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心に残った話は欠けた水甕と欠けてない水甕を毎日運んだ男の話と、幸せを感じたことがないお金持ちの老婦人の話です。
水甕の話は、欠けた水甕が運ぶ時に水がこぼれて半分になってしまうことを申し訳なく思っていたが、運んだ道には綺麗な花が咲いていて、それは欠けて水甕からこぼれていた水が咲かせたもので、欠けた水甕も役に立っているんだよということを教えてくれる話でした。
老婦人の話は、趣味で綺麗に咲かせた花をその日誕生日の人の家にバースデーカードと一緒に置いてくること、その際には誰が贈り主だか知られないようにすること、そうすれば、きっとあなたは幸せになれるでしょう、と牧師さんに言われ実践したら、クリスマスの日にその老婦人の家にはクリスマスプレゼントが沢山届き、幸せな気持ちになったという話です。老婦人が誰にも知られないように未明に花を届けていましたが、誕生日に花が届くのが噂になり、いったい誰が…? となり未明に花を届ける老婦人の姿を目撃した人がいたりで、実は花を届けているのが老婦人だということを花をもらった皆が知って、幸せの御礼をしたのでした。 人の心の温かさで泣きそうになりました。心に響く話でした。