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面白かった。ヘルシンキ大の進化生物学者。
マダガスカルでネズミキツネザルのパラサイトリサーチの話やら、リサーチャーやらの小ネタなども盛り込まれていて、とても面白い。が、やはりパラサイト系はほんまに怖いねぇ。研究者には感謝しきりである。
感染症やパラサイトは生まれた時から身近にあったとはいえ、実際にものすごく気にするようになったのは、大事件(その言い方もナンなんだが)がきっかけではある。子供の頃に地元でコレラが流行った、というのが私の思う意識の目覚めかと。あと、予防接種を受ける時はパラサイトを意識するねぇ。小さい頃はたくさん接種しましたが、大人になってからは減ったとはいえ、なくなりはしない。ガタに引っ越す前は、狂犬病や破傷風なども受けてたし、今は毎年のインフルエンザ予防接種とコロナ予防接種がこれからルーチンになるんかと思う。渡航するようになると、その都度その国に合わせた予防接種も必要だし。そういえば、目に見えないウイルスなんかだけでなく、ギョウチュウ検査もありますねぇ。コロナのおかげでいろんなパラサイトに曝露する機会が減りましたが(個人比)、またぞろ増えてくるとは思う。普段から、多分比してパラサイトに触れる機会が多い行動様式なので、衛生管理には注意して行動しておりますな。たまに腸内フローラの研究のお手伝いをする機会があったり、自身もここ数年シラミバエやマダニに注目しているので、大変興味深い読書となった。研究者の日常話は面白い。
LOPUTTOMAT LOISET by Tuomas Aivelo 2018
I なぜ感染症があるのか
II どこから感染症はやってくるのか
III なぜ人間はこれほど多くの感染症を持つのか
IV なぜ危険な感染症とそうでないものがあるのか
V いかに感染症から逃れるか
VI なぜ特定の感染症は撲滅できないのか
VII なぜ新たな感染症は次から次に生まれるのか
VIII 環境はどのように感染症拡大に影響するのか
IX コロナウイルス大流行が世界を大混乱に陥れた
X 人間は感染症無しに存在しうるのか
ギニア虫には会いたくない、、、