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普通に文だけ読んだらJ Kとは思えない。。高校生の時期によくわからない国に行くってすごい経験。しかもインド料理屋は沢山あるのにインドについて知ってるようで何も知らなかったからすごく興味が湧いた。そして行動力も観察力もあってすごい面白かった。
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出版甲子園に出品した高校生の作品。リアルな体験を今どきの言葉で書いていてとても面白い。作品としてコンプリートなものではないと言っているけれど、それもまた高校生らしくて良き。
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まずタイトルに惹かれて。
最初は軽妙な文章が、面白く。インドも興味深く。
でも最後は、そうか、それを伝えたくて本を書いたのかと泣きそうになりました。
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ブログを読んでいるように気軽に読める。
インドには行ったことがないので、著者と同じ新鮮な気持ちで読めた。
インドに到着した時の衝撃、目の当たりにするあからさまな格差などの描写がわかりやすい。
著者がまだ14歳という若く素直な時期だからこその感想や、無意識に自分が持っていたイメージ(インド人=ターバンのおじさん)が誤っていたと素直に認めて、上っ面な意味ではなく、真の意味での多様な価値観を持って成長していることが本当に素晴らしいことだと思った。
お手伝いさんであるブミちゃんが”分数”の概念を知らず、自分の常識が常識ではないことを知る場面では、読んでいてハッとした。勉強できる環境が誰しもが得られるわけではないことも痛感した。
あとがきで著者が14-17歳という若い時にインドを訪れたことがよかった、とあったが本当にその通りだと思う。若いからこその、自分なら世界変えられるかも、といういい意味での自惚れがあるからこそ、変に言い訳などせず他者のために動けたのだと思う。
日本にいると、「いい学校」に行って「いい会社」で働くことを目的にしてしまいがちだが、そもそもなぜいい学校に行かないといけないのか。なんのために勉強するのか、私自身即答できない。金銭的には豊かだったとしても、人として心豊かに生きられているだろうか。
今一度自分の人生を見返すきっかけになる本だった。
タイトル以上に、深い気づきを与えてくれる本だと思うので、多くの人におすすめしたい。
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自分が常識と思ってるようなことは
何度でもぶっ壊したほうがいい
追体験できる
こういう本こそ
読書の醍醐味✨
作者の力にも脱帽!!
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インドというと、ターバンを巻いたおじさんがカレーを食べているイメージが強いですが、「ターバンおじさん実はレアキャラ」で私の偏見もすぐにぶっ壊されました。
その後、あらゆることで作者同様ぴえん超えてぱおん。…いかに自分が井の中の蛙だったのかがわかりました。
この本はJK×インドというミスマッチだからこそ楽しく読めたのかもしれません。(タイトルがもし『おじさん、インドで常識ぶっ壊される』だったら読んでなかったかも。(((^_^;))
もちろんJKなら誰でも良かったわけではなく、「my bit」=自分にできることを実践した、熊谷はるかさんだからこの内容を書けたんだと思います。今後の活躍に期待!
***
ちなみに、どこかで見た表紙と思ったら『出会い系サイトで70人~』の出版社だったんですね(略し方が微妙)。さすがです。
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「なんで私がよりによってインドに……」といった始まりから、「インドで出くわす予想外のできごとにびっくり!」みたいなメインパートに入っていくわけですが、後半に差しかかって読み進めていくうちに、なるほどこの作者は本当はこういうことを日本の読者に伝えたかったんだ、と知り、感心させられました。軽快なレトリックもさることながら、芯をつくことを後半にもってくる構成は見事です。インドの(そして日本を含む世界の)貧困問題に目を向けるきっかけを与えてくれた本書に感謝したいと思います。
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俗っぽいタイトルと、ポップな表紙に騙されがちだけど、中身は随分深い。自分は結構面白エッセイを期待して読んだのだが、インドのカースト制や人種差別、子供の貧困や薬物乱用など社会的問題にも触れていて、真面目に考えさせられた。もちろん校正もあるのだろうが、高校生でこの文章力。おみそれ。
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インドのことを全く知らなかったからとても新鮮で面白かった。
ストリートチルドレンの話はとてもリアルで現実とは考えられない日常があることを知った。
様々な面で知識を得る機会となってとても良い作品だった。
ただ、タイトルのポップさと内容にギャップがあって想像してた本ではなかった。
もちろん楽しめる内容だとは思うけど、終盤は読者にインドのことを訴える内容となってるので、一般教養の本として書かれてる。
インドのことを紹介したり、訴えたりする内容の為、JKがインド生活でどのように苦労したとかはあまり書かれてない。
英語をちゃんと話せるのか?と言うのはとても気になってたが、ほとんど触れていない。
