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93これまで超ハードな展開が多かったが、今回は一転して主人公は女性で、よく分からない陰謀との対峙という新たな取り組みで面白かった。バンバン銃声がするのもいいけどこれはシリーズになるよね。期待してます。
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驚いたのは、歴史物ではなく、刑事物だったこと。設定には、独自性はあるものの。スポーツもギャンブルも、普通にこなれていた。
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あらすじ
東京オリンピック後に開催されるマラソンレース。国際的な公式ギャンブルも関わる。他にも、各メーカーが最新技術で開発したシューズ、ウェアのお披露目の場にもなる。優勝候補の一人、嶺川選手が脅迫される。警察は横断的な捜査を目指し、プロジェクトチームを立ち上げる。その中の班の一つ、リーダーは下水流悠宇、29歳女性。学生時代にフェンシングの強化選手にも選ばれたが、故障で断念。警官になったのだった。
テロ行為を捜査する警察官の話。ただ、ジャンルはお仕事小説の印象。下水流は若手で、まだまだ学ぶことが多い。年上の上司の処世術や、今回初めて上司になって、苦労した。むしろ、班員に気を使わせてしまった。確かに、ラスト乾参事官がいう「40点」のできばえと言える。ただ、読んでて思ったのは、下水流って相手を否定する場面がなかったということ。「そういうものか」とか「なるほどな」と云ったニュアンスの反応が多かった。ストーリーには、オリンピックスポンサーの利権とか、各スポーツメーカの競争とか複雑に絡んでいたが読みやすかったのは、主人公のキャラクターによるものかも。
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日本最速マラソンランナーへ脅迫状が届いたことから、彼が出場する東京WCCRへの妨害等阻止する為組織された警察庁特別組織MITへ召集された下水流悠宇(おりずるゆう)のその部下、彼らの上司やランナー所属の団体等を巻き込んでの大会開催までの行動を悠宇の語りを主に綴った話で、世界的な犯罪で気が遠くなるかと思ったが、彼女の行動や心情の吐露が馴染み深く、親しみが湧く。犯罪組織の動きがちょっと甘いけど、これは犯罪小説ではなく、バディモノだなとすっきり爽快感を覚えた。