあるのでしょう。失礼御免。
お節介なぐらいがちょうどいいと信じる人たちが暮らす人情の街。謎らしきものが登場したり事件が起きたりもしますが、「なんでこんなことに気づかんねん」と読者が言いたくなることばかり。至って平和、安心の本。
大阪人だとはいっても紅生姜には特に思い入れなし。でも本作に登場する混ぜごはんは夏場にいいかもしれないと思いました。
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十喜子さんのたこ焼きや様々な料理、どれもおいしそうで食べてみたい!
登場人物が親しみやすいバラエティに富んだ人ばかり。楽しく読めた。続編も期待。
タイトルはもうちょっと、、、、
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大阪の住吉神社の近くの商店街のたこ焼き屋,三年前に夫を亡くし,十年前に息子は家出し,一人で頑張る十喜子.商店街の人情話に放蕩息子の瘤付き帰還.それに女子プロレスも加味されてごちゃごちゃした面白さ.たこ焼き屋ができそうな新メニューもお手軽そうで奥深く美味しそうだった.
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大阪ほんま本大賞2020年の受賞作、ということで読んだ。
昔からの住人が多い地域って、今、この時代でもほんとにこんな感じなのかなぁ?良くも悪くもおせっかいで、意見をきっちり言い合って、支え合って、よその家のこともだいたい知っている。マンションを転々とする身には想像できない、付き合いの深さだ。
行方不明の十喜子の息子が帰ってきた時、本人の戸惑いをよそに周囲のご近所さんが「よかったよかった」とすんなり受け入れた様子が、なんだかとても「ありそう」だったな。
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たこ焼きは大好きです!実家では、たまにたこ焼きパーティーなど、していました。今はよくお店で買って、食べてます。…でも、この時期に焼くのは、大変でしょうね。って、この本に、興味を持ってしまいました。にゃんこまるさんの本棚から。
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Twitterでなんか上手い紹介文とおせおせ文だったので、
ちょっと気になって読んでみた。
初読の作家さん。で、連作短編集。
なんか最初は、テンポが大阪のおばちゃんぽくないというか、だるいというか。
放蕩息子が帰ってくるあたりから、話が転がるのかなーと思ったんだけど、やっぱりペースはスローで。
オーラスにこの放蕩息子の嫁が登場して、話に華が添えられた。なかなか、いいキャラ(女子プロレスの人気ヒール)で
実にもったいないなぁ、と思う。
もしかして続編書くのかな?
たこやきのチーズのせ、はぜひ食べてみたいです!
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FM802で知り、拝読。
鬱陶しさも含めた、温かい地域との繋がり、家族とのモヤモヤや1人になったものの寂しさ、虚しさ。
面白かった。何より、とても軽快でかつ、大阪弁のテンポの良さで、読みやすく楽しかった。
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義母が住吉大社近くに勤めていたことがあってその懐かしいお話を聞いてから気になって手にしました。何より祖母がたこ焼き屋さんを地元でやっていたので刺身を感じて手にしました。もし女優さんに演じてもらうならば誰がいいかしらとちょっと思いながら。こういうコテコテの部分は表現が難しいのかなあって思いました。
私自身が下町人情についていけるのかなあってちょっと不安になります。羨ましく思う反面ちょっとしんどいかなと思う現代っ子です。続きも出ているのでまた読んでみるのも面白いかなと思います。
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大阪・住吉大社の近くのたこ焼き屋を舞台にした人情話。
「グルメ」ではないですが、どこかで食べたことのある食べ物が出てくる食べ物小説です。
昔の風情、今の世の中。
登場人物が口にするセリフや感じ方。
わかる、わかる、と思うところがいくつもでてきます。
一気に読むことができました。
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勝手に装丁や大阪のたこ焼き、おばちゃんというワードでもう少し、明るい感じをイメージしてました。粉もんや馬子のような…。
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想像してた本と全然違うかった…!(いい意味で)
しかも、直前に読了した「阪堺電車」と、舞台がニアリーやった。笑
本を開く前は、岸本さんってOLさんかなと思ってたらなかなかのオバチャンで、
「おお…、オバチャンなのか…」
って思ったら案外若いのか! てなったりとなんかせわしない。(笑。わたしが)
こういう言い方はアレやけど、碧野圭氏の菜の花食堂シリーズとか、吉永南央氏の珈琲屋こよみシリーズの
コッテコテの大阪版みたいな…?
(最早全然違うやろ)
面白かった! しかもびっくりなことに続編もあるようなのでソッコーリクエストした。
正直、十喜子さんと年齢が近いわたしとしては(…oh)大阪のオバチャンやのに全然大阪のオバチャンになれてないわー。
あかんわー。わたしも年取ったら勝手に大阪のオバチャンになれると思ってたのに、大阪のオバチャンになるにもちゃんといろいろ経験値がいるねんでー。知らんけど。
そして、颯くんはほんまに颯くんなん!?てまだ疑ってんねんけど(笑)、大丈夫よね。
十喜子さん、大阪のオバチャンやけど心は乙女なんやから(大阪のオバチャンとはそういうものなのだ)、一番大事なところをえぐらんといてあげてよ!? 大丈夫!?
と、十喜子さん寄りの読み方をしてるけれども(笑)菜美絵さんがいるから大丈夫かな!
この方もええわあ。ええ味出してるわあ。ステキやわあ。
もしかして著者は濃いめの女子を書いてくれはる方なんかな。それはそれで楽しい。
菜美絵さんや十喜子さんみたいになりたいなあ。こう、(悪い意味で)媚びないで生きたい。強いやん。
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大阪の商店街ということで購入。
大阪のおばちゃんが、町の困りごと解決するストーリーかと思ったら。
途中から、息子が出てきて、話がちがう方向に。
中身は軽くて、読みやすい。
好みではなかった。
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読みやすいけど、情景描写や人物設定に分かりにくいところがあった。時間が経ったのなら文章を一行空けて時間経過を表現してほしいと思った。
歌謡曲や演歌が似合う雰囲気の小説だったので、突然BLANKEY JET CITYが出てきたのには驚いた。浅井さんの歌声の表現は笑ってしまった。
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タイトルからして大阪だなぁとわかる。
住吉大社近くで「たこ焼き屋」をひとり営むおばちゃん。
何か本当にどこにでもありそうな店。
そして大阪の下町感も満載。
こういう日常感もありなんだよなぁというふうに淡々と進む。
だが、18歳で家を出て行方わからず…だった息子が、
1歳の子どもを連れて帰ってきた。
テンポよく読める。