読割 50
電子書籍
山亭ミアキス
著者 古内一絵(著者)
――日常から逃げ出したいあなたへ――心に悩みを抱える人が迷い込む、森の中の不思議な宿「山亭ミアキス」。超絶美形のオーナーに不思議な従業員、ロビーでは暖炉が赤々と燃え、食事...
山亭ミアキス
山亭ミアキス
商品説明
――日常から逃げ出したいあなたへ――心に悩みを抱える人が迷い込む、森の中の不思議な宿「山亭ミアキス」。超絶美形のオーナーに不思議な従業員、ロビーでは暖炉が赤々と燃え、食事は絶品のアイルランド料理。しかし、泊まると間違いなく酷い目に遭わされる。ブラック部活に疲弊する少年、マタハラに悩む女性など、今日も救いを求める者がたどり着く。人をたぶらかす、謎めいた彼らの正体と目的とは――?「マカン・マラン」シリーズの著者が描く、愛と涙の物語。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
猫たちの修行の場
2022/02/01 21:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
生き方に行き詰り悩みを抱えた人間が迷い込む不思議な宿『山亭』。
『山亭』は迷える人間を相手にするという、猫たちの修行の場。迷える人間は誰もがどうしようもない人ばかり。
あくまでも猫たちの修行なので、迷える人間を幸福へと導くつもりなど微塵もないのです。
ただ、目的は愛する人の魂を救うためのもの。猫の深い愛を知ることになるのです。
紙の本
まだ先を切り拓くことができる
2022/03/17 00:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
マカンマランシリーズの感じかと思いきや、
暗い、重い、救われない……
山亭に現れる迷える者たちに対し、
オーナーはシャールさんのように
手を差し伸べてはくれません。
だって、彼らはまだ
自分で先を切り拓くことができるから。
オーナーはもっと大切な使命のために、
時が満ち、力が戻るのを待っているから。
紙の本
迷い込む
2023/02/18 23:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者さんと表紙に惹かれて手にしました。
どの話もリアルで見聞きする辛い状況の人が出てくる、それが不思議な山亭と猫達がからむダークな大人の童話?な感じ。
まず「序」の女の子が辛くて、最近はニュースで目にしても[またか]と思ってしまう子供の悲劇、この女の子が各章に出てくる。
悩みのある人がたどり着く山亭で地味に前向きになって帰って行くけど、読んでスッキリする訳ではない、けどそこがいいと思いました。
やはり出てくる料理は美味しそう、猫の民話や神話が度々出てくるけど、そこはふーんって感じでした。
紙の本
怖い
2023/01/12 16:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:302 - この投稿者のレビュー一覧を見る
序盤で注文の多い料理店の雰囲気を感じる。
料理やデザート、飲み物はとても美味しそうで、風景の美しさも伝わってくるから、不気味で怖い印象との対比が良かった。
紙の本
人は愚かで、脆く、弱く、悲しい
2022/03/16 09:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
Mグループの社内報の編集部おすすめの本。
猫と人間の関係を民話を交えながら、迷える人を救い出していく。
5編からなる短編集。
物語としてはあっさりしていて読み応えが足りない。
でも弱っている人にはちょうど良いのかもと思う。
「抗う女」は田舎を抜け出して成功するために努力を惜しまず懸命に前へ前へ進む姿が、過去のサラリーマンを見るようで痛かった。自分がいられる場所が見つかって良かった。
テレビドラマにすると映像的に見栄えが良く、ミステリーとしては面白いかも。