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第8回「大阪ほんま本大賞」受賞作、みをつくし料理帖の高田郁さん推薦
2020/10/08 15:24
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
温かくて笑える人情物語。美味しそうなたこ焼きや下町グルメ。こんなときだから、大阪の人情を!美味しいたこ焼きと、人との繋がりがバッチリ好相性。舞台は大阪下町にある商店街。亡き夫から引き継いだ「たこ焼き屋」を営む主人公。下町人情話かと読み進めるが、18歳で家を出た息子が10年振りに突然子連れで帰り、強烈な個性の嫁が来たあたりから俄然面白くなりラストまで突っ走る。「後悔させへんさかい、いっぺん食べてみて!」第8回大阪ほんま本大賞受賞作。本書を2021年1月31日までに関西2府4県の書店で購入すると、その一部で児童福祉施設に本を寄贈されます。
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たこ焼き食べたくなる
2020/05/28 07:16
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投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
住吉大社近くの商店街でたこ焼き屋を営む岸本十喜子。十喜子を中心とした下町の話。前半は謎解き要素、後半はドタバタでてんやわんや。世代のギャップを感じたり、大きなお世話と思うぐらいのお節介に感じるところもあったけど、商店街のみんなで助け合ってるのは、優しく感じて良かった。十喜子が作るたこ焼きとチーズ焼き、それとベビーカステラが美味しそう。たこ焼き食べたくなるね。ウチでたこ焼き作って食べるぞ……、その前にたこ焼き器がないや。買わねば…。玉子サンドも食べたいね。こういう義理人情はいいですね。
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投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
思っていたよりは明るさが足りなかった。しかし、大阪の日常が良く描写されていると思う。少し笑いが少ないかな
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なんとなく読むにはちょうどいい
2021/03/06 23:06
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投稿者:オムラ椅子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画かドラマか、でいったらドラマでやりそうな内容です。
昼間に毎日やっていて、
ボーッと見るにはちょうどいいねん、ってかんじの、
商店街を舞台にした人情ドラマ風な内容です。
そのせいか、それで全てが説明できてしまい、
登場人物、設定がありふれた感じがしてしまいました。
こういうの、お昼のドラマにあるよね、どまりで、なんとなく読むにはちょうどいいのですが、そこまででした。
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『食堂のおばちゃん』のナニワ版か? 大衆性と下品はちがう。
2021/01/31 00:28
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投稿者:Black&Blue - この投稿者のレビュー一覧を見る
大阪人として、「たこ焼き、ヨシモト、タイガース」の三つでくくられたくないと、いつも思っている。この本は、つまらないベタな大阪が勢揃い。ヨシモトのつまらんギャグを本にしたようで、笑えない。どこが面白くて、これが本になるのか、わからない。大阪の真実性がなくて、大阪人として、めっちゃ不愉快。
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大阪人や大阪弁にアレルギーのある人には決してお薦めできない1冊です。大阪に愛着のあるひと限定で。
私は生粋の大阪人ですが、淀川よりも北で生まれ育ったので、舞台となっている住吉大社の辺りにはそれほど詳しくありません。門前の商店街のことも知らないから、「たこ焼きの岸本」と聞けば、キタの人間に馴染みの深い「ねぎ焼のやまもと」を思い出してしまう。住吉さんやミナミをよく知る人ならば、「やまもとちゃう!モデルはこっちのたこ焼き屋や!」っちゅうのがあるのでしょう。失礼御免。
お節介なぐらいがちょうどいいと信じる人たちが暮らす人情の街。謎らしきものが登場したり事件が起きたりもしますが、「なんでこんなことに気づかんねん」と読者が言いたくなることばかり。至って平和、安心の本。
大阪人だとはいっても紅生姜には特に思い入れなし。でも本作に登場する混ぜごはんは夏場にいいかもしれないと思いました。
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十喜子さんのたこ焼きや様々な料理、どれもおいしそうで食べてみたい!
登場人物が親しみやすいバラエティに富んだ人ばかり。楽しく読めた。続編も期待。
タイトルはもうちょっと、、、、
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大阪の住吉神社の近くの商店街のたこ焼き屋,三年前に夫を亡くし,十年前に息子は家出し,一人で頑張る十喜子.商店街の人情話に放蕩息子の瘤付き帰還.それに女子プロレスも加味されてごちゃごちゃした面白さ.たこ焼き屋ができそうな新メニューもお手軽そうで奥深く美味しそうだった.
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大阪ほんま本大賞2020年の受賞作、ということで読んだ。
昔からの住人が多い地域って、今、この時代でもほんとにこんな感じなのかなぁ?良くも悪くもおせっかいで、意見をきっちり言い合って、支え合って、よその家のこともだいたい知っている。マンションを転々とする身には想像できない、付き合いの深さだ。
行方不明の十喜子の息子が帰ってきた時、本人の戸惑いをよそに周囲のご近所さんが「よかったよかった」とすんなり受け入れた様子が、なんだかとても「ありそう」だったな。
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たこ焼きは大好きです!実家では、たまにたこ焼きパーティーなど、していました。今はよくお店で買って、食べてます。…でも、この時期に焼くのは、大変でしょうね。って、この本に、興味を持ってしまいました。にゃんこまるさんの本棚から。
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Twitterでなんか上手い紹介文とおせおせ文だったので、
ちょっと気になって読んでみた。
初読の作家さん。で、連作短編集。
なんか最初は、テンポが大阪のおばちゃんぽくないというか、だるいというか。
放蕩息子が帰ってくるあたりから、話が転がるのかなーと思ったんだけど、やっぱりペースはスローで。
オーラスにこの放蕩息子の嫁が登場して、話に華が添えられた。なかなか、いいキャラ(女子プロレスの人気ヒール)で
実にもったいないなぁ、と思う。
もしかして続編書くのかな?
たこやきのチーズのせ、はぜひ食べてみたいです!
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FM802で知り、拝読。
鬱陶しさも含めた、温かい地域との繋がり、家族とのモヤモヤや1人になったものの寂しさ、虚しさ。
面白かった。何より、とても軽快でかつ、大阪弁のテンポの良さで、読みやすく楽しかった。
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義母が住吉大社近くに勤めていたことがあってその懐かしいお話を聞いてから気になって手にしました。何より祖母がたこ焼き屋さんを地元でやっていたので刺身を感じて手にしました。もし女優さんに演じてもらうならば誰がいいかしらとちょっと思いながら。こういうコテコテの部分は表現が難しいのかなあって思いました。
私自身が下町人情についていけるのかなあってちょっと不安になります。羨ましく思う反面ちょっとしんどいかなと思う現代っ子です。続きも出ているのでまた読んでみるのも面白いかなと思います。
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大阪・住吉大社の近くのたこ焼き屋を舞台にした人情話。
「グルメ」ではないですが、どこかで食べたことのある食べ物が出てくる食べ物小説です。
昔の風情、今の世の中。
登場人物が口にするセリフや感じ方。
わかる、わかる、と思うところがいくつもでてきます。
一気に読むことができました。
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勝手に装丁や大阪のたこ焼き、おばちゃんというワードでもう少し、明るい感じをイメージしてました。粉もんや馬子のような…。