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親を亡くすというつらい出来事に加え、全てのモノの分別、処理、管理が突然一気にのしかかる。ましてや著者は一人っ子。
が、兄弟はいれば良いというわけでもなく、余計ややこしくなる場合も世の中にはあるだろう。
でもやはり一人で背負うのはつらい。
友人や親戚の力を借り何とか乗り越えつつ、文章として世に発信してくれた著者にありがとう。
タイトルが衝撃的だけど、誰にも起こりうる。
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遠く離れた実家、元気な父母、でもいつまでもこのままではきっとない。いつか困ることになるのではないか、後悔するのではないか。
その時どんなことが起こるのか。このエッセイに書かれた作者の経験は明日の私自身かもしれません。
「いつか」は急にやって来る。
「わかってはいるけどなかなか行動できない」「まだ大丈夫....」そんな風に思って蓋してしまっていること、ちゃんと見て、考えなきゃという気持ちになると思います。身につまされました。
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地元に帰るってアリかな〜とこの半年ほど思い浮かぶことがあって、こういうのを読むとますむす考えさせられる。
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勝間さん推薦
親が亡くなった場合に起こり得ること
・財産管理
・持ち家管理
老後難しくなること
・ゴミ出し、ゴミの分別
(これくらいできるだろう、と思うかもしれないが
気力体力がなくなっている老後はこれすら難しくなる)
人が亡くなるなど大きな環境の変化が起きた時
・話を聞いてもらえる人がいる安心感
・まめに声をかける
老後、老いはまだまだ先だと思いがち。
でも、必ずやってくる。
元気なうちに財産管理、持ち家をどうするかは本気で話し合っていた方がよいと思った。
親との時間を大切にしたいと思った本。
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実家に残している親、いつかやらなければと思いつつ、先延ばしにしてきてしまっているいろいろ。筆者の苦労は明日は我が身。こんなにも大変なのかと改めて思う。
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日経の連載で一部を読んだが、身につまされる内容で他人ごとではないと興味を持ち、改めて本を読む。
一人っ子で別居、この環境だから起こったレアケースでなく、この時代、誰にも似通ったことを経験する確率が高い。
まだ著者は大学・就職と地元にいた足跡があるから、実家に戻ってきても周りの人に助けられているけど、それがないと本当に大変だろう。ただ、この先、親戚などの繋がりよりも、近い他人との繋がりが強くなることを期待たいのだが・・・
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2022/03/02予約 13
話題になっていた本なので読んだ。
タイトルが目を惹く、文筆業ならではだとおもう。
2021年の正月明け
遠く離れた実家で父が孤独死していたと連絡を親戚から受ける。
死亡から一週間ほど経って自宅での死亡の為、警察の事情聴取もあり、ペットもいて、著者の母はレビー体型認知症を患っている。さらに著者は一人っ子。
自分の身と照らし合わせても、私自身も親が地方で一人住まい、私の子どもにも同じように当てはまりそうで、やるべきことを、やっているつもりでも、抜け落ちがあると思った。
しばらくはフリーランスということもあり、東京で3週間、実家で一週間暮らすという生活をしていたが、帰省にかかるお金、ペットシッター代など諸々お金が飛んでいく。
第7章 「号泣するなんて恥」
親近者と死別したときのグリーフケア、日本はたしかに不足している。
重すぎる話なので近くの人には、話せない。老衰などの場合は、まだ受け入れやすいのかもしれない。でもそのパターンでないとき、若くて亡くなった時、急な事故事件、その他、聞いていても気の毒な場合など。
私も同じくNoteに書きたいと思い、下書き段階。書くことによって、自分を見つめ直せるのかも、と思っている。
第8章 私には緊急連絡先がない
これは、堪える。私も同じ。賃貸物件の保証人は、お金で保証人を解決できるけど、他の入院時、手術同意書など、日本の制度は標準的な家庭を想像して作られたものなのだ、とひしひし感じる。
実現がそれほど難しくなさそうなことは、ゴミ出しについて、行政の見守りをプラスすること。人件費もかさむが、いろいろなところで税金の無駄遣いがあるので、それくらいはなんとかなりそうな気がする。
最後の父への手紙はなくてもよかったかな、本人は書くことによって気持ちの区切をつけられるが、本になるにあたって、必要ではない気がした。
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共通項は一つもないが、世の中には如月さんの様な方も沢山いらっしゃることを想像できた。そして、その様な方の心を間違いなく軽くすることが可能になる意義ある本だと感じた。
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・認知症になったら、家族であっても財産を動かせなくなる。
・認知症の親名義の土地の売買もできなくなる
・土地と建物の名義が夫婦で分かれていると、片方が死亡、片方が認知症(本作の状況)でも売りに出せない
(あとで調べる)任意後見制度、家族信託
親が元気なうちに準備が必要ということの意味が身に染みる体験談だった。
しかし、子供ひとり(本作の状況)も大変だけど、子供が複数いる状況で話題を出すのも難しいなぁ。
責任を一人に負わせない工夫も事前に考えておいたほうがいいね。
勉強になった。
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〈遠く離れた実家で父が孤独死していたことから始まる、約1年間にわたる
私の行動や心の動きを書き留めたエッセイ集です〉
お母様が緊急入院され、お父様とは月に1回連絡を取り合うだけ。
自責の念にとらわれる如月さん。
近しい者を十分に看護、介護をした場合でも
亡くなった時は後悔が襲ってくる。
(何かできたのではないだろうか)
(苦しませるだけの入院生活だったな)とか?
