紙の本
疫病編、クライマックス
2022/11/01 18:40
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投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る
破滅への道に進んでいると知りながらも聖女であり続ける彼女の独白シーンが好きでした。そして、そんな彼女に寄り添ったエリーが尊い。
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隣国の王子アーヴィン様に助けられ襲撃を逃れたエリアーナはクリスに預けられた情報を元に灰色の悪魔の治療薬を求めて奮闘する。
倒れた王の代わりに采配を振るうクリストファーは王都を離れられない。エリアーナの生死は未だ不明のなか、エリアーナを貶める憶測、婚約破棄そして聖女ファーミアとの成婚の噂。仕掛けられた陰謀に拳を握りしめ耐える。
思うままに行動するエリアーナと抑圧され動けないクリス。しかもエリアーナの側には恋敵アーヴィンがいる。この巻のクリスはずっと苦しい。この話のヒーローは騎士でなく第2第3皇子でもなく、唯一の王太子で、こんなにも動けないのかと可愛そうでなりません。
その分だけ夜半の再開のシーンは切なくて心に響きます。
個人的にはアーヴィンにはもっとぐいぐい来て欲しい。次巻に期待。
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クリストファーのいる王都から離れて、流行する病に立ち向かっているエリアーナ。自分がどう思われているかなんて二の次にして、人々を助けようとするエリアーナは、無理しないか心配な反面、応援もしたくなる。クリストファーは、早く戻ってきて欲しいと思っていそうな気もしたけれど。建前ではなく本心で周りの人を助けたいと思って行動しているエリアーナ。今まで本から知識をフル活用した時の力を見せつけられた気がした。
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行きがかり上、マンガを読んだところ、いろいろと細かい部分が気になってしまい、原作の小説版を読みました。表紙絵が可愛らしすぎて本棚に並べるのは抵抗があったので電子書籍で購入。女子中学生時代に友だちとあれこれ想像してうっとりしていた時のことを思い出し懐かしくなりました。
主人公以外の登場人物の心の動きもしっかり描かれています。シナリオも作者がしっかりと作り込まれていて、読み応えあり。この世界に対する著者の愛情と熱中している様子がひしひしと伝わり、とてもよい読後感でした。
文章は一部不思議な言い回しも見られたりしてかなり荒削りだと思いますが、あまり推敲し過ぎるとこの作者の良さが損なわれるように思います。ぜひ気にせずにこのまま次作を描き続けてくれれば。よく読まないと振り落とされそうになりますが、この躍動感も魅力の一部なのではないかと。
個人的にはマンガを読んで、ジャンが魅力的に思っていたところ、本編は一部中心的な役割を果たしていたのが嬉しかった。次回作に期待できそうな伏線も最後にしのばせてあったので、以降登場するようなら続きを買うかもしれません。
ちなみに、最後のエリアーナとクリスの逢瀬の後、エリアーナをつけてきたと思われる足音のエピソードの伏線が回収された場所が見つけられず…。どうも、ジャンとは落ち合ったようですが、繋がりがおかしいので、読み落としているのか、次回以降で回収なのか気になります。
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エリアーナが思った以上に活動的でちょっとびっくり。
ジャンが戻ってきてくれてホッとした。
もうここらで充分めでたしめでたしとなりそうなのに、まだ続くということは二人の春はまだまだ先か……