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うーん。
予想通りあまり好みではなかったなぁ。
独特の世界観はあり、御伽話なんだけど重い。
好き嫌いが分かれそうな作品だなぁ
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山奥のホテル山亭。レトロな雰囲気の重厚な佇まい。アイルランド料理は最高。麗しいオーナー、プラチナブロンドの大男の料理人、小太りなフロントに若い茶髪のドアマン。そこに辿り着けるのは大きな不安や悩みを抱えた人だけ。
子どもの虐待と猫の神話が暗めだから陰な印象だけどどれも結局は前向きに。
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世界観は面白いけれど、全体的に少し読みづらかった。
教訓めいた内容が持つ重さとエンターテイメント性のバランスがいまいちだったのかなと思います。
もう少しどちらかに振り切ってくれた方が楽しめたかも。
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猫の持つ不思議な魅力に翻弄される一冊。
「猫は人間の観察者であって、飼い慣らされた他の動物とはわけが違うのです」
いつも庭を横切って仲間の元へ向かうあの猫も、ミアキスの末裔かもしれない。
山亭ミアキスを訪れた人は、みんながみんなハッピーエンドになるわけではないし、ひどい目にあった人も、前を向いてこれからを歩む人もいる。
でもそれは、人間の観察者である猫が気づかせてくれたこと。
ただ教えられたり指摘されるのではなく、自分で自分の現状や本当の気持ちに気づくから、それぞれの方向に次の一歩を踏み出すことができる。
恐ろしいように思えて、慈悲深く愛情に溢れたいきもの。
ますますそんな猫の虜になってしまう。
そして白猫パンガー、実にいい仕事をする。
バターミルクたっぷりのボクスティ、熱々のカスタードソースをかけたアップルタルト、パセリとディルの入ったホワイトソースをかけて食べるコーンドビーフ…。
マカン・マランもそうだけれど、古内さんの描くお料理はどれも本当に魅力的。
アイルランドの妖精の話も興味深い。
ケルト文化は心惹かれるものがたくさんあるな。
”誰からどう思われようが、知ったことじゃないよ。要は自分がどうしたいかさ”
”みんな、自分の目的のために、自分を鍛えてるんだ”
”俺たちは、元々群れを成したりしない。一緒にいるのは、それぞれの目的のためだ。だからいつだって自由だし、迷ったりしないのさ”
猫のように誇り高く、自由に、意思を持って生きることは、なんて素敵なことだろう。
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山奥の素敵な洋館風のホテルに怪しい雰囲気を感じつつ、美味しそうなケルト料理にお腹を鳴らしながら、世界の猫達の民話に関心してたら終わってしまった不思議な話。
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山猫軒のような山亭ミアキス。
どっちつかず感が作品にのめりこんでいけなかった。
マカンマランシリーズが好きなだけに、期待もりもりで読んじゃったからか、、、。
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他作品から、勝手にほっこりをイメージしていましたが、雰囲気は全然違ってました。
山亭ミアキスに導かれた悩みを抱える人たちの連作短編集。
救いの物語なんですが、超絶美形オーナーと美味しいご飯にうっとりした後は、漏れなくゾクッがついてくる。
作中のアイルランド出身パンガーさんの料理がたまらなく美味しそうでした。
猫と人間には太古からの絆があるという。世界の猫の神話・伝承の数々をオーナーが語ってくれます。
個性派揃いの従業員たちが、ちょっと不思議でミステリアスな世界につれていってくれる。
プロローグとエピローグが繋がったとき、胸が詰まって涙があふれました。
『誰からどう思われようが、知ったことじゃないよ。要は自分がどうしたいかさ』
『あんたの眼に映ってるものが、俺の眼に同じように映るわけじゃないんだから。みんな違う眼で物事を見てるんだしさ』
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不協和音っぽい描写があまり好きになれなかったので星ふたつ。やはり料理の描写はよい。アイルランド料理。
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山中に突如出現する山亭、謎めいた従業員、美味しい料理、不可思議な体験、猫にまつわる物語。
設定だけ見るとおとぎ話のようだが、ストーリーはかなり手厳しい。
でもきっとこれは、逃げたい気持ちを抱える人々に対する新手のエールだと思う。
背中を押すどころか、蹴飛ばすような乱暴さはあるけれど。
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悩める登場人物達が、導かれるように辿り着いた山亭は、実はある猫達が、目的を果たすために人の姿となって修行している幻の山亭・・・そこには青い湖があり、長時間、親から車中に放置され、熱中症で亡くなったと思われる少女が母親を待っていて・・・そんなあるはずのない山亭で、猫の化身とは思いもせずもてなしをうける登場人物達・・・という、古内一絵さんの作品では珍しく、猫の神話や伝説を盛り込んだ、猫が少し気味の悪いファンタジーな物語でしたが、その山亭を訪れた問題や悩みを抱えた人物たちは、一歩踏み出していくという、やっぱり古内一絵さんらしい、前向きになれる素敵な作品でした。
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心に悩みを抱える人が迷い込む、森の中野不思議な
宿「山亭ミアキス」。しかし、泊まると間違いなく
酷い目に遭わされる。人をたぶらかす、謎めいた
オーナーたちの正体と目的とは?
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スッキリもしないし、ほっこりもしない、でも、一応皆次へのステップが踏み出せる最後。最初に亡くなった女の子も最後の最後に救われた・・・と思いたい。失うものもありつつ、密やかな監視?もありつつ、人生をまた歩みだそうと思えることは決して悪いことではないな、とも思いながら、少し不気味な気配もあって、不思議な読後でした。面白かったです。
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なるほど「注文の多い料理店」。
ホラーファンタジーだった。
アイルランド料理が美味しそう。
気づきを与えてくれる猫。
行ってみたいとは思えないが、
洋館など雰囲気はとても良い印象。
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たけのこ取りでよく登った猫魔ヶ岳に、こんな山亭があったとは。どう繋がるのか心配したが、序とエンディング追加でまとまった。ネコちゃんにはホントに不思議な力が宿っていると思わされることがある。「誰からどう思われようが、知ったことじゃない。要は自分がどうしたいかさ」「群れない。一緒にいるのは、それぞれの目的の為。だからいつだって自由だし迷ったりしない」「馴れず、従わず、我々は独りであり全員」陽だまりで、ひざにネコ乗っけて読書しつつ…。
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人間は皆愚かで もろく 弱く 悲しい、心に悩みを抱えた人が迷い込む「山亭ミアキス」救いを求める者がたどり着く、美味しい料理を食べ猫達の謎めいた行動に、、、。帰った人達は元気になったり人の気持ち 考え方が変わった気がする。猫様々である。この人の本は面白い。