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最初はザッくんに寄り添って応援するかのように読んでいたが、確かに後半で指摘される点が鼻につくようになってその後の展開がなんだか残念だった。残念ついでにホテルジューシーを読んでいなかったことも。15年も前に書かれた作品だがとても気になる。ザッくんと友人たちはどうなっていくのだろう。自分から行動したり、他の人の意見に耳を傾けたりできるようになっていくのか親目線で見守っていきたいけど、 続編あるのだろうか。
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2024.6.12
シリーズ前作のホテルジューシーが面白かったので楽しみにしてた2作目
前作は沖縄のおおらかさと包容力で主人公の頑なさを包み込むような心地よさがあった。
今作は自分の居場所が見つけられないミックスの男の子が家父長制や基地問題など沖縄の影の部分を目の当たりにすることで自分の中の弱さと向きあわざるを得なくなるちょっとしんどい展開。
ホテルジューシーの続編に何を期待していたかによって読後感は変わってくるなと思う。
ホテルジューシーの面々のキャラの濃さが少し控えめなのがちょっと残念だったかな。
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図書館で借りたもの。
暗黒の少年時代を過ごした青年ザッくんは、沖縄の安宿・ホテルジューシーでバイトをすることに。待ち受けていたのは、おいしい料理と超アバウトなスタッフ、癖のある宿泊客たちで…!?
「ホテルジューシー」続編。
前作の主人公・ヒロちゃんが残したマニュアルが出てきた!
お客さんの問題や謎を解決していくオーナー。
“「不満そうな態度や、不自然な行動。落としたメモに、不審な電話。人は、そういう小さなカケラをポロポロこぼしてるんだよね。わかって、気づいて、って。だからそれが見えたときは、ちょっとサービスしてる、みたいな」”
家父長制や混血による見た目の違い、沖縄の基地問題などが出てきて考えさせられた。
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沖縄情報がちょこちょこ挟み込まれ、気分はのんびり南国でした。謎解き要素もあって飽きずに読了。アマタツらの手厳しい言葉にザッくんは落ち込んでいたが共に成長してる証拠だ。続編を読みたい。
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ミックスということで嫌な目にあうことの多かったザック。沖縄のホテルでバイトをしながら知っていく自分の中の固定概念や沖縄の光と影。基地の問題は知っていたつもりだか浅かったし、強い家長制度についても初めて知る。情報が柔らかく入ってくる。
オーナー代理のアロハシャツの柄が楽しめる。アロハシャツにも憧れるけど、着る機会が無いです。
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残念な少年時代を過ごし、暗い感じの主人公・ザッくんの、沖縄の安宿での奮闘・成長期。
沖縄のいい面だけでなく、戸惑う面など、沖縄が大事にされた物語です。沖縄の基地も、ただ批判しているだけの意見ではなく、本当に沖縄の方の目線に近いんだなと感じました。
最後は、ザッくんがただ前向きになる話ではなく、沖縄で出会った様々な人々から、彼の考えを根底から見直されていきます。
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ホテルジューシーの記憶が全然残っていなかったので残念でした。先に再読しておけばよかった。でもそこまでの関係性は無かったみたいなので十分楽しめました。
数か国の血が入っているザックの成長がメインの優しいお話ですが、終盤での彼への衝撃は結構他人事じゃなかったかも。受け身で自分からは働きかけない性質は僕自身も持っているので・・・。やはり自分をしっかり持って相手と対峙することが、分かり合う第一歩という事でしょうか。
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沖縄といえば、まさに観光地。
今まで一度も行ったことがないから、
いつか行きたい行きたいと思っている。
この本を読んで、
また一つ沖縄について頭でっかちになった。
早く行って、この目で見たいものだ。
