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続編も良い本だった。
特に姿を消してしまった仲間に思いを馳せながら、
恋心を抱く相手と共に登山する
「北アルプス表銀座」が好きだった。
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山、登りたくなるじゃないかーーー!!
本当に死ぬんじゃないかと思いながら登る山での思い出は一生残る。
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山に行きたくなる小説!
みんなそれぞれドラマがある。
山に登ることで、自分に向き合って見えてくるコト、解決するコトがある。
最初の話が一番好き。
山で食べるものは何であんなに美味しいのか?!
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【立ち止まったままでは、目的の場所に到着することはできません。】それぞれが想いを背負い山の頂を目指す。それぞれの山がその想いを受け止めてくれる。一作目もとっても素晴らしかったけど今回も心が浄化される読了後。【さあ、出発だ。】【明日はどこを目指そうかね】【通過したつらい日々は、つらかったと認めればいい。大変だったと口に出せばいい。そしてそこを乗り越えた自分を素直にねぎらえばいい。】
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高いところからの絶景がみたいなあという
漠然とした気持ちから
山歩きの題材の本をたまに読むように。
山は
自然に向きあい、
自分のカラダと向きあい、
自分の過去、未来、人生に
向き合うことになるのだな。
それがしたいのかもしれない。
その先に達成感と壮大な景色があるのかあ。
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インドア派の私でも山に登ってみたくなる。自然の中でいただく食べ物や飲み物がどれも美味しそう。どの話もグッとくるが、夏樹と千秋母娘の話と世情を反映したエーコとイーちゃんの話に特に没頭。背中をそっと押してくれる一冊。続編をお待ちしております!
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日常では思うようにいかない気持ちの表現などが、山では素直に表現されているのが印象的だった。
その中でも特に第4章が自分と重なる部分や心にくる言葉があった。
「通過した辛い日々は辛かったと認めればいい。大変だったと口に出せば良い。そして、そこを乗り越えた自分を素直にねぎらえればよい。そこから次の目的地を探せばよい」
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前作が面白くて、TVドラマはもっと面白くて、続編と言うことで期待しましたが、山の話はすごい深い所を追求してるみたいなのですが、物語的に面白いかと言うと、TVドラマが面白かっただけに、ちょっと残念な感じでした。
最後の話は無い方が良かったんじゃないかな?
トーンも違うし、なぜ組み込んだんだろう?
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前作の「山女日記」を読み、
原作を元になったNHKドラマ「山女日記3」を観終わってからこの作品を手に取りました。
ドラマと同じく後立山連峰、北アルプス表銀座、立山・剣岳、
武奈ヶ岳・安達太良山を舞台として5人の女性がそれぞれの山頂を
目指しながら思いを嚙みしめていくことが綴られています。
ドラマの原作となっていたので全部同じなのかと思いましたが、
ドラマとは少し違った設定や角度で描かれているので
また違った内容を噛みしめることが出来ました。
それぞれの女性が抱えていた日頃からの悩み、人生への悩み、
今までの生き方などが山頂を上っていく様子の苦しみや
悲しみ、それと共に楽しみなどが伝わり、一歩一歩の躍動感が
息遣いが伝わって、目の前に広がる山の風景も
自然と浮かんでくるような感覚でした。
文中にもあったように
「山はその時ごとに、ショーを見せてくれるんです。
山から登山者へのご褒美だと思っています。
よくここまで登ってきた、というよりは、日々お疲れ様、という。」
というのが印象的で、
特に今回は同じ山に何度も登ったとしても、
二度と同じ風景に合うことがなく、
同じ思いをすることが無いということを強く思い
羨ましくも思えました。
登山への魅力を思う存分伝えてもらえた気がします。
好きな章は書簡方式で三十年ぶりの登山について報告した武奈ヶ岳・安達太良山でした。
結婚をして何十年と会うことが出来なかった友達に
コロナ禍になってからふと不安になったり、
何処か生きずらさや息苦しさを感じたことへの共感が
この二人のやり取りを読んでいると更に心を引き寄せ
