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202109/シリーズ3作目。今回、およしの結末は泣かせる為に思えて残念。違う結末が良かった。住人間での引っ越し(部屋入れ替え)、最後のある人物の求婚会話もとってつけたような感じというか、エピソード・登場人物達を盛り込み過ぎに思えた。とはいえ、毎回面白く楽しみなシリーズ。子供達が夕餉用意してお勝が帰宅して食事につく場面、テンプレ感もあるけど好き。
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金子成人「望郷の譜」、ごんげん長屋つれづれ帖シリーズ№3、2021.9発行。一番かみなり、藍染川、老臣奔走す、望郷の譜 の4話。質屋「岩木屋」の番頭、お勝39歳の気風の良さが売りのシリーズですが、その子供たち(産んだ子ではなく引き取った子供たち)、お琴13歳、幸助11歳、お妙8歳もそれぞれいい味を出しています。
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内容(ブックデータベースより)
お勝たちの隣の部屋に住まう、彦次郎とおよしの夫婦。
古くから『ごんげん長屋』に暮らし、賑やかな住人たちを温かく見守る穏やかな二人の元へ、
常陸国から一人の男が訪ねてきた。
男を追い返すとともに、慌てて長屋を引き払おうとする彦次郎たちを引き留めたお勝は、
老いた夫婦の哀しい過去を知ることになる――。
令和4年27日~30日
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【収録作品】 一番かみなり/藍染川/老臣奔走す/望郷の譜
「一番かみなり」 旗本の小倅たちに灸をすえるお勝。一方、屋敷に置いてきた息子の成長した姿を垣間見て動揺する。
「藍染川」 染め師の仲三・きわ夫婦。酒癖が悪く、浮気相手に入れあげている仲三に、娘と息子は愛想を尽かしていた。
「老臣奔走す」 主人のために自分の家宝を質に入れようとする老臣の苦労を見かねたお勝は、事情を調べて入れ知恵する。
「望郷の譜」 錺職の彦次郎・およし夫婦。二人の故郷から二人を知る人物が現れ、彦次郎は長屋を出ようとする。その矢先、およしが倒れる。
頼まれても頼まれなくても、知ってしまったら首を突っ込むお勝。お節介焼きだが、そのお陰で物事が動くこともある。前はうっとうしいだけだったが、そのありがたみもわかる。今となっては貴重な存在だ。