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14年振りのホテルジューシー続編。実態はよく分からないが、沖縄を新たな目で見させてくれる作品。ただ、主人公がどうも共感できずイラついてしまう。もっと気持ちよく読みたいんだけどなあ・・・
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この人の作品の中でもホテルジューシーが舞台の本はそこはかとなく暗いというか、少し他の本より重い話な気がする。沖縄っていう土地柄なんだと思うけど、読めばその度に新しい知識が身に付くんだけど、ちょっと悲しくなる。
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ホテルジューシーを読み直してから、この本へ。主人公の性格が違うからか、面白いんだけどちょっとしんどかった、かなあ。途中から「きっとこうなる」と思って読んでいたことがあって、そのせいかもしれない。沖縄、行きたいなあ。どこかに行きたい。
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青い夏の青い少年のちょっとしょっぱい成長記って感じかな。
いやー、人によっては他の方が仰られているように心にクるものがあるかと。
ちなみに私はクる側でした笑
読んでる側としては彼の生い立ちもそうなった訳も思考もわかるけど、普段じゃそうも行かないからね。
職場に彼が来たら「なんなん!」ってなるかも。
でも彼はまだ大学生。
10代前半のひと時の約束に依存して固執して、それをずっと願って信じてる。
物語じゃ美談かもしれないけど、そうは行かないよね。
時が経てば考えも環境も変わる。
高校の時『ずっと友達』とか言っててもそれが続いてる人は少ないだろう。
(逆に何年も続いてる友情があるならそれはほぼ奇跡なのでは?)
『強い人とは依存先がたくさんある人だ』
きっと沖縄がその一つの依存先になってくれるはず。
ひと時の約束にしがみついて依存してた彼が一皮剥けて、部屋の中から玄関に移動したって感じかな。
彼はきっとこれからも悩むし、投げやりになるかもしれない。
でも沖縄に行けば大丈夫なんじゃないかなと思う。
青い夏の青い少年のちょっとしょっぱい成長記って感じかな。
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前作をほぼ忘れていていますが、続編嬉しい。
今回はホテルに新しいバイト君が!
あまりに自己評価が低くて逆にいらっとするんですが、さもありなんという気もして。
ちょっと楽になれたらいいね。
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沖縄の色々な問題が見えてくる。家父長制も基地問題も。今まで知らなかったし、知ろうとしなかった。ザッくんと同じように生きてきた私にはザッくんが言われた言葉が刺さった。それでもヤケにならずに前へ進んだザッくんはえらい。沖縄は楽園ではないかもしれないが、ラストにまた来ようと思えるほど成長したザッくんが良かったよー。
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久々の現代小説(?)
幾つのも血をミックスした日本生まれ、日本語しか知らないいじめられっ子のザンパ(残念な天然パーマの意)
いじめは時に壮絶で、曖昧な笑みを顔に張り付かせ、やり過ごして育つ。子供時代は太っちょのロシア人。
ある日地方都市の大型スーパーで、人と交わるのが苦手な同じ匂いをさせた二人の少年と出会う。
親が無く、ゴミ屋敷と化した家にお婆さんと住むゴミ(ゴミ屋敷の意)→ゴー(三人の中の呼称)
幼い頃母親の運転で事故に遭い頚椎に怪我、それからまるで天気予報のように悪天候に反応し痛みが出るアマタツ(言葉通り)
いじめられっ子特有の3人は親友となる。毎晩のように大型スーパーを3人で歩く。
歩くようになって標準化した体型のザンパ改ザック(三人の中の呼称)
家庭が安定して大学に行くことになったある春休み。
賄い付きと、人に合う仕事出なかったことで長続きしていた弁当屋のオーナーが手術で2ヶ月休業。
それを機会に沖縄の小さなホテル「ジューシー」で働くことに。
沖縄で出会う人々や
客とのやり取りで、ザック(店ではザッくん)は成長してゆくのだが。
楽園のような気分で出かけた沖縄だったが、
実際に行くとその家長制度は色濃く、
あの有名なお墓は独身女性は入ることが許されない。
無論、出戻りも入れない。
沖縄を圧倒的に占める基地。
すぐに腐ってしまう気候で缶詰食品、保存食品の最大限の利用で食文化が形成。
ザックはここでのアルバイトを通して、人との交じり方を学び自分を見つめ直す。