本書を通していろいろなことを思い出した。
その時々で手続きなども変わってくる。
これから先、参考になることもたくさん教えてもらった。
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老老介護で認知症の父を見ている母を遠距離時々帰省でサポートしつつ日々色々考えてる。比べるものではないけど、私自身は兄弟も多く恵まれてる方だと思う。
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勝間和代さんが言及していたので気になって買ってみた。
内容はタイトルの通り。東京で編集者として暮らす筆者が、地元で一人で暮らしていた父の訃報を知り、知人の助けを借りながらも、基本的には孤軍奮闘しながら死後の処理をしていくというもの。
認知症の母の面倒を見たり、父が残した4匹の年老いた猫を引き取ったり、筆者の苦労はとてもよく伝わってきた。
サラッと書いているけど、父が契約していたインターネットのためのルーターを探して業者に返送するとか、地味に大変だと思う。そういうことが連続して、しかも期限を伴って押し寄せてくるので、やっぱり死後の処理って大変だよな…と再認識。
コラムという形で章の間に紹介される実践知識は勉強になった。家族投信、ペットの生涯施設など、初めて知ることがいくつかあった。
ただし全体的に、実務的な面よりも、筆者のエッセイとしての側面が大きい。「50代女性」と聞いて想像する円熟さみたいなものは薄く、正直言うと少し稚拙な雰囲気は感じた。けれど、それがかえってリアルなのかも。両親を想う時、一人の子どもに戻ってしまう、みたいな。
特に終盤では筆者の半生が語られるので、ちょっと面食らってしまう。同じような人生を歩んできた読者にとっては、なおさら本書に引き込まれてしまうとは思うけど。
それでも終活系の本の入門書としては、悪くないではないかと思った。少し、心の準備をさせてもらえる感じ。文章に携わる仕事をしているだけあって読みやすい。タイトル付けも巧すぎる。
あと、この事が起こったのが2020年。出版されたのが2021年ということで、コロナに関する当時の空気感も感じられた。東京から地元に戻ることがあまりにも憚れた当時。この時期に、死後処理をすることが、輪をかけて大変だったことが分かる。
(書評ブログもよろしくお願いします)
https://www.everyday-book-reviews.com/entry/2022/05/09/%E3%80%90%E7%B5%82%E6%B4%BB%E5%85%A5%E9%96%80%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%80%91%E7%88%B6%E3%81%8C%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%82%8A%E3%81%A7%E6%AD%BB%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%84%E3%81%9F_-_
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「介護や相続について、親が元気なうちから備えておかなければならなかったということです。私の場合も、事前に手を打っておけば対処できたことがいくつもありました。」7頁とあり、認知症や急死などを想定すると、親と会話が成立する時間は限られたものなのかもしれないという不安を覚えました。親族の連絡先さえ、親が知っているだけになってしまっていることなど、あれこれの場面を自分に置き換えて読んでしまいました。
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一人暮らしの父と重なり、読んでて苦しくなりました。いろんな覚悟が必要ですね。また数年後に再読します。
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「日経xwoman ARIA」で読んで、ちょうど自分にも介護問題が発生しつつあるときだったので、興味をもって読んだ。
起こった出来事はなかなかにすさまじくて、それだけでも読み応えはあるのだが、個人の体験に終始しているというか、困った状況を解決するための手立てや社会的な問題点を追求していこうという感じがあまりなくて、ノンフィクションとしては物足りないものを感じた。
文体もあまり好きになれず。自分が上京してきたときのことを「片道チケットを握りしめ」というのは、読んでいてこちらが恥ずかしくなってしまった。