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大変勇気づけられた。
経済とは生きる方策ではなく、生きることそのものである事。
気持ちよく生きる事、というのが肝だと思う。
人に命じられたり、コントロールされる事に疲弊してる人間には非常に響く。
アナーキズムが基調でありながら、世の成功法則のエッセンスと全く矛盾しないのはほんとすごいと思う。
結局自分を完全に愛するという覚悟が一番の難関なのよ。バカになれ。
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経済とは「流れ」、流れるためには楽しくないとダメ、ということでスラスラ読める。しかも音読すると楽しくなってゲラゲラ笑ってしまう。
読み終わって、では何が学べたか?というとよく分からないのだが、体の中を爽やかな風が通り抜けたような気持ちになっている。
「それでいいんです!」という著者の声が聞こえた気がした。
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ネットの公開でも読みましたが、紙媒体での再読でも、飲めるように読める!
内容や言葉が小気味いいです。
非常に真理だ。
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常にそこが流れているか?を確かめている本。
そうだ、なんだか気分が乗らない時に、赤信号ばかりだったりする。なんだかそんなに相性が合わない人と店に行くと、サービスを間違えられたりする。こういった時には流れていなかったんだなあと本書を読んでいて思った。
共感して印象に残った部分を引用する
〜〜〜
だからね、この世の中にたくさんあるでしょ、有料記事っていうのが、あれは一切読まなくていいですよ。そんなところに世界のニュースは転がってません。お金を払え、ということは伝えたくない、ってことなんです、伝えられるような価値もないってことです。
つまりこれは経済ではありません。世の中すべての有料の記事はニュースでもないし、経済でもないんです。じゃあなんでしょうか?もう別にどうでもいいですね。つまり、世の中のすべての有料記事はその後に駆逐されるってことです。みなさんは絶対に有料記事を書かないでください。全部無料にしてください。
〜〜〜
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かなりスピリチュアル系に偏った「お金」の指南書。ネット記事で無料でも読めるんだけど、本になっていた方が読みやすいのでまとめて一気に読む。
しかし節約術・貯蓄的な物は苦手なので、自分に合っているし、読み物としてもとても面白く、感動的な部分もある。
実践的な手法があるわけではなく、お金に対する新たな考え方、マインドを教えてもらえる本。
坂口恭平氏の本は好きで何冊か読んでいるが、高校時代からかなり頭が良かったらしい(いわゆる学校の成績としての頭の良さ)その点はやっぱり自分と違うので再現性がないんじゃ、とも思うので多少マイナス。
最近特に、お金の多寡だけで人間の価値を測る様な世界の有り様に、疑問超えて嫌悪感すら持っているので痛快だった。
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お金とは何かというのを、生活者の視点から見ている。
生活には、何が必要なのか。
30平米の畑を耕し、3万円で建てた家に住む。
実験的にはこれで人は生きていける。
さらに、東京でも家を借りて月にいくらかかるのか、それを三万円と算出している。
本書では、お金の稼ぎ方は提示しない。
むしろ、稼ぐことをしたくないという態度を示している。
お金とは流れであり、その流れを一瞬でも止めることはストレスを感じるからダメだという。
何とかなるから大丈夫。
ゴールさえ決めてしまえば、あとは自然とたどり着く。
毎月、会社から自動的に給料が振り込まれ、そこから光熱費、家賃、通信費、クレジットカードの支払額と自動的に引き出されていく、お金。
そのお金の流れが見えず、キャッシュレスの推進で概念のようなものになりつつあるなかで、お金とは何だ。
態度ではないのか。
明らかなアウトサイダーの意見にも、それが間違っていないとは言えない、モヤっとしたしこりが残る。
そのしこりが、考えるということなのだろうか。
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自分自身が経済になる。経済=お金は流れが大切。
① 遅い・面倒くさいことは NG
② 気前の良さと器用さが必要
③ 怒らない。怒ったら流れなくなる
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経済を「愉快な流れ」として捉えた、一風変わったお金の本です。
経済とは全てがお金に関するものではなく、お金はあくまでその一部。お金が発生しなくても、楽しくて、流れていれば、それは経済です。
自分の経済を見つけましょう、というのが本書のメッセージ。
全く考えたことのない視点から経済を捉えていて、斬新だった。お金は必ずしも必要なものではなく、人はお金がなくても生きていける。必要なのは楽しい流れ。それさえあれば、生きていけるし、自然とお金も発生する(こともある)。
気が楽になるし、色々挑戦してみようという気にさせてくれる本だった。
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ほんとは『土になる』が欲しかったのに、5章を立ち読みして衝動買いした。その勢いに任せた結果、2、3時間で読み終わっちゃったな。それぐらい流れてた。最近の自分の考えと似たようなことを坂口さんも考えてて、自信持てた!
