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甲子園の英雄と炎上監督の再会。あの夏の悲劇の真相は優しくも残酷だった…。秘められた球児の思いと結末は感涙必至。人間の真実を描き、予想もつかない真相が待ち受ける珠玉の短編集。
横山秀夫『陰の季節』を初めて読んだ時と同じような感銘を受けた。人間の行動にはすべて意味があり、真実は人の数だけあるが事実はひとつ。その事実が必ずしも知るべきことだとも限らない。
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帯のどんでん返し、涙の文に惹かれて購入。
どんでん返しは好きなので面白かったが、涙は流れなかった。
中を見ずに購入したら、まさかの短編集。
表題作のエースの遺言より、ジョーカーが個人的に一番好き。
全ての作品どんでん返しなので、どんでん返し好きな私としては嬉しい書籍だった。
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胸を打つどんでん返し
帯にはそうある。4つの短編のうち、食中毒とタイムカプセルのお話は、たしかに胸を打つ作品だと思う。決して、表題作と出世競争のお話が悪いわけではないが、先の2編が好みかな。
食中毒がシンプルでストレートな感動作かな。タイムカプセルは、ヒロインを隠す意味がイマイチわからない。5年後の感動が少し薄れる感じかなぁ。とても良い感動作なんだけど、真実の見せ方に切れ味がない気がして残念。いい話なんだけどなぁ。
とにかく、図書館で帯に魅かれて借りた本。なかなか良かったので、作者さんの他の作品も読みたいな。
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久和間さんの短編集。
・エースの遺言
・秘密
・ジョーカー
・約束
伏線やひねりもあり、どれも味わい深い作品です。
最後のどんでん返しは、見事ですね。
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どんでんがえし系の短編4作。
表題作・エースの遺言(野球)
・約束(駅伝)
どちらもスポコンで残念ながら話題に没頭できない。
・ジョーカー
これまた出世争いにまつわる話しで興醒めする。
そもそも飲酒はどう描いてもダメでしょ。
負けず嫌いでもないし、スポーツもしない私にはちょっと退屈などんでんがえしとなってしまった。
・秘密
悪くないんだけど、もうちょっと…通い始める動機も展開も少し弱い気がした。
『心に染みるどんでん返し。そして涙』
と帯にはある。
うーん。泣ける話になりそうなのに感情の高まりを迎えるその前に終わる。と言う感じ。
ストーリーは決して悪くないのだけど、全体的に〝まわりくどい〟と感じました。
多分…この作者さんの文体が私好みでないんだと思う。
今年の24冊目