紙の本
惜しい点もあるが良書
2023/06/30 22:44
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投稿者:ふるかわぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
わかりやすい。
普通この手の本はさあ書いてみましょう。と解説のあとに課題がきて、そこをクリアできないと大体つまずいたり、その前の解説を読み直しても理解できない場合が多いのだが、課題と一緒にヒントになるように著者なりの回答が書いてあって、挫折しないように作られていて、親切。
惜しい点は、誤記が多い。
技術評論社の、この書籍のページに正誤表が記載されているが、買うなら修正されている2版以降を強くおすすめする。
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第1章 ゲームシナリオライターになろう
1-1 ゲームシナリオライターとはなにか
1-2 ゲームシナリオライターの現場見学
1-3 ゲームシナリオライターに向いている人
1-4 誰でもゲームシナリオライターになれる
第2章 作り始める前に知っておきたいこと
2-1 ゲームとはなにか
2-2 すべてはドラマに集約される
2-3 準備の質が作品の質
2-4 必須武器「アイデア」の作り方
第3章 独自性のある舞台を作る
3-1 ゲームシナリオライターが作る設定
3-2 舞台設定に個性と魅力がある名作
3-3 特殊ルールを使いこなす
3-4 舞台設定を作ってみよう
第4章 よく動くキャラクターを作る
4-1 よく動くキャラクターとは
4-2 各項目が持つ機能と、設定のポイント
4-3 キャラクターに魅力ある個性をつける5つのヒント
4-4 キャラクターを作ってみよう
4-5 キャラクター作りの最終チェック
第5章 結末を知りたくなるプロットを作る
5-1 プロット作りの基礎知識
5-2 「面白い」プロット作りのヒント
5-3 プロットを作ってみよう
第6章 自然で読みやすいテキストを書く
6-1 ゲームシナリオを書いてみよう
6-2 ゲームシナリオの核となる「セリフ」
APPENDIX ゲームシナリオライターの裏側
Appendix-1 印象的なプロでの体験
Appendix-2 ゲームシナリオライターの収入
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テンプレを埋めるやり方、細かいところまで明示的にガイド、と教科書的にまとまっている。著者の専門学校の講義を下敷きにしているからだろうけど、よくまとまっている。ただ、個人的には、ゲームならではの部分にたどり着く前の部分が厚くなっていて、ゲームならではの部分が物足りないと感じる。講義ではコマ数が限られてるので、そこまでたどり着かないから、書くネタがなかったのかもだけど。例えば、シナリオ構造のパターンは、4gamerの「イシイジロウ氏ら第一線で活躍するクリエイターがアドベンチャーゲームを語り尽くす!」をプロなら知ってるべきだと思うし。シナリオの整合性に関する研究もフォローして欲しい(ステマ)。