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「理念」(ビジョン)を実現するためには、どんな人財が必要か、「人財育成目標」(目指す人財像)を明確にする。
「人財育成目標」(目指す人財像)の考え方として人財育成五元論(①主体性②人間性③専門性④志⑤歴史)を示し、それに基づいて人財育成を行うことで、「人財育成目標通りの人財が育つ」ことをゴールとしている。
主体性を育むためには、自らの思考や行動の「原則(価値観・判断基準)を定め、その「原則」に基づき行動することが大事。
この主体性の基盤となる「原則」を確立するためには専門性と人間性を育むこと、そして「時間軸で考える」ことが大事。
歴史(何のために)を踏まえ、志(どこに向かうのか)を描いた上で原則を定めると、原則がただのマイブームで終わらない、確固たるものになる。
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昔流行ったセミナー臭がするので、ちょっと厳しいかな…巻末で事例が書かれていましたが、体験談がまさにセミナー受講者のソレっぼい感想だったし。著者の創業した研究所てのも感動とか入れてるところを見ると、著者もセミナーとか受けて、影響受けてる気がします。紹介されている手法とかは色々なところで実践されているものもあるし、受けたものもあったので、参考にはなったが、教科書にするには偏りがあるように思うのでどうかなと。
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頭にすっと入ってくる文章だが、全体的にふわっとしている印象。指導者の立場の人が部下に対してどのようなアプローチをすれば良いか、具体的な方法が書いてあるのかと思いきや。他人を変えることはできないので、まず自分を変えようという自己啓発本だった。
内容もよくあるトイレ掃除や挨拶について、目標の持ち方などだが、個人的には著者の書き方が1番自分に合っていた。他人に責任を押し付けるのではなく、自分が変わろうと自然に思える語り口だった。物足りないと思う人も多いだろうが、私は好き。
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よく部下に対して、「こんなもんか」「使えない」とか言うマネージャーがいるが、そう言う人たちは人を育てる感覚に乏しいように感じる。
主体性をどう育てるか、どんな意志を持って働いてもらうか、それらはマネージメントでできるのだと、さまざまなな実例を通して知れた。
人を単なる言うことを聞かせる部下としてではなく、対等な感情を持ったひとりの人として尊重することが大切なのだ。
本書に出てきたこのセリフがよかった。
「人を動かす秘訣は、人が自ら動きたくなる気持ちを起こさせることである」