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にじいろ先生の優しい話し方が伝わってきた。妊娠したことを伝えられない生徒、性の正しい知識、学校の先生の役割について考えた。
学級文庫や図書館、保健室に置いておいて欲しいと思った。
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〇学校できちんと教えられていないということは、大人も正確な知識や情報を知らない場合が多いのかもと思いました
←時代的な差もある
自分が正確な知識を持ち、相談相手になれるように
また、本棚にあるだけでも、子どもたちが知識・情報を得られるチャンスに。
〇Q&A方式なので、気になるところをピックアップしやすい
◎いまだ日本では性教育がタブーとされている。妊娠は女性だけの問題ではなく、男性の問題でもあり、社会全体の問題である。
本書がだれかの力になればと発信する。
1:妊娠したかも、どうしよう…
・誰にも相談出来ない
・自分を責める女性
・性の知識の無さ
…性の情報源がネットと友だち、そしてAV
・妊娠の背景
・妊娠したかの判断はネットでは出来ない
・妊娠検査薬
・妊娠が分かったら
妊娠健診の流れ
・自分がハッピーになれる選択を
「セクシャル・リプロダクティブ・ヘルス&ライツ」
…すべての個人とカップルが、子どもを産むか産まないか、産むならいつ産むか、何人産むかを自分自身で決めることができること
…周りの人間は自分の価値観を押しつけない、選択肢を示し、情報を共有し、一緒に考える
☆産婦人科へGO
2:人生を守るための性の知識
・日本の義務教育では、性交・避妊・中絶を学ばない
・コンドームをつけていても妊娠するのはなぜ?
…コンドームの使い方
・彼氏がコンドームをつけてくれません
・外に出したから大丈夫?
・安全日、危険日っていつ?
・ピルってからだに悪い?
・コンドームとピルしか避妊法はないの?
・アフターピル
・付き合っていたらしてもOK?
…性的同意、性的同意年齢
・中高生と大人が付き合ったらダメなの?
・性的被害にあったら、どうする?
・日本では同性婚が認められていないの?
☆暴力や権利に鈍感だった私
3:「産まない」という選択
・自分で中絶って出来ない?
・中絶は女性の権利
・中絶ができる条件と時期
・中絶にかかる費用と手術の方法
・中絶後のからだ
・中絶後の心のケア
・卒業生からの手紙
☆性の会話を日常に
☆「いのちが大切」よりも「あなたが大切」
4:「産んで育てる」という選択
・産むと決めたら
・学校や仕事は?
・出産にかかる費用と制度
・だれと育てる?
・母子生活支援施設
・父親にできること
・子育てがつらいと感じたら
…困ったときは
5:「産んでたくす」という選択
・産みたいけど育てられない
・「乳児遺棄で女性を逮捕」のニュースを見るたびに
・特別養子縁組
・乳児院と里親制度
・社会的養護の現状
・子育てはだれがするもの?
☆①知る ②尊重する ③相談する
・用語解説
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大人も性教育の学び直しが必要だと、この本を読み終えて思った。
自己決定権・同意・セクシャルリプロダクツヘルス&ライフという言葉が気になった人は是非読んで欲しい。
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自分の身体を大事にするには、先ずは自分の心を大切にする事、読んでてそう感じたし、いざという時に話しづらい事を話せる親子関係が大切である事を痛感しました。妊娠してる事を責めるのではなく、先ずは受け止める。親子関係が破綻してたらできない事、ですよね。
トイレで産み捨てました、という悲しいニュースも、決して本人は産み捨てたくなかったんだと思うし、誰にも相談できないという悲しい結果から招いた事も一つであるかな、と。
性教育はとても大事なんだけど、学校が積極的でなかったり、日本って遅れてるな…とつくづく思う。
大切な事が書かれてた。
「中絶は女性の権利。選択肢のひとつ」
なかなか言えない事です。出来れば伝える機会が無い方がいいですが…中高生が居る家庭にはあっても良い一冊かも。
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だれが読んでもわかりやすく勉強になる性教育の本。
妊娠の確認、性交、避妊、中絶、性被害、出産したあと子供をどうするのかについて図解を用いて正しい情報がたくさん書いてあった。
Q&A方式で書いてあって、とてもわかりやすかった。子供たちは、想像をこえるほど性知識に乏しくて驚いた。教えないようにしている日本自体が悪いと思った。性に対してどんな判断をしようか迷う時や行動をする時は、「正しい知識を知る」「自分も相手を尊重する」「相談機関でもいいから相談する」がとても大切だと学んだ。
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国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11510549
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10代の妊娠って良いイメージを持っていないが、読んで本人達の焦燥感や絶望感が伝わってきた。
特に「中絶は権利、選択肢の一つ」という言葉が印象的だった。でもどうしても罪悪感とは一生付き合うんだろうな。
やっぱり女性は不利だなと思う。
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10代の妊娠に関するあれこれが質問や相談形式で書かれている。子供だけでなく大人も『子どもの現状』を知るためにも必要かなと思う。
私もだけど、「いつその知識を得た??」と思うことは多いし、学校で教えられたわけではないという事は分かるけど……というものがほとんどで、『いつどうやって知ったのか』は覚えてない。なので、『知らなかった』とか『誤解していた事』というものを大人は覚えてないと思う。その『子供が知らなかった』『子供が誤解している事』も含めてこの本には現状での正しい情報が書いてある。
知ってる事も知らない事もたくさん書いてある。特に妊娠に関する誤解は……突っ込みどころ多すぎるけど、アダルト作品はそうだしそう思った気持ちはわかる。
そして、大人もその誤解をしてる人間が多い。
愛してるなら付き合ってるなら、セックスする……というのが、そのいい例だと思うので、まずはそこから間違ってると知って、『性的同意』を得てねと思う。
10代でなくても、読むと良い本。
基本的な妊娠、出産までのあれこれが書かれている。