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ウェブっぽい文章だと感じた。こういう恋愛や生き方をしてきた人は共感するのかもしれないが、正直あまり響かなかった。
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『ボクたちはみんな大人になれなかった』読了。
素敵な世界観だった。言語化できないくらい。好きな人との別れは青春との決別のつもりが時を経て不意に訪れた再会。再会をきっかけに図太く東京で生き残れたのは好きな人のおかげだったと気づく主人公。心の蟠りがとけたような幸福感で胸が熱くなった。
恋をするってすごくない?少し前までは生きるのに必死で人を好きになることを否定的に考えていたけれども。もしも主人公みたいに好きな人で生きることを承認してくれるような人がいてくれたら少しでも図太く生きれるのになぁ…なんて、人は寂しい生き物だな。ちょっと逃げてみたり挑戦してみたり。
2019.1.12(1回目)
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90年代のふたりは、それぞれの夢に対して
不安というかほとんど絶望に近いものを抱えており
それを相手に見せたくないがばかりに
別れるしかなかった
ということになるのだろう
互いに自然と連絡を絶つ形だったのだが
まあ女にとってはそのほうがよかったに違いない
男としては、自分のところにすがりついてきて
慰めてもらいたかったんだろうけどな
そんな都合のいい話もなく時は流れ
2010年代も末となった現代
フェイスブックで再会した彼女に、近況を見せびらかして
ある種の復讐を果たすのだが
ここで重要なのは
SNSが、必ずしも実情を正確に伝えるメディアではない
ということですね
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初燃え殻。私小説。都内、N馬区、そしてI橋区で独り暮らしをしていた頃を思い出すなぁ…。いくつかのエピソードにいたく共感したが、トータルとしては…うーん、うまく言語化出来ない。その理由の一つは私自身もこんな私小説を描きたいからだろう——言わば、このヒトの才能に嫉妬しているのだ。星三つ。
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昔の彼女にフェイスブックで友達申請したことをきっかけに過去の振り返るように進むお話。
どこか詩的な言葉たちが紡ぎ出す、懐かしくも儚くも感じられるストーリー。
”ボクたちがあと50年生きるとして、人類ひとりひとりに挨拶する時間は残っていない。ボクたちが会えたことは奇跡だと思わない”
燃え殻さんが本当に何を残したかったのか、わからないが、僕にはこの一文が響いた。
人との出会いを大切にしようと思った。
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人生で忘れられない恋。忘れられない人。世界で一番大切な人を失っても、世界は刻々と進んでいく。あの人の代わりはいない、けれど自分の代わりなど山ほどいる。忘れたと思ってもふとしたきっかけで、あの日押し殺した感情がいとも簡単に溢れ出す。人間は合理的でいたいと願っているが、全くもって非合理的な生き物だ。頭でわかっても心がごねる。そんな言葉にならないような非合理的な感情が、リアルに表現されていて、思わずドキッとした。
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難しい、けれどもいつかまた読みたいと思った。わかるときが来る気がする。これがいまの感覚にぴたっとはまるときが来る気がする。
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タイトルに惹かれて、書き出しに惹かれ、装丁に惹かれて、買うしかないと思いつつ、サブカル臭が半端なくて、エンタメ的楽しみ方し過ぎて知識を広める読者にならないのでは?と思ってたけど、読みた過ぎて読んでしまった
面白かった。なにかを成し遂げたい野心のある女がモテないのって、その人がダメなんじゃなくて、男性側が、つらくなっちゃうからなのかな、、
要所要所にサブカル要素があって、色んなワードから、人物像が浮かんでくる。本業が作家の人なら、このワードを使うのは反則のようで、燃え殻さんだから、柔軟に使えるワードチョイスだと思った
あとがきで、このフィクションとノンフィクションを織り交ぜた作風は、又吉、尾崎世界観以来って記述があって、なるほど、その系譜に当てはまると思うと また違う楽しみ方があるなと思った
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悲しいはずなのに後ろじゃなくて前を向けるのは想い出が背中を押してくれるからなんだな
なんて臭いことを言いたくなるような。そんな小説
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43才の主人公「ボク」が
20代の頃の彼女「かおり」との恋愛を回想する物語です。
当時、「ボク」はテレビの美術制作の仕事についたばかりでがむしゃらに働いてました。
ハードな仕事で気持ちが揺れ動く時、いつも「かおり」
が支えになってくれました。
情景がうかぶ文章で、「ボク」のせつなさに共感しました。
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ヴィレッジヴァンガードによくいく人が好きそうなエモさ、ってイメージを思い切り感じる表現だった。主人公は内省的で同じところをぐるぐる這い回っているが、時代がコロコロ変わるので動的に見え、結果不思議な感覚に陥った。
ただ、場面ありきとはいえ一番刺さったのがガンダムのセリフだったので、自分にとってはそこまで衝撃を受けた作品ではなかったのかな、と自己分析。
サブカルにまみれ、性欲に溺れ、小さな絶望に苛まれ、最愛のブスに希望を見出し、こびりついた喪失感を忘れられない物語
あとこれは全くもって個人的な話だが、女性が体を売っている話はあんまり好きじゃない。女性を消費対象に見てしまう気がするし、そうせざるを得ない女性がいる現実に目を背けたくなるから。金を全てに優先させて価値を考えない世の中が嫌いだから。潔癖なだけか。青臭いか。それでも嫌いなものは嫌いだ。
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小説も映画も冷静になればリアリティのなさを感じる作品ばかりの中、この小説は痛いほどリアリティを感じて驚きと既視感を味わった。
こんな小説も良いなとつくづく思った。
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好きなのに、終わりを感じて、必死なのに噛み合わない。
読んでて、ずっと苦しくて泣きそうになってた。
始まりは良いのにね。その先がね。
好きは信仰で正義で唯一で。
夜に読んじゃダメ、と思ったけど、夜じゃなきゃ読めない、とも思った一冊。
もうすぐ34歳の私は、だいぶ遠くまで来たなあ、と思う。でも、結局、突き詰めたところで想像していた大人にはなれていない気がする。
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気づいてた?あの日あの場所あの瞬間言葉に出すのを躊躇した迷いや願望。それを言語化してくれた。そしてあの時確かに私は恋をしていたんだ。最後のページをめくって大きな深呼吸をした。「ありがとう。さよなら」
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◯ブクログさんの抽選に当たったのでありがたく。読んでるって話をした時にひとに小説でなくてノンフィクションなの?って聞かれたのだけどその時小説として読んでたけど解説とか読んだらノンフィクションベースに少し書き加えた感じかなって思いました。
音楽とか時代性が理解できるところが盛り上がるのとこんな形でもやっぱり恋愛っていいなって思った。