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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
・文豪の蔵
・ドッペルゲンガーの銃
・翼の生えた殺意
の3つの中編を収録。
密室、アリバイトリック、雪道の足跡と、ミステリーの王道的なエッセンスによるライトな小説です。
しかし、あっさりし過ぎている感じなのと、最終的な探偵がどうにも納得できない。
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本格モノの短編集と聞き(しかも倉知淳氏の作品なので)多少期待して読んだが期待外れの一作となった。
3つの中編が収録されているのだが、そもそもワントリックだけをネタに作品を仕立て上げているので中身がなさすぎる。推理クイズ程度のネタに肉付けして、キャラを工夫してライトコメディ調にしてあるが、退屈な会話が多く何度も同じ言い回しが出てきてウンザリ。
しかも肝心の謎は、おそらく普通に解ける。
奇しくも作中で出てくる評価と同じ「ボツ」が3つで、セットにしてなんとか出版と言う感じで、あまり推理小説や本格モノを読まない小中学生向けかな?
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【名手がフェアプレイ精神で贈る三つの殺人】女子高生ミステリ作家の灯里は小説のネタを探しに刑事の兄のコネで事件現場に潜入。 彼女が遭遇した密室、分身、空中飛翔の真相は?
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久しぶりの倉知淳。
期待感が大きかったためか、評価は平均的なもの。
警察一家に育った女子高生作家。
ネタ探しのため、警察庁から警視庁に出向中の兄に、奇妙な事件がないか聞くのだが、真面目以外は取り柄のない兄は事件解決には役立たない。そんな中、彼の守護霊だと名乗るジジイが降臨して、鮮やか?に事件の真相を語る。
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第一話、主役である女子高生作家の謎解きが始まる。極めて凡庸。このレベルのものを三つ読まされるのは辛いと思い始めたところで突然のサプライズ。このサプライズが本当にサプライジングで、そこまでかっとんだ話にしなくてもいいのでは、と思わなくもない。しかし、そこでひっくり返る解答そのものはなかなかのクオリティー。地味ではあるが充分に現実的。
そこで二話以降、気合い入れて読んだ。どちらも半分くらいはわかったかな。特に三話は、作者の用意した解答とは違っていたが、自分の解答もそう遜色ない気がする。女子高生作家がネタ集めのためにポンコツキャリア刑事の兄と捜査するという形式なので、捜査情報が充分には入手できず、推理も「この部分は想像するしかないが」という形になるので、そういうことが起きる。