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何の疑問を持つことなく、普段から使っていることわざや故事成語。だけれどもよくよく考えるとおかしいのでは……? というところにさまざまな角度からツッコミや考察を入れたエッセイ。しかもときどき話題が脱線したりも。気楽に読めて、なんとも楽しい一冊です。
ユーモラスないわゆる屁理屈が多いのですが。役に立つ(かもしれない)雑学や豆知識も盛りだくさん。個人的にはリアルな「二階から目薬」がけっこう怖いぞ。
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全体的にオチが弱かった。
厳密な検証というよりもエッセイという面が強かったので仕方ないが、話がどんどん脱線していって「だからどうした」という感想になってしまうものが多い。
その中でも「蛇に睨まれた蛙」の蛙が剣豪さながらだったという話は面白かったが。
あと、「爪に火を灯す」の実験も良かった。
なんとなく私はまだ生えている爪の先に火を灯すイメージだったが、切ったものだったとは。
考えてみれば当たり前の話で、切ってからでないと熱くて灯りにするどころではないか。
ことわざだから多少無茶でも(二階から目薬みたいに)そんなものだと思っていたのだ。
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雑学ものは好物なので、図書館のおすすめコーナーにあったのを借りてみました。身近なことわざを学問的見地で考察していくわけですが、参考資料や画像の多さはなるほどと思わせてくれます。が、なにしろテーマから脱線しまくりでオチも弱々、でも時々くすっと笑わせてくれるので、気軽な暇つぶしには持ってこいです。☆2.5