投稿元:
レビューを見る
ー では、具体的に“本質的なデジタル化”とはどのようなことなのだろうか。それは、次の5つの要件が満たされることである。
①サプライチェーンが、上流から下流まで一貫してデジタル化すること
②ビジネスモデルを変革すること
③トップダウンの全体戦略と、従業員一人一人からのボトムアッブの施策創出の両面からアプローチすること
④ビジネスケースの精査、成果予側、意思決定など、ガバナンスが変革されること
⑤失敗しながら学ぶ文化が浸透すること ー
コロナを契機とした社会変化は現在進行形なので、みんながもやもや感じていることはいろいろとあるんだろうけど、本作は、そのもやもやをファクトに基づいて議論してくれている。
やっぱ、サプライチェーンと気候変動対応はもっと劇的に根本から変えていかないといけないんだろうな…。
投稿元:
レビューを見る
マッキンゼーの予想では、リモートワークは減速傾向で、出張が戻るとのこと。
eコマースとAI以外は何も変わらない世界。
投稿元:
レビューを見る
2022/4/24
2000年以降のデジタル技術の進歩と規制緩和・民営化(雇用規制の緩和)によって一部の企業が加速度的な成長を見せる一方で、多くの既存企業はビジネスモデルを破壊され、停滞あるいは破綻するという分断が進んできた。コロナはデジタルシフトを強制的に進める一方で、脆弱な低収入層に大きなインパクトを与え分断をさらに進めている。
・オンラインが主な顧客接点になっていく。SNSも参考に入れた需求予測をし倉庫の自働化を進めたウォルマートのような顧客にその時に最適な商品を提供できる全サプライチェーンにわたるデジタル化、豊富な画像情報でウェブ上で車のオプション選びも含め契約を完結させるテスラのようなデジタル顧客体験の再定義、APIを開放しパートナー企業とのサービスを構築した平安保険のようなエコシステム構築などで事業モデルをデジタル化によって差別化する必要がある
・1940-ベビーブーマー、1960-X世代、1980-Y世代ミレニアル世代、1996-Z世代。Z世代には動画コンテンツが購買に大きく影響し、倫理的だがプレミアムは支払わず、リサーチをするが家族や友人の口コミを信用する
・出張需要はオンラインへの以降で縮小するが場所の自由が進むことで新たな移動需要が生まれ2024年には移動需要が元に戻る
・デジタル化にはデジタル人材の確保が必要。また、今後デジタル化やAI・オートメーションの活用で低中スキルの雇用は減少し高スキル雇用が増加する。その対応のためにはリスキリングが有効。なぜなら採用よりもコストがかからず、オンボーディングコストや離職リスクが低いため
・サプライチェーンは効率性と強靭性のトレードオフのバランスを取ることが慣用。危機時に強靭性にふれても、次第に効率性に偏ってしまいがち。
・健康促進効果の7割は予防。健康経営によって、健康問題での労働力減少と鬱による生産性の低下防止で投資以上のリターンが得られる
★健康保険組合が親の生活習慣にも支援を与えるとよいかも
・メンバーシップ型からジョブ型に移行することで、雇用が流動的となり競争力が必要になってくる。そのためモチベーションの源泉となるパーパス、効率的なトレーニング、透明性の高い評価制度が重要になってくる。
・デジタル化によって高スキル層の生産性向上と、中低スキル層の自働化への置き換えで所得と雇用安定性の格差は広がっている。国としてのリスキリングと産業間の人材移動、不動産など非選択財の高騰による可処分所得の圧迫を防ぐための住宅政策、投資格差を埋めるための追加的補助金や金融教育が必要
投稿元:
レビューを見る
マッキンゼーに在籍の著者(達)がアフターコロナでどのような業種業態が有利になるのか(不利になるのか)を分析している本。データベースの分析で説得力があり、さすがマッキンゼーといった内容だった。
投稿元:
レビューを見る
図はきれいなのだが説明がやや不足している。
ザ・コンサルタントのグラフって感じ。ぱっとみきれいでメッセージが明確だけれどよくみるとほんとかな、と思えるようなところが多い。
投稿元:
レビューを見る
Volatility、Uncertainty、Complexity、AmbiguityのVUCAの時代という理解しかできない、このレベルの本は自分にはまだ早い。