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日本全国には福を招く縁起物が数多くある。
神や仏の存在を身近に感じられる「ラッキーゴッド」を紹介。
第1章 庶民崇拝のシンボル 第2章 伝統信仰の神々
第3章 町田忍の開運散歩 第4章 千客万来のアイテム
第5章 日常空間のラッキーゴッド
資料画像多数だが途中からモノクロに。参考文献有り。
寺社・仏閣や祭礼等の授与・販売の品というアイテムよりも、
図像や意匠等のアイコン的なものを多く取り上げています。
ビリケンさん、道祖神、だるま、鯱鉾、鶴亀、富士山、七福神、
龍、河童、麒麟、狛犬、地蔵、天狗、狸の置物、熊手、福助、
仙台四郎、鬼瓦、デパート神社、招き猫、金精様、唐破風、
神輿、正月飾り、角樽・菰樽、千歳飴、赤飯、鯛、祝儀袋、
燐寸箱、酒票・・・庶民文化の観点から選んだ、縁起物の数々。
それらにまつわる始まりや歴史、御利益、関わる人々等、
エピソードと蘊蓄を交えながら、楽しく紹介しています。
市井の人々の願いや思いが生み出したモノが多く、
日本ならではの生活習慣や信仰と結びついていて、
身近にある縁起物になっていったのだなぁと、感じました。
開運散歩は、著者ならではの視点満開。
三か所とも歩いたことがあったので、見方を変えれば
こういう発見もあるのかと、ちょっと驚き。