られる思いに駆られました。
その中で印象的な一節があります。
「過去の日々と比べちゃいけない。
この山を登って、雲を越えれば、青い空が広がっている。
そう教えてくれる人が近くにいるのに、
耳をふさぎ続ける必要はない。
今のささやかな幸せを認めることで、
過去が不幸なものだったことになるなんて、
バカげた考えじゃないか。今の幸せを否定してどうする。
否定した今が過去になれば、さらに未来の幸せも否定するだけじゃないか。
通過したつらい日々は、つらかったと認めればいい。
大変だったと口に出せばいい。
そこを乗り越えた自分を素直にねぎらえばいい。
そこから、次の目的地を探せばいい。」
何だか明日からは少しでも自分を許しながら少しずつ
前を向いて歩いて行こうと思えてこれからも心に留めておきたい言葉でした。
前作の「山女日記」も良かったですが、
今回もそれぞれに奥深く心に響くものがあり、
山女ではない私にとっても山に登りたいという気持ちが
益々強くなりました。
山に登らなくてもこの作品で少し山からのパワーを
貰えたような気分にもなったので、
またこの続編があったら読みたいなと思いました。
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山女日記2作目。
久しぶりの山岳ですね。
全4編。1編目、4編目が特に好き。
①
喫茶店の女主人と取引先の女性営業マン。歳の差がある他人の女性2人とガイドの男性1人での登山は少し考えにくい組み合わせだった。
④
大学生時代の登山友達、女性2人がそれぞれ登山した話を手紙で綴る。
人生を山に例え、これまでの過去を振り返る。
人生山あり、谷ありっていうけれど起伏は人様々だし、
実感するのも時間差ある。休憩できる時に休むのも、今あるものだけでやり過ごさないといけないのも、生きる上で、登山する上で大事だなあ。
山や自然の多いところに行き、苦労や疲れ、感動を共有すると人って素直になる。本心が出やすくなるのかも。下山すると日常に戻り、そのギャップに苦しむこともあるのかな。
自然は変わらないけれど、人は自分も他人も変わってしまう。ずっと同じ関係、同じ思いでい続けるのは難しい。だから人は時々変わらないもの、確固として変わらない、存在感のあるものを見たくなるのかもしれない。自然や山はエネルギーの塊。惹き寄せられる何かがあるのかも。
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湊かなえさん読み出すと止まらない、何度目………。
こちらはイヤミスでは全くない、
チャンスと再生のお話!
山登りは自分との向き合いの儀式だなーと読みながら。
連作短編で、私は1つ目の「後立山連峰」が好きだった!
人生と山をリンクさせる物語。また続編読みたいな〜
そして来年はどこか山に登りたい!
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目次に地元の山があったので手に取りました。
山関係の本を読むと山に登りたいって、いつも思うんですけど、山は素人が安易に行く場所じゃないから、憧れますね。湊かなえさん自身も登山経験者だそうで、描かれている風景がリアルでした。この山全部制覇されたのかな?
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前回の山女日記の続編だ。小生も若い頃随分沢山の山に登った。帰らずのキレットの手前で尾根に出た時物凄い小雨混じりの強風で立つことも出来ないそこで諦め中止した事があった。その後全国で沢山の遭難があった事を思い出した。本書の最終章はなんかグチみたいだなぁー
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山に登った人なら、懐かしく読むでしょう。田舎に生まれの36年間東京で勤め暮らし、帰郷した者にとってもともと山の中暮らしで、わざわざ山登りは、しない気がします。山登りの友人が本や番組を観て、喜んでいる姿が、妙にうらやましい気がします。
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女性の登山をテーマとした連作集の第2弾。
「後立山連峰」
「北アルプス表銀座」
「立山・剱岳」
「武奈ヶ岳・安達太良山」
の4編収録。
自分は、小学生の夏に毎年家族で御岳山に登って、山小屋に泊まってご来光を拝んでいたので、山登りの楽しさは理解できますが、その後は本格的な山登りをしていませんでした。
ですが、この本を読むと山登りは楽しいと思いだします。(でも、行ってないですが)
TVドラマで本作を原作とした「山女日記3」を見ましたが、1と2を見ていなかったことを後悔するような絶景でした。
こちらの小説はそれぞれ独立した物語になっていて、いろんな事情で後押しされて山を登る女性の物語としても楽しめるので、これからも続編を出してほしいと思います。