紙の本
面白かったです
2022/04/03 12:57
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投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
誤訳しがちな英文を集めたコラム集です。読み間違いによるもの、誤解の基づくもの、文化的な相違によるものなど、誤訳ひとつとっても原因は様々で面白いです。
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ブクログで取り上げられていて目が留まり、読んでみた。
最初は幾つか英文載っており、訳した上で答えを読んでいくのだが、見事に誤っているものが… 英文は左から右に読むのが基本という言葉は昔から聞いてきたが、意外と実践できてなかったと再確認することとなった。
また後半の翻訳の上での大変さは、なかなか知る機会も無い話でとても興味深く読むことができた。
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少しずつ読み進め、学習中。
非常に勉強になる。
やっと読み終わった。
前半は問題集みたいに読み進められる。
全体の単語の意味と、なんとなくのつながりで訳してたやり方は、やはり間違いであることを痛感。
意味がわからない英文は、一語一語丁寧に読み解かないと理解できないことが説明されている。
とても良い勉強になった。身についたかは置いといて、、、
後半は上級者向け。
翻訳者視点でのノウハウやコラム。自分にとっては「ふーん」だったが、英語が得意な人には良い事例集なのではないかと思う。
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万人受けしそうなバランスの良いネタ集
ネイティブの書き下ろした「日本人のおかしな表現 vs こなれた表現」の対比は、構成としては新鮮みが全く無いが、翻訳家の選りすぐりの「日本人のみなさんこれ大丈夫ですか?」的な構成は新鮮で読みやすかった。しかもネタ自体もなかなか面白く、どんどん読んでしまう。飽きない。バランス良く仕上がった秀作。
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熱愛している越前氏の誤訳しちゃいかんよ系エッセイの一番新しいやつ。
アンタ、ほんっと、誤訳本、好きよね~。
・・・と自分で自分にツッコミつつ、今回も、やっぱりウキウキと読んだ。
楽し過ぎて、あっという間に読み終わってしまうのだけが問題。
今後も年1冊くらいのペースで出していただけると大変に嬉しいのだけど。
しかし今回は変なダジャレが多かったのと、私の苦手な数字や言葉遊びクイズが入っていて頭が痛くなってイライラしたのとで、★ひとつマイナスである。
(熱愛している割には評価はシビアである。愛している故かもしれない…)
今回、印象的だったのは、以下の二つ。
1. Cyrus = 変な名前
けっこう驚いた。全然変に聞こえない。
ユニオシ、が日本人にとってはありえない名前なのに、カポーティは変と思わなかったのと同じ感覚なんだろうとは思うけど。
どこが変なの、って思う。
2. 『ファイアマン』(ジョー・ヒル著、白石朗訳、小学館文庫)の、少年のいたずら書きの訳について。
越前さんの言葉「予想のはるかに上を行く名訳ですね」には、完全に同意です。
確かに予想のはるかに上をいっていた。
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パートAは、文法がしっかりしていないので誤訳するケース。言われてみれば、その文法は知っているし、そう読むべきだというのも納得します。にもかかわらず、先生の提示する誤訳通りにかなり訳しちゃいました。ひえ~と思うほど、間違えました。文脈があれば間違えないだろうと思われるものも中にはあったけれど。
後半は、文法以外。映画や本の邦題のタイトルから、様々な文学作品の引用、楽しく読めました。
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学校で薦められたので読んだ。
翻訳の話。英文が問題形式で出され、それをどのように翻訳していくのかを解説していく内容。
自分の文法力、語彙力のなさを感じた。翻訳の際には、日本語の自然さだけでなく、歴史や背景、アクセントまでにも気をつけなければ行けないと知って驚いた。翻訳家の努力は計り知れない。翻訳の仕事がAIに奪われることはしばらくの間はなさそうだと思った。
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9割が誤読というので初心者向けの本かもと思ったが、そうではなかった。第一章では、たくさんの誤訳の例をあげて解説している。誤訳を減らす4か条のうち3つはできていると思うが、No.3 自分の弱点である文法事項を知り、その部分を強化する。はまさに私の課題だと思った。ずっと文法嫌いで通してきたが、お手上げと見えても文法に基づいて理詰めで考えれば解読できる。お薦めの文法書も紹介してくれているのでさっそく買ってこよう。
第二章では訳しにくい言葉がまたたくさん。読み終わったら全部忘れてしまったけれど、その都度辞書をマメに引けばいいので大丈夫だろう。
第三章は翻訳家の苦労話というような内容で読み物としておもしろい。実務翻訳とちがって出版翻訳の人は、原典があるもの、二重の意味がかけてあるものや、韻を踏んだものなど、翻訳者の腕の見せ所があるなぁと思った。