それに人間は複数だってことも俺は信じてたから、「テラスハウス」で松嵜翔平がいろんな仕事やりたいって言って周りに非難されてた時に違和感を持ったことも、間違ってなかったなって確かめられた。
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https://www.shobunsha.co.jp/?p=6037 ,
https://note.com/kyoheisakaguchi/m/mb57f73e298e2
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・どうしても自分の様なタイプの人間には「お金」という物に対して苦手意識がある。何かあまり考えたくない、というか。でもいつかは向き合わなければいけない、とも思っている。
・なので坂口さんのこの本を見つけた時、マジか!と思った。この作家のこのテーマなら俺、読まなきゃじゃん、と思った。
・結果から言うと、(当然)ビジネス本の様な現世利益を得られる様な物ではなく、ただ「お金」(を考える事)に対する罪悪感は無くなり、読み終わった後にはちょっとした感動があった。
・実に坂口さんらしい本だし、「お金」「経済」の考え方だった。
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経済とは流れであり、気持ちよくなければ流れないのであり、逆に言えば気持ちよくサクサクできるものが自分にとっての経済であり、先にお金を回収するのはダメ(流れが停滞してはだめ)、好きなことやって気持ちよく生きよう!
ってことですかね?
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運の要素が大きく絡むものであるから、模倣しようにもなんともできないところは勿論ある。しかし、著者の思索の肯定、心の持ち様など彼に共感を寄せる人には参考になるものでしょう。
「経済発展に伴い、幸福度が上がる」とは言えなくなった現代において、参考になる思考法ひとつかな。
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# 感想
この本はお金というか、自分の価値基準を持って生きていこうという本なのだと思った。
海外にバックパッカーとして旅行しているときに学んだことの一つに、これいくらと聞かずに、値段をこっちから提示して購入するというものがあった。だいたいぼってくるから、最初からこのぐらいだったら買うかと決めておいて、購入するのである。
これって当たり前のことのように思えるが、日本だと基本お店が提示した金額でしか買わないので、こういう考えは出てこない。つまり他人の決めた価格の上で動いているのである。偏差値や受験、給与や評価、諸々同じである。
自分の価値基準を持つには、自分ができることを見つめて、その範囲を広げていくしかない。その影響範囲が広い人もいれば、狭い人もいるし、日本円に変換できるものもあればできないものもある。ただそれは結果論であって、自分の価値があることがわかっていれば、その中で生きていくことで、倒れずに済む。そういうことなのかなと思いました。
# 抜粋
- 8万円だったらどうかな。三割は僕と付き合ってるギャラリーにあげます。ということは5万6000円です。一枚描いてそれだとあんまりテンション上がらないな。そんな簡単なリアクションで十分です。
いつも自分に聞いてみてください。10万円だと7万円。うーん。一枚売れたら、10万円以上入ると嬉しいな。じゃ、額装までしてあげて、でも15万円にしたらどうかな。10万5000円です。うん、なんか嬉しい。ということで、絵の値段を一枚15万円にしました。20万円にはしませんでした。もらい過ぎの感じがあったからです。
大事なことは、これが新しい独自の自分の経済ということです。(P.139)
- 油断しちゃダメです。慣れたら終わりです。常にドキドキワクワクの世界に連れ込んでください。(P.141)
- 自分で無理だって言うと、それはそのまま制限かけることになるんよ。だからこういう時にはパパは自分で自分に大丈夫、きっとうまくいくよって声をかけてるよ(P.177)
- 図書館に行けばいいんですよ。図書館は死んだ人の言葉だから嘘つかないっておじいちゃんに教わったので(P.256)
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死にたい人でお金を持っている人はほとんどいませんでした。これは死にたい、んじゃなくて、お金がないだけなのではないかと考えるようになりました。
才能とは継続すること
「生活水準は下げろ。自分の水準を上げろ」
「生活に必要な様々な量を知ると、不安がなくなる」
「イメージしている原型に近い、すでに流通している物質」を見つける。
経済とはお金ってことじゃなくて、人間関係ってこと
僕は仕事を依頼する時、頼んだ日に即日で全額払います。もらっちゃったら、やるしかないじゃないですか。いい仕事をするしかない。楽しいし、 やるしかないという 緊張感も持てる。むしろ、なぜ 出版社は作家に本を頼む時に即日で全額 印税を払わないのかが。わかりません もしかしたら馬鹿なんじゃないでしょうか。
人間関係もお金を稼ぐためにやっているだけで、プライベートじゃ会いたくないやつと一緒に仕事をしている人はみんなを助けることができません。
「大丈夫、きっとうまくいく」と自分に声をかける
人にお金は貸さないように。それは縁の切れ目になります。お金はすべてあげてください。あげたら、縁は切れません。
芸術家で絵が売れなくて、食べれなくて、バイトを掛け持ちで 色々やって体が持たなくなって死にたくなっている人がいるとします。その人は最終的に芸術をやめて、やりたくもない仕事に就職して、それで手取り20万円とかもらってどうするんですか?それの何が楽しいのですか?楽しくないとお金が手に入らないようになっているんです。
子育てだってそうです。
「こうしなくちゃいけないのよ!」とか教えても子供は変わりません。「大丈夫、きっとうまくいくよ」と言って、何にもそれ以上は言わずに、近くにいてあげたら、子供は何事もすべてを達成してしまいます。
「そう。無駄に稼ぎすぎちゃいかんよ」
「自然じゃないから。大きめの靴とか小さめの靴とか履いても心地よくないやろ」
「あれと一緒。自分で心地よさを決めるんや。その金額だけを獲得するってこと。それが経済」
これは1つの戦術です。正直に生きるってだけ。コツは絶対に嘘を言わないこと、絶対にお世辞を言わないこと、それを継続して、絶対にお世辞を言わない本気の人間だということを伝えていくことで戦術をさらに磨いていくことができる。