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紙の本
異色のアンソロジー
2022/04/02 10:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マハラオ - この投稿者のレビュー一覧を見る
目次からは歴史の見方、各論、全集未収録作品と一見オーソドックスな構成に思えるが一歩中身に立ち入ると宮崎教授の独自説が満載。歴史の見方では「歴史と塩」が啓発的。文化史編の「シナの鉄について」と併読するべきもの。古代編の第二「条支と大秦と西海」はヒルト、白鳥庫吉の両権威に異を立て「条支はシリアであり、大秦は羅馬本国」とする論証が興味深い。中世編は「晋武帝の戸調式について」という専門家向けの論考をそのまま採録。重要なものは歯応えがあっても紹介したいという編者の見識が窺われる。宮崎ファンなら座右に備えて便利なこと疑いなし。
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