紙の本
俳句の力
2022/06/29 14:15
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
俳句の力は、作る力、それと、俳句を読み解く力の二つ。それらをつけることが俳句の上達のため欠かせない、という夏井いつき先生。テレビでも、指導されていますが、この本は俳句の力をつける上で役立ちそうです
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YouTube夏井いつき俳句チャンネルで紹介された回
https://youtu.be/7NEVmjmNWMk
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1時間目 二つの力で俳句は上達する
俳句が苦しくなった
「俳句を作る」だけでは不十分
何も見ずに名句をいえる?
2時間目 「解釈」してから「鑑賞」しよう
「俳句を読み解く」順番を意識しよう
歳時記で季語を調べてみよう
鑑賞に正解はないけど
3時間目 助詞に注目してみよう
「この句の主役は何か」を考えよう
季語の力を感じよう
「に」「を」「へ」の違いをつかもう
なぜ蕪村は「に」を選んだの?.
4時間目 常に基本を意識しよう
. 慣れたときこそ、基本に立ち返ろう
俳句を図解してみよう
助詞を入れ替えて比較してみよう
5時間目 対比を見つけよう
新しい型「句またがり」
何が対比されている?
「新緑」と「万緑」の違いは?
6時間目 現代の名句を読み解こう
現代の俳句を解釈してみよう
このつぶやきは、誰の発言?
口語だけで俳句を作ることは簡単?
7時間目 自由律を味わおう
自由律って、どんなもの?
なぜ「青い山」にしたの?
助詞「で」に注目してみよう
「できた!」という満足感が大切
自由律は、俳句と呼んでいい?
8時間目 助動詞に慣れよう
ーつひとつの言葉を丁寧に解釈しよう
助詞「ば」に注目してみよう
どの意味が一番ふさわしい?
助動詞「なり」に注目してみよう
調べる癖をつけよう
9時間目 俳人の人生を調べてみよう
俳人の人生を知ると、俳句の印象が変わる
なぜ何度も雪の深さを尋ねたの?
迷ったときは、基本に立ち返る
10時間目 抽象的な俳句に挑戦してみよう
一物仕立て?取り合わせ?
「棒」は何を表している?
時候の季語の「一物仕立て」は難しい
最後の授業 俳句の両輪を大きくしよう
俳句の上達法=「作る」+「読み解く」
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初心者向けの内容で分量も少なく読みやすい
その分物足りなさも感じたが、本書に挙げられている全ての項目を自分がマスターしているとは到底思えないので、初心に帰るために時々読み直したい
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「解釈」→「鑑賞」を忘れずに。
助詞、助動詞の意味を解釈にいれること。
助詞、助動詞の意味はひとつではない。
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1時間で読了。
俳句の作り方だけでは上達しない、名句だけではなく、いろんな句を鑑賞して、味わって、自分の句力を上げていく。
歳時記を開いて、季語、例示されている区を読み解くだけでも、面白そう。
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俳句をもっと知りたいと思って読んだ。
解釈→鑑賞の順にしていけばいいことがわかった。
季語の力が気になったので、歳時記を振り返りたくなる一冊
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前作とセットで俳句の両輪。
こちらの方がやはりレベルアップする。
解釈してから鑑賞する。
助詞一つ一つの意味も抑えていくのは大変だけど。
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句を読むということを通して、俳句作りも上達する!というお話。
私も国語の先生として、俳句を読ませることがあります。そんなときに参考になる本はないかなぁと探してみますが、作品として鑑賞する目的の本はあまり見つからず…そもそも俳句関連の本が本屋に少なく…という状況だったので、こんな本が読みたかったんだよなぁとありがたく思いました。
特に興味深いのは、助詞の話。
十七音の制約がある俳句だからこそ、助詞一つでこんなに印象が変わるんだなと感動しました。
解釈から鑑賞というのもわかりやすい。
作る楽しみと、読み楽しみを教えられました。
夏井先生の本はいつもわかりやすく、すぐに試したくなることばかり書いてあります。
この本も例に漏れず、俳句を読みたい、覚えたいという気持ちにさせてくれました。
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俳句を作る上で悩む助詞、助動詞の使い方。有名な俳句を使って違いを解説してくれるので、かなりわかりやすい。また、どのような視点で俳句を鑑賞していけばいいのかも分かる。これで「才能アリ」を見極められるようになるかも⁈