言ってしまえばJKであること自体そこまで関係ない気もしてくる。
それでもキラキラしてるような日本のJKが世界の問題に真正面から向き合って何か行動を起こしたい!と感じることは、大人が言うよりインパクトがあって衝撃を感じる。
インドに限らず外国に興味を持つきっかけとなって、読んで良かった作品。
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表現力と観察眼が素晴らしく、インドの風景が目に浮かぶようだった。インドで過ごす中で、ストリートチルドレンや様々な格差を目の当たりにする。肌の色の違いについての考え方が素敵。高校生ならではのまっすぐな感性がスッと心に入ってくる。
著者の熊谷さんは、私と同い年だった。私が日本でぬくぬくと高校生活を送っていた中、インドで沢山色んなことを考え、経験していたと思うとすごい…
〈audible〉
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インドに行った事はないけれど、彼女の文章を読んでいると、自分がその場にいるような気持ちになる。
埃っぽさとか大勢の人や動物から立ち上るエネルギーが渦巻く感じがぶわーっと押し寄せる。
多感な時期に日本ではなくインドで過ごした事を、忘れないうちにきちんと文章に落とし込み、その文章を読んだ人に影響を与える。
私もしっかり自分の事として考えていきたい、と彼女の文章を読んで強く思った。
コロナの前と後では世の中の成り立ちも変わってしまったけれど、それでも気付いているか、目を背けるか、は大きな違いがあると思う。
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高校生のうちにこんなに常識を覆されるような体験ができて羨ましいと思ったと同時にすごくしっかりしたお嬢さんだなぁと思った。こく普通の女子高生なんですよ、と端々にそういうことを書きつつも、かなり論点は鋭い。
とても面白くて自分の娘にもこのくらいの年になったら勧めたい、と思ったけどその頃はコロナという存在もきっと昔のヤバかった伝染病といわれ、インドはどういう姿なんだろう?昔の話すぎて全然面白くないとか言われたらそれもそれで嫌だな。
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ある日突然、インドに行くと言われたら。
それもいつ日本に帰ることになるかは分からない。
ある程度の大人でも覚悟を決めるだろう。なぜなら、インドでの生活だなんて、日本では想像できない。タピオカキラキラJKを夢見た彼女。それは叶わず、インドに行くことに。
彼女は彼女なりに壮絶な人生を送っているんだな。と。ラストはかなり苦しくなったけど、それが現実で、今現在も存在する世の中だ。日本でもあれだけ、ヘイトや失業者が増える中で、インドでの当時は想像もできない。
問題意識を持ち続けることは疲れるし、大変だけれど、今もそれを改善するために走り回っている人がいることを思い出して、踏ん張ろうと思う。
簡単に私も彼女の経験をしてみたい!だなんて言えないけれど、間違いなく、彼女にとってはターニングポイントになっただろうし、これからもインドでの生活は彼女を支えてくれるだろう。
本にして残したいと行動できた彼女はインクレディブルインディアンだ。
自分の肌色を好きになれない、インド人の友達
『本来「ちがい」は許されるべきものではなくて尊重するべきものだという理解が、「みんなちがってみんないい」ということばの真の重みであり、あたたかみなんじゃないかな。』
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インドに行ったことがある人やインド紀行の本を読み漁ったことがある人は、序盤は「インド旅あるある」として楽しめるし、インドに滞在したことがない人は最初から最後まで異文化に対する驚きの連続で、これまたとても楽しめる。
後半はポップな文体のままヘビーなテーマも扱っていて、著者な素直さを眩しく感じる場面がたくさん出てくる。
文章は大人も子どもも関係なく書く人の心がまるまる取り出されたものなんだろうなと思うけれど、この本の根幹にある「JK」という部分から溢れ出るパワーを感じた。
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読みやすい。噛み砕けた口調風、しかしまとまった文章になってる。普段エッセイ系を読まないが、小説のように読めた。
父親の転勤によりインドで暮らすことになった著者。ネットで調べてもインドのことはイマイチ分からない。イメージにあるのはカレーとターバンを巻いた人。どんな生活になるのか、まったく想像できない。
題名通り、常識が壊されていく。いかに自分が偏見をもってきたか。今までの「当たり前」は、実は恵まれていたことだったと知る。
日本では贅沢だと思われる使用人だが、その職があるおかげで生きていける人達もいる。インドで使用人という職は、多くの人にとっての命綱なのだ。
クレヨンなどに当たり前に入っている「はだいろ」。インドに行くことで、当たり前の色ではなくなった。インドにはさまざまな肌の人がいるが、白いほうがいいという考えのよう。
日本では当たり前のように教えている薬物やタバコ、アルコールの恐さを、貧しい子どもたちは知らない。知らないと、改善しようもない。
著者の考えも立派。カーストや貧困を知り、ボランティア活動にも力を入れる。インドの現状を知り、自分に出来ることを考える。皆が皆、同じようには考えられないだろう。
もちろん暗い話ばかりではない。人々の明るさ、美味しい食事、動物との共存。日本では経験できない生活を知ることができる。