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生物は生存機械に他ならないって結構ショッキングです。利他的な行動は遺伝子の生存に有利だから。
現在の遺伝学者はどういう見解なんだろう。
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旧版を読んだことがあるので2回目.
生物は遺伝子の乗り物.
その遺伝子が繁栄することと,その乗り物である生物が生存したり幸福であったりすることは全くの別問題.
(遺伝子目線では自死を選んだ方が,自分と同じ遺伝子を一定割合持つ母親や兄弟を生きながらえさせた方が繁栄する)
しかし人間という乗り物は発達した脳という機関により運転手に背くことができる(=避妊具の使用)
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あらゆる人にとって必読書だと思う。
ヒトを含む生物がどうしてそういう行動を取るのか、理解する助けにもなる。
例えば、男性は女性と違って必ず浮気をするものだとよく言われるが、必ずしもそういうわけではないということも理解できるようになると思う。
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2020.8.4 読了
人間の生存戦略的なモノをマクロ的に知りたいと思って読み始めたが、、、、クソ長い。
辞書ぐらいあるページ数を蛇のように論が展開する中で読まされた感じ笑
論文をまとめてある形だから昆虫や他の動物に対する数多くの考察がなされていて面白いとは思うが話の脱線が半端ない。
ダラダラ読む読み物としては充分楽しめるはず。
内容については、人間という自己複製の器の観点から論じてある部分が非常に明快だった。
自分がどう生きるか的な部分には関わりはないが、「人間って結局こうだよなー」的な部分の諦観は得られるのではないだろうか。
ゆっくりした時に読み直したい。
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難しかったが、読むことができてよかったと思う本だった。遺伝子レベルで見ると、なぜ利己的な遺伝子なのかということがわかった。
家族や同族に対する生存機械の行動が、利己的な遺伝子によるものだと納得するなど、この視点から見るといろいろなものが説明できる。
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なんとなく、タイトルが気になり読んでみた。1回だけだと輪郭もつかめなかった。タイトルに引っ張られて読んだほうがいいのか、どうか。
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『利己的な遺伝子』要約
■要点1
生物は利他的に見える行動をとることがあるが、それが自らの遺伝子の生存に有利に働くからである。
■要点2
生物とは、遺伝子が自らを外的から守るために築き上げた「生存機械」に他ならない。
■要点3
生存機械は、多様の遺伝子を含んだ「乗り物」のようなものだ。遺伝子は生存機械を乗り捨てて行きながら、自らのコピーを次々と広めていく。
■要点4
「ミーム」は文化的伝達の単位であり、遺伝子のように自己複製を繰り返していく性質を持つ。
■要点5
将来を予測する能力を持つ人間だけが、利己的な自己複製子に立ち向かうことができる。
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歴史的名著とされるが、ちょっと情報が古い部分がある。著者もあとがきで触れているが。
「実証」の不可能な進化論について、遺伝子の自己複製という基本原理から思考を組み立てて、鮮やかに論じて見せる。ただし、「利己的」という言葉すら比喩であるということは理解しておくべし。
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「人間は、遺伝子の乗り物にすぎない❗」
衝撃的で、めちゃ面白いです。
ぜひぜひ、読んでみてください。
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30年前に話題になっていたけど読むことがなかったなと、本屋で手に取ると40周年記念とある。あれおかしいなと思いつつ購入して正月に読書に耽った。何となく概要を知っているつもりだったが、読んでみると誤解していることも多くて、今読んでも全く色褪せないというか新鮮な驚きが沢山あった。ただ丁寧に論説していく内容なので、隙間時間で読めるような本ではないようだ。だが多様な遺伝子か発生したと思われる原初の生命スープを創造するとなんだか壮大な歴史の旅に出たような不思議な気持ちになった。全ての章を読み終わり訳者後書きを読むと最初の謎が解けた。日本で出版された当初は全く違うタイトルで、10年後に原題の通りのタイトルで出版すると一気に世間で話題になったとのこと。なんかスッキリした。
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本書はリチャード・ドーキンス博士の古典的名著。
生物の遺伝子がどのように進化していったかが論じられている。
数年前に一度手に取ったのだが、その時はあまりに自分の知識のなさとじっくりと読める時間がなかったために挫折した。
しかし、今回は以前比べ多少の知識武装(笑)をし、年末年始の休みを利用して、時間もそこそこあったので読了することができた。
このような学術書というのは、年数が経つとその理論や主張が時代遅れとなったり、新しい理論が生まれ、主張が間違っていたことが判明するなどしてほぼ古い物は読まれなくなるのだが、本書は題名でも分かるように40年以上前に書かれたもので、その主張はまだ色あせていない。
数多く学者からも引用されている本書である。
遺伝子学の基本書として読んでおいて損はなかった。
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遺伝子が存続しやすい環境を維持発展するよう生物はプログラミングされており、それこそが生物の究極的な生きる目的
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・生物とは、遺伝子が自らを外敵から守るために築き上げた「生存機械」
・「ミーム」は文化的伝達の単位であり、遺伝子のように、自己複製を繰り返していく性質を持つ。
・遺伝子は、自分自身のコピーに対しては、他の体にいる場合であっても援助を惜しまない。個体レベルで見たら他人を助けたり、子供を助ける行動も、遺伝子レベルで見たら生存のための戦略
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生物の個体は、自己を複製し存続するために動くという点で利己的な遺伝子によって動かされている。
文化伝達の単位のミームは、DNAよりも早く伝播する。
人間が持ち得る新しい自己複製子
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40年前、大きな衝撃を与え、独自の視点で生物の進化を捉えた作品
今となっては比較的この本で示された考え方が浸透されてきた感じがあるので、衝撃があるとは言い難い
生物学にあまり詳しくない人が読めば新鮮に感じ、詳しい人が読めばこの考え方の元となる理論や思考を辿ることで納得感が深まっていく
著者の主張が一貫しているため、わかりやすくはなっているが長文でじっくりとその主張が繰り返されるため、途中で飽きが来てしまうのでのんびり読むのが良い
ライオンの話やミームの話は特に